CV:家弓家正
人物像
フィンランドのガンプラバトルチーム「ネメシス」の会長を務める人物。一部ではシュルヴェステル・ネメシスとも呼ばれる事もある。
「メタンハイドレートの発掘王」と呼ばれている大富豪で、その豊富な財力を活かして優秀なガンプラファイターを集め、ガンプラバトル世界大会での優勝を狙う。
ナイン・バルトやアイラ・ユルキアイネンが所属する「フラナ機関」にも多額の資金を提供しており、出資者という立場からバトルに口出しする事も多い。
バトルにおいては「ネメシス」の勝利を最優先とし、ガウェインやアイラなど「ネメシス」のファイターを使い捨ての道具のようにしか考えていないなど、目的のためなら手段を択ばない冷酷な人物で、基本的には常に冷徹で不愛想に振舞っている。
その一方で孫のルーカスに対しては甘く、デスクに写真を飾っていたり他者に見せない笑顔を見せたりしている。ガンプラバトルへの参入やフラナ機関への出資、そして世界大会での優勝を狙っている理由も、ガンプラが好きな孫の誕生日に世界大会の優勝トロフィーをプレゼントするためである。
その為バルトからは「道楽にも程がある」と陰口を叩かれているが、確実に勝てる手段を講じる実力主義者としての一面も見られる。
決勝トーナメント準々決勝を前にルーカスと共に来日し、VIP席からアイラのバトルを観戦。
準々決勝でアイラのキュベレイパピヨンがリカルド・フェリーニのウイングガンダムフェニーチェに苦戦しているのを見かねてバルトにエンボディシステムの出力を最大まで上げるよう指示する。だが、それに伴うアイラへの負担は一切考慮しておらず、アイラが戦えなくなったら別のファイターを用意しろと平然と言い放った上に「下らんことで手間取りおって」と吐き捨てている。その後フェリーニの降参によりアイラが勝利すると、何食わぬ顔で喜ぶ孫を抱き上げていた。
しかし、準決勝ではレイジのお蔭で色々と吹っ切れたアイラから「うるさいジジイ!」と罵声を浴びせられると同時にチームから離反され、更にはアイラが敗北したことで孫に優勝トロフィーをプレゼントするという計画も失敗に終わった。なお、この時アイラに「ガンプラバトルに勝ちたかったら自分でやれ」と一喝された事が切っ掛けで、ルーカスは自分の力でガンプラバトルを始めるようになっている。
その後も孫を溺愛する姿勢は変わらず、ルーカスが日本の大会に出場すると知って「ネメシス」のスタッフを現地に派遣するなど相変わらず孫を溺愛しているようである。