概要
機関銃用に布や金属製のベルトで横一列に並べた銃弾を繋げたものである。
「リンクベルト」や「ベルトリンク」、あるいは「リンク」とも呼ぶ。
弾倉式に比べると装弾数を大幅に増やせるが、一列に長く延びるので携帯性に劣る傾向がある。持ち運ぶ時は、よく体に巻き付けたり肩に掛けたりすることが多い。
弾帯をそのまま地面などに付けて銃を撃つと、弾帯に異物がこびりついたり、発射と装填動作の反動で弾帯がねじれたりなどで動作不良を引き起こす可能性があるため、大抵は弾帯を持つ補助要員を就けるか、銃の横ないしは下に弾帯ごと弾丸を収納する金属製の箱か布製のバッグ、あるいはドラム式マガジンを取り付けて運用する。
リンクの構造は初期の布製等のように最初から以後まで一体となったもの(非分離式)、短いものを繋いで長くするもの(半分離式)、1発1発バラバラで繋いで長くするもの(分離式)がある。
現代では半分離式か分離式が主流。
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レーション:ベトナム戦争当時、まだ登場したばかりであったM60は問題が多く、その一つが装填不良で弾帯を支える補助員が必要という事態に陥っており、手間を減らす為に現場ではCレーションの缶を補助のために銃へと取り付けていた。