2014年1月26日に配信された、進研ゼミのダイレクトメールに付属していた広告用漫画(作:成家慎一郎)の登場人物で、主人公の母親。
「ゼミママ」はファンがつけた呼称であり、本名は不明。ただ、主人公の名前から苗字は「沢田」であることが判明している。
概要
進研ゼミの存在を知り、「お母さん!オレ『ゼミ』やりたい!!」という主人公に対して、最初は「一人でやりきれるの?」「前も塾に通ってたけどすぐやめちゃったじゃない。」「ためちゃわない?」などと言って渋るものの、最終的に折れて「そこまで言うならしょうがないわね。」と入会を許可する…という、ゼミの漫画ではおなじみの役どころ。
これだけならば従来のゼミ漫画の母親と何ら変わりはない。そう、これだけなら……。
しかし、そのキャラクターデザインが子持ちの母親とは思えないほど若々しい外見、泣きぼくろ、たてセタ、エプロンの上からでもはっきりわかるほどの巨乳…とゼミに関係ない大きいお友達のツボをやたらと突いたものであり、さらに主人公の突然の提案による困ったような表情や、取り様によっては意味深に聞こえる上記の台詞なども相まって異常にエロく見えるとツイッターで話題となった。
また、吹き出しの「1人でやりきれるの?」という入力セリフの横に、手書き文字で「ゼミ?」と書かれていた部分を「エッチ?」と書き換えたコラ画像がネットで出回ったこともあり……ああぁ、これアカンてアカンやつや…
作者の反応
この盛り上がりぶりは作者である成家氏の元にも届いており、自身のHPで「Twitterなどで”進研ゼミのお母さん”が話題ですね」、「今までのゼミマンガでこんなにご意見を頂いたことがないので驚いています」、「困惑しつつも、何だか人気があるようなので安心しました」と語っている。
“本家イラスト”
そして、ダイレクトメールの配信から6日が経った2月3日の午前3時51分、
pixivにある1点のイラストが投稿された。
そこには、照れくさそうな笑みを浮かべながら、「ちゃんとお勉強しなきゃだめよ?」と言うあのお母さんの姿があった。
可愛らしい表情やにじみ出る母性、美しい曲線美に多くのユーザーが目を釘付けにされた。
さらに、驚くべきことにこのイラストを投稿したのは作者の成家氏本人であり、ネット上はまさかの本人降臨にお祭り騒ぎとなった。
このイラストの凄まじい人気っぷりは以下のデータからも読み取れる。
ブックマーク | 投稿初日だけで1000どころか4000を突破、翌日には5000を突破、翌々日にはついに10000を突破 |
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閲覧数 | 投稿からわずか3日で30万を突破。単純に計算すると1日あたり10万回閲覧されたことになる。 |
ランキング | 2月3日と2月4日の2日連続で総合デイリーランキング1位を獲得。 |
共有数 | 投稿初日だけでツイッター上でおよそ5600回も共有される。単独のイラストがここまで共有されるのはかなり珍しい。 |
補足
- 話題になった画像ではわかりにくかったが、このイラストにより髪型はロングで、髪の毛は後ろで束ねられていることが判明した(それ以前はショートボブ、セミロングなど描き手によって髪型は様々であった)。他にも、下にスカートではなくズボン(ジーンズ?)を履いていることも判明した。
- 2回ほど再投稿されている。
- 1回目は作者がうっかり泣きぼくろを描き忘れてしまい、それを閲覧者に指摘されたことで描き直したため。
- 2回目はカラー版への差し替え。最初は色の塗られていない線画の状態で投稿されたが、2014年2月5日の午前3時30分頃に差し替えられた。なお、最初に投稿された線画はこちら。
- ちなみに、成家氏は、2月上旬に配信されたダイレクトメールでも漫画を描いており、ここでも母親を登場させている。こちらも「非常に若々しい外見をしている」「たてセタを着用している」といった共通点がある。なお、作者曰く「今回はアホな感じのお母さんです」とのこと。
幻のフィギュア化企画
2014年2月4日にフィギュアの開発・販売を手掛ける玩具メーカー:コトブキヤが、ツイッターにてゼミママのフィギュア化を関係者へ打診し、回答待ちであることを発表。ネット上では大きな盛り上がりを見せたが、2日後に作者が公式HPにて、ベネッセと相談した結果商品化の話を断った旨を伝えた。
ネット上ではフィギュア化企画が頓挫したことに対する落胆の声が多く聞かれるが、「仮にフィギュア化したとしても、発売する頃にはとっくに人気が廃れていて全く売れない可能性もあるので割に合わない」「そもそも教育関連の企業のキャラクターをオタク向けのグッズにするという企画自体にかなり無理があったのでは」といった意見もある。
関連イラスト
イラスト投稿サイトでは数多くのゼミママのイラストが投稿され、二次創作が活発に行われている。pixivにも数多くのイラストが投稿されているが、人妻キャラの定めに則り、およそ半分がR-18。
貴重な全年齢向け(?)のイラスト。
また、元ネタである漫画のパロディも投稿されている。
ちなみに、たてセタやエプロンといった萌え要素に隠れがちだが、登場シーンでおたまを持っていたため、ファンアートもおたまを持った姿で描かれることが多い。
注意事項
ゼミママのイラストが投稿された始めたころ、性的な描写のあるイラスト(R-18でない物も含む)を投稿したユーザーの中に「進研ゼミ」のタグを削除するよう要請された者がいた。
理由について、要請を受けたユーザーは、「作者から注意された」「進研ゼミの名前の入ったタグは誤解を招くと指摘された」としており、恐らく作者が「未成年向けの漫画で不適切な表現を使った」と誤解されることを危惧して、タグを消すよう要請したと考えられる。
実際、作者は性的な意味合いのあるコラ画像が出回った際には、自身のHPにて「受け止め方は個人の自由ですが、出回っているものはコラ画像です。あんな台詞は描いたつもりないので信用しないで下さい」と注意を呼びかけたことがある。
現在は人気の高まりや二次創作の盛り上がりなどもあってか事実上黙認されているようだが、作者本人に迷惑がかかる恐れがあり、最悪の場合、仕事に悪影響を与える可能性もあるので、性的・過激な描写を含むイラストには、「進研ゼミ」や「ベネッセ」のタグを併用しないようにすること。
関連タグ
関連キャラクター
進研ゼミ関連
進研ゼミの大友への刺客の先輩。
あっちはロリキャラであり、需要層がまるっきり正反対なのも印象的。
進研ゼミを運営するベネッセ・コーポレーション発行の「こどもちゃれんじ」のキャラクター。
しましまとらのしまじろうでアニメ化もされている。
ゼミママやはてなようせいと比べると人気はイマイチだが、一部の層(ケモナー)には大人気である。
色々と共通点の多いキャラクター
泣きぼくろ、垂れ目の穏やかな顔つき、髪型(前髪はちょっと違う)等の共通点が多いよく似た別人。
ゼミママを見たラブプラスファンは人妻になった寧々さんと歓喜する人も結構いた。
異様に若々しい人妻、縦セタ、巨乳、エプロンなどなど属性がモロ被りしている人。イラストの多くがR-18なのも共通。