英語『diplomacy』
解説
国家間での国際関係における安全保障、防災、各国の財政基盤の構築、自由貿易の基盤となる関税の軽減など重要課題を解決するために行う交渉のことであり、広義はそれに関連する様々な政治活動を指す。
一般には外交官クラスによる『外交折衝』、外務大臣クラスによる『外相会談』、『閣僚級協議』、国家を代表する首相、大統領クラスによる『首脳会談』、『サミット』が行われ、国際社会における自国の利害と問題を調整して交渉を行う。(問題によっては、財務・防衛・厚生・通商産業などの省庁からなる官僚、閣僚も協議に加わることがある)。また立憲君主制を国是とする国家にとっては君主によって行われる『王室外交』、『皇室外交』も国際親善と自国の利害にとって非常に重要な役割を持つことがある。
なお利害の対立が顕著な場合、第三国もしくは国連が仲介役として当該国の利害の調整を図ることがあり、この場合、当該国・第三国も含めてあらゆる国際法に合致するかが問われることになる。
外交戦略に基づいて立案される政策のことを『外交政策』と呼び、または実際に二国間や多国間で行われる具体的な国家間の交渉を『外交交渉』という。
外交に優れた人物
実在人物
外交官
詳細⇒外交官
首相・大統領
- 安倍晋三:日本の第90・96・97代内閣総理大臣。かつては外務省で秘書官を務めていたことがあり、総理に就任後わずか2年弱で、戦後の歴代総理大臣で最多となる55ヵ国を歴訪し、各国の首脳と友好を築き、特にASEAN(東南アジア諸国連合)とは友好協力40周年に当たり、対ASEAN外交5原則を発表し多くの成果をあげた。
君主
- ラーマ5世:シャム王国(後のタイ王国)チャクリー王朝第5代国王。他の東南アジア諸国をすでに植民地支配してシャムを狙ってきた西欧諸国に対し、イギリスにマレー半島の一部を割譲し、フランスにラオスとカンボジアを割譲するよう交渉して独立を保ち、彼らと渡り合うための近代化改革(チャクリー改革)と結び付いたことによって、タイと西欧勢力との間に堅固な国交を確立させた。
その他
キャラクター
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