概要
先人たちの知恵や、現在研究されている「最善とされる決まった方法」を、今日では、囲碁以外でも使われている。
囲碁やオセロなど石を使うゲームや、一般用語では「定石」、将棋やチェス、象棋など駒を使うゲームでは「定跡」と表す。
わかりやすくいえば、しりとりの、しりとり→りんご→ゴリラ→ラッパ→パンツである。
新しいゲームでも、慣れていくと始めの“定石”がみえてくものである。
囲碁も将棋も最善、理想とされる決まった方法が昔から今でも研究されている。その通りに行うことができれば、五分五分あるいは、先手が有利になる(囲碁では先手が有利になっていき、先手へのハンディ設定が変化していった)。
定石(定跡)を知らない人よりは、知っている人の方が有利になるのはまちがいない。
しかし、実戦では、相手がその方法に合わせず、違った手をした場合に、冷静に対処する必要がある。相手の悪手を咎める能力を身につけないといけない。つまり、丸暗記ではなく、きちんとその手順の根拠を理解する必要がある。
わかりやすくいえば、英語の例文(定石)をただ丸暗記しただけでは、英語での作文や道案内には限界がある。
関連タグ
手筋(囲碁、将棋共通)