概要
『ガンダムビルドファイターズ』の登場人物、アリーア・フォン・レイジ・アスナとアイラ・ユルキアイネンのノーマルカップリングタグである。
経緯
- 10話
双方とも買い食い中に初邂逅。肉まん最後の1個を巡っての剣呑な言い合いを経て逃走&追走劇。
奪い合いの末、海に落とす。→ガンダムフードファイターズ
アイラはここで、当初のイメージとは違い、肉まんを目にして満面の笑みを浮かべる大食いキャラとしての一面をさらけ出した。
以後アイラが出てくるときは何か食べている、もしくは食べ終わった後の描写が非常に多くなる。
- 11話
夜になって出歩くレイジ、宿舎の前で買い出しに出ていたアイラと再会。
一緒にネメシスのスタッフから身を隠す。
肉まんの匂いを嗅ぎつけたレイジの「いい匂いがする」にアイラが恥ずかしい勘違いで赤面した隙にレイジに肉まんを掠め取られる。が、その分の代金だけは置いていった。
- 12話
前話で受け取った代金が多かったのか、アイラが買ってきた差額分の肉まんを押し付け合って急接近。
ガラの悪い連中に絡まれてレイジがアイラを庇い応戦、負傷する。
- 13話
セイ達との待ち合わせの最中に見つけたレイジの怪我を気にかけるアイラ、それとなく具合を尋ね、感謝の言葉を残して立ち去った。ここで初めてレイジが「女にケンカなんかさせられるか」とアイラを女性扱いした。
その後、会場の通路でレイジを見かけ、彼が大会出場者であることを知る。
- 14話
アイラ、出場者を検索してレイジの名前を知る。
ガンプラバトルの話を出してレイジを挑発するも、かえってガンプラバトルに誘われてしまい背を向ける。
- 15話
アイラ、初めて他人=レイジのバトルに興味を示す。この時すでにレイジの事しか頭にないらしく、スタービルドストライクを「レイジのガンプラ」と呼称していた。
- 16話
スタービルドストライクの修理を巡り、レイジはセイと言い合いをしてガンプラを作りに街へ出た。ソフトクリームを頬張りつつ一人「エキゾチックジャパーン!」と叫んでいたアイラもプラモ屋へ向かうレイジを見つけて追跡する。
プラモ屋で通りすがりのガンプラマニアに遭遇し、居合わせたアイラも巻き込まれ、二人で初めてのガンプラ制作。
この時、初対面のはずのガンプラマニアがレイジと親しげに話しているのを影から覗き見し、「なんなのあの人」と嫉妬が入り混じったような表情を見せていた。
その後、さっそく出来上がったガンプラをレイジが試運転していたところにバトルシステムに介入したヘルジオングを共闘で撃破、目に見えて距離が縮まる。
- 18話
食事に出たセイとチナ、店先で食品サンプルの棚にへばりつくアイラと対面、レイジも合流し、ようやく自己紹介となる。
アイラは選手権出場を知られないように「アイナ」と名乗る。セイは「08小隊のヒロインと同じ名前!」と目を輝かせるが当のアイラはそんなこと全く知らないので偶然である。
その後、レイジと一緒に大量のスイーツを頬張り、幸せそうな笑顔を見せる。このときの表情はレイジと全く同じに描かれており、チナにも「似た者同士」と評された。
- 20話
アイラVSフェリーニ。フェリーニと対戦時にエンボディによる負荷で意識を失い暴走、ウイングガンダムフェニーチェを執拗に(相手が棄権した後も)破壊、激昂するレイジの前で素顔を晒してしまう。
- 21話
セイ、レイジ組とアイラが対戦。
前話、当話冒頭で激昂するレイジに思いっきりメンチを切られてしまい、かなりのショックを受けてしまう。
お目付け役のバルトが「淡い恋心程度で我がフラナ機関の最高傑作が揺らぐのか」と発言。割と出歩かせていてレイジとの接触を知らなかったのに、すぐに「淡い恋心」と発言するあたりアイラの態度は傍目から見てもかなり露骨だったようだ。
エンボディシステムの苦痛に叫ぶアイラの心にアリスタ(レイジが身に着けているプラフスキー粒子の結晶で、恐らくアリアン製の石)が光り、レイジのアリスタと(PPSEのマシタ会長が持つアリスタとも)共鳴。
レイジとの対話でアイラがネメシスから離反、チームの方針に背き、キララ曰く二人の痴話喧嘩の様がガンプラ世界大会準決勝として世界中継される。
長い間フラナ機関とガンプラバトルの間で苦しんできたアイラにとって、それらを吹っ切ってめでたい終止符を打てた大団円回と言えるだろう。
レイジが勝手にアイラをイオリ家に招き、エンゲル係数的に波乱の予感。
- 22話
アイラ、セイとレイジの部屋に泊まり込む。シャワーから上がってきた時の姿をチナとリン子に見られ、あわや修羅場になりかけた。
アイラ、レイジに向かって「アンタん家に世話になるから」と発言。イオリ・リン子にイオリ家への居候を許可される。当面はリン子の泊まっている旅館に一緒に泊まることに。
- 25話
アイラ、セイから託されたアリスタに願い、帰還したレイジの後を追ってアリアンにやって来る。その際彼のビギニングガンダムも一緒に持ち込んでいた。
そのアリスタ渡しておけばレイジはもっとこっちに居られたんじゃ…と突っ込んではいけない。
共通点
- ガンプラバトルに関する知識や経験が浅いにもかかわらず、驚異的な飲み込みの速さ、バトルセンス、卓越した操縦技能を持ったガンプラファイターである。
対戦相手が漏らした台詞も「何なんだお前は」と共通している。
レイジ:初めてガンプラを操縦した際、地区で有名なファイターであるサザキに圧勝している。最もこれはビルドストライクの性能の高さによるものもあるかもしれない。
アイラ:ネメシスのトップファイターだった世界屈指のファイター・ガウェインが操るデビルガンダムをエンボディスーツ未着用の状態で、ジェガンを使用して圧勝している。
デビルガンダムにジェガンで圧勝と書くと凄い事のように思えるが、バトルシステムは原作設定を一切反映しないので、両者のガンプラの出来が同程度なら単純に技量の高い方が勝つ(原作設定を反映した場合、生体ユニットのないデビルガンダムはさらに弱体化する可能性も…)。
今回のケースの場合、デビルガンダムに比べて火力は低いが的として小さく、小回りの利くジェガンは必ずしもデビルガンダムに不利とは限らない。事実、小回りの利かないデビルガンダムはアイラのジェガンに死角に入り込まれ、後ろからビームサーベルで頭部を串刺しにされている。
- 常人離れした身体能力を持つ。何らかの格闘に類する経験を持っている。
レイジ:2話で、自分より大きく重いゴンダを逆エビ固めでのしている。
また、同話でユウキ・タツヤにガンプラバトルで初めて敗北した際、「オレがこんなオモチャのバトルで(負けるなんて)」という発言から、オモチャではないバトルを経験していると推察される。
そして、7話では辰造を始めとする柄の悪い大人3人組を相手に、イオリ・セイに対し「ここはオレの領分だ」と言って戦う姿勢を見せている。
15話では、マシタ会長の部屋の警備・護衛らしき黒服達を一人で気絶させている。
アイラ:10話にてレイジを撒く際に超人的な身体能力を見せており、「この私に追いつこうなんて」と呟いた。
(因みにその数秒後、レイジが「俺から逃げられると思ってんのかよ」といきなり現れる)
12話では、金属バットを持った不良3人組を相手に戦う構えを取った。
13話では、「あんな奴ら私一人でやっつけられたんだから」と発言している。
- 食いしんぼうである。食い意地が張っている。
- 外見年齢と身長が同じくらいである。
- 我が強くプライドが高く負けず嫌いな一方、非常に義理堅い。
- 双方とも、現世界においては基本的に孤独である。
レイジ:故郷・アリアンとはアリスタの力で自在に行き来できる等つながりこそあるものの、現世界では同郷の者は皆無。実はいたがそいつは自分を狙う存在だった。
アイラ:フィンランドにあるフラナ機関及びネメシスに所属こそしているものの、故郷の北欧のとある国で両親及び肉親のいない孤児でストリートチルドレンだった。
相違点
- 性別
言わずものがな。
- キャラクター的変化
レイジ:異世界・アリアンの王子と発覚するまでは一介の異邦人として、序盤は世間知らず・常識知らずな上に悪く言えば粗暴で躊躇ない言動で敵を作る部分も多かったが、作中登場人物とのふれあいや表裏ない性格や自身だけでなく他者の名誉を尊ぶ誇り高さや義理堅さを見せるようになり、なおかつ現世界の常識等を身につけて行動をするようになる。
アイラ:現世界の人間で、序盤はフラナ機関及びネメシスで礼儀作法や常識等を教育されているのと彼等に対しての嫌悪感からか表面上では冷静怜悧で慇懃、無表情に振舞っていたものの、レイジやセイ達と知り合い交流していくにつれて生来の明朗快活さや豊かな表情と負けず嫌いな気の強さをあらわすようになっていく。
- ガンプラ及びガンプラバトルに対しての好悪
レイジ:セイとの遭遇から色々あってガンプラ及びガンプラバトルをするようになり、様々な人物及びライバルとの出会いを経てやがてのめり込んでいっている。
アイラ:孤児の身の上からバルトに才能を見込まれてフラナ機関でガンプラバトルの腕を磨きネメシスの正ファイターとなっているが、それはフラナ機関及びネメシスで生きていく為の手段でしかなく、厭々やっているものでしかなかった。
- 出自と才能・環境
レイジ:異世界アリアンの人間で、アリアンの第一皇子。ガンプラバトルに関しての急成長ぶりは共通点でこそあるものの、特殊能力等は無く短い期間に周囲の協力を得ながらみっちりと自身を鍛えている。また、帰る場所はアリアンに存在し、現世界でも同世代ではセイ、マオ、ニルス、サザキ、上の世代ではタツヤ、ラルさん、フェリーニ、リン子、通りすがりのガンプラマニア等、友人や良きライバル、導いてくれる先人と言える人間に恵まれている。
アイラ:現世界の北欧のとある国の出身で、両親及び肉親のいないストリートチルドレン。ガンプラバトルに関しての急成長に関しては、自身に備わったプラフスキー粒子の動きを読むことができる先天的に備わった特殊能力に由来している。また、引き取られた先であるフラナ機関及びネメシスにおいてはその能力を珍重され常にガンプラバトルの訓練を課せられ成長こそしていたが、フラナ機関においては実験動物、ネメシスにおいては換わりの効く捨て駒と同じ扱いをされており、事あるごとに「元の生活に戻りたいのか」と脅迫されている等、帰る場所が無い事が伺える。一応の保護者やらネメシスの会長など出会いにも恵まれておらず、同世代及び大人世代含めて真っ当な扱いをしてくれる人間と出会うのは世界大会の舞台である日本まで待つしかなかった。