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まどあんの編集履歴

2014-05-23 12:21:21 バージョン

まどあん

まどあん

『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかと佐倉杏子。

概要

魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物、鹿目まどか佐倉杏子カップリングコンビ

同じ組み合わせを指すタグにはまど杏杏まどがある。

また、藍と悠木が勝つストーリーもこの2人の関係のタグである。


 他人のため魔法を使わないことを重要な規範とする杏子が、第5話の時点で躊躇わずまどかを結界で庇ってこの規則を破るなど杏子のまどかへの特別な思い入れや好意が初対面の際から際立っているのが特長であり、むしろ見逃されがちである原因かもしれない。


 その後杏子はほむらと同様まどかの契約に反対する立場をとり魔法少女の運命から彼女の幸福を守るため、ほむらの失敗を補完するような形でまどかと関わる。


 当初はまどかのさやかとの友情をバカにしていたがやがてそれすら尊重する、彼女の全面的な肯定に至ったの唯一の存在も杏子であった。

 威圧的な態度を取る事が多い杏子が、まどかに対しては優しい口調で接していたのもポイント。


 TVアニメ版、劇場三部作、コミカライズ版、the Different Storyなどの媒体で、まどかだけは一貫して杏子の渡す食べ物を受け取り食べている描写がある。


 なお、まどかの担当声優の悠木碧はオーディオコメンタリーや特典CDの声優トークなどで、自分のお気に入りキャラクターは杏子だと発言したことがあり、杏子は色々な人から愛されているキャラである。


 二次創作においては平和的かつ円満な関係を描いた作品が多い。



本編での関係(ネタバレ有 注意)















テレビアニメ第5話

 

 会話こそなかったが、杏子はまどかが戦闘に巻き込まれないように魔法の結界で保護した。

 第7話で杏子が家族の心中を惹起してしまった経験から他人のため魔法を使わないことを重要な規範としていると判明し、更にはさやかにもこの規範に従うよう指示して対立を解消し損ねるほどであった。

 当の彼女はこの規則を破ってでも初対面の、一般人であるまどかを庇った。


テレビアニメ第9話

 

 杏子がまどかをさやかの親友だと理解していたことが明らかになった。まどかに対して同情的な言動をとり、彼女に対するほむらの仕打ちに激怒した。遺体を無傷で回収して対面させたところそれを見せしめに使われて激怒した。

 これを受けて『さやかを救う』という目的のため、協力関係を築くことを杏子が提案し、まどかは受け入れる。

 杏子はさやかの心を取り戻せるのはまどかだけだと発言し、まどかの契約に反対していたため、まどかが魔法を使わなくてもさやかを復活させられると考えていたようだ。

 実行の際もさやかの心を取り戻すため語りかける役割をまどかが引き受け、杏子はまどかに魔法少女としての力を貸す、すなわち魔女の攻撃を防いで安全を確保するという役割分担を行った。奇跡を起こす愛と勇気は、専らまどかのそれを指していたのかもしれない。

 

 独白を別として杏子がが言い遺した言葉はほむらへまどかを託すというものであった。


精神性の話


 杏子は9話の時点でほむらがまどかを守ろうとして戦っていると理解できた唯一の人物でありその背景にはまどかに対する感情や行動原理の類似性があったのではないだろうか。

 

 杏子は魔法少女の運命からまどかの幸福を守るため戦い、最後までその役割を果たし魔女を倒して戦死したというのも事実である。杏子の死に何か肯定的な意味があるとすれば、まどかがそのことを記憶して以後軽率な契約をするそぶりを見せなくなったことかもしれない。


テレビアニメ第11話と第12話


 まどかはほむらの自宅を訪ねた際杏子の話題を口にした。 →詳しくは九話組

 まどかは杏子から言われた通り選択の余地がなくなるまで、ほむらな敗北を見届けるまで契約を保留した。

 第12話ではマミと杏子がまどかと語り合う場面があり、杏子が彼女の契約に反対していたことを意識したうえでまどかが決断を下したことが暗示される。

 まどかは希望を持つこと自体への代償である魔女化という現象を消し去ったが契約なくして奇跡を起こせないというシステムを変えなかった。魔法少女は戦わなければ奇跡を起こすことのみで満足して消滅しなければならない。未契約の少女へ力を貸して奇跡を起こすという杏子の失敗した試みから教訓を得た結果かもしれない。


新編・叛逆の物語

 オープニングサビ部分ではこのペアでダンスを踊っている。

 恭介との交際のために離脱した仁美の枠を埋めるように、さやかまどかと共に登校しており、まどかに杏子は宿題を見せてくれとせがむが、さやかに遮られたためまどかとの会話が成り立つことはなく、以降も不自然な程にまどかと杏子の会話が描写されることが無かった。

 これが単なる描写の省略なのか、記憶操作などの影響なのかはわからない。

 尚、会話をしていないだけで昼食の際、杏子はまどかから唐揚げを受け取っていたりはする。


円環の理

 円環の理は知っての通り、魔法少女の最期を穏やかな物とし、希望を信じて最後まで戦い抜けるように世界を調整する役割を果たしていた。

 視聴者の中では「命がけで戦い、死ぬこと自体は否定しない。 意外とハードな女神さまだ」と言う声がたびたび上がるがこれは杏子(やほむら)が目的の為に命をかけて戦って、それでも絶望に終わる運命を見てきたことに起因していると思われる。

 少なくとも叛逆の物語においてほむらは円環の理を「戦い抜こうとした魔法少女だからこそあの子は救おうとしてくれていた」と言っている。 ほむらの極端さこそあれ、12話の「だから最後まで自分を信じて」というセリフからまどかの魂胆はそうであると見て間違いないだろう。


 10話で一旦話が区切られた上に、QBがまどかに見せた魔法少女の歴史が余りにもショッキングなせいで、そちらが原因と思われがちだが、4人と順に関わりまどかが成長していくという物語の構成から考えてもらうとわかりやすいだろうか。

 マミが魔法少女の現実への導入、さやかが魔法少女の絶望の最期を、杏子とほむらがそれから逃れられないこと、それでも抗うことを身を持って教えたこととなるが、ほむらは最早前に進むしかない状態にあったので、思想としては杏子の影響を、意志の強さとしてはほむらのものを感じ取ったと言うところで、円環の理はかなり杏子に寄った思想の元に築かれている。


 が、改変後の杏子としてはまどかの意思を知る由はなく、終始円環の理に対しては訝しげなスタンスをとっている。 あくまでも杏子は生きている間にこそ意義を見出し、どう生きるかを重要視しているのだろうか。

 加えて、叛逆の物語冒頭に於いて、円環の理に関するナレーションが流れるが、これは現世視点のおとぎ話のような、嫌な目で見れば宗教的なものとなっている。 もし作中の世界で円環の理が宗教的に取り扱われいるとすれば、宗教にあまり良い想い出の無いであろう杏子としてはあの態度も仕方ない物なのかもしれない。


 と、ネガティブなことを書いたものの、円環の理が存在することによって杏子は最後の家族と離れずに済んだり、改変前、終始すれちがっていた相手と短い間であれ友人になれたりと、世界の土台を作ったことにより恩恵を受けているのは確かである。


関連タグ

魔法少女まどか☆マギカ 藍と悠木が勝つストーリー 百合 カップリング


鹿目まどか


佐倉杏子

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