煙(けむり)とは、不完全燃焼の結果にできる微粒子を含んだ空気の固まり。有害な微粒子を含むことが多いため、意図して作られるものではない場合が多いが様々な利用法も存在する。排気管や煙突によって、暖炉やエンジンで作られた煙は排出される。
火事での死亡事例の多くは、煙を吸い込み、呼吸困難になるため発生する。
土煙は燃焼ではなく、埃や砂が巻き上げられることで発生するものである。
ドロヘドロの登場人物「煙(えん)」
煙ファミリーのボス。身長183cm。体重79kg。足のサイズ28.5cm。
ケムリを吐くための開閉ギミックのある、歯茎を剥き出しにしたようなデザインのマスクを着用する。この口元のデザインは煙ファミリーのシンボルでもあり、ファミリーに属している者のマスクは同じ口元をしていることが多い。
魔法使いの世界で絶大な力を誇る男。何もかもをキノコにする魔法を使う。この魔法は当たり所にもよるが、直撃すれば対象を一瞬でキノコと化す。一度キノコを生やした相手はいつでも補足でき、キノコ人形にケムリをかけて相手の人形にし、小さいキノコを埋め込むことにより、相手がどこにいても相手からキノコマンを生やすことができる。このキノコマンは相手から魔力を取って生きているため相手は大きなダメージを受ける他、キノコマンを操作して戦える上に、視界も使える。また、直接魔法はかけずに胞子を飛ばし、相手の体内からキノコを発生させ相手を破壊できる。キノコにケムリをかけて、全ての魔法使いのデータが入ったミニパソコンのような機械も作り出せる。一度に出せるケムリの最大量も巨大な街一つを全て覆ってキノコ化できる程多いため、非常に強力な威力を誇る。
自身でキノコの栽培、収集もしている。「キノコしか食べない」と発言しているが、ジロール茸のパイ等、キノコが素材に含まれる料理であれば食べており、飲酒もしている。
過去に、十字目のボスによってファミリーの仲間たちが大量に殺されたことがある。ボスと対峙した際には、マステマの町が壊滅するほどのケムリを放ったが、ボスを仕留めたという確信が得られず、その生死を確かめるために「時を操る魔法使い」を探している。ニカイドウが「時を操る魔法使い」であることを知り、彼女を自分のパートナーにするために執拗に付け狙う。しかし彼女のことは魔法使いとして尊敬しているらしく、無理に魔法を使わせようとはしなかった。ニカイドウが契約者でもないカイマンを大切に思っていることを知ったときは怒りを露わにした。
新製品のモニター役を自ら務めたりするなどボスらしからぬ一面も見せる。敵対する相手を躊躇無く殺害するなど基本的に冷酷な男だが、大勢の部下達に自分の屋敷を開放して衣食住の面倒を見ていたり、また組織の下っ端である藤田の話も直接聞き、心や能井が危険に陥った際には単身駆けつけて守るなど、部下に対する面倒見は非常に良く、組織の長としての器を十分に持っている人物である。
ナルシスト気味な所がある。自身の半生を監督・主演で映画化しているが、能井曰くかなり脚色されているという。その映画では6年前のマステマでの事件についても語られており、ボスと互角に戦ったように描かれているが、実際は十字目のボスに対して終始劣勢であり、あわや殺されるというときに十字目のボスが突然苦しみ出したため、難を逃れたという。
キクラゲを溺愛しており、世話を糞取りまでしたり、揃いのスーツを作らせたりするほどである。キクラゲに話しかけるときは、「○○でシュね」というような赤ちゃん言葉になる。
徐々に十字目のボスと対峙した際の悪夢に悩まされるようになり、無理矢理にでもニカイドウに魔法を使わせる覚悟を決めたが、その直後突然十字目のボス「壊」が屋敷に現れた。「ホールの雨」のような壊の力によって苦しみ、ケムリを吐く間もなく瞬殺された。
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