概要
初代ウルトラマンの活躍をダイジェストで紹介する傍ら、その裏でウルトラの星の人々が初めて地球へと向かったウルトラマンを心配し一喜一憂するさまを描いた映画。
同時上映は『ウルトラマンレオ かなしみのさすらい怪獣』
元ネタは『ウルトラマン』の第2・3・8・16・25話をツギハギして作られており、『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』がやや異色の作品だったのに比べると娯楽色の強いエピソードをチョイスしている。また、バルタン星人との戦闘シーンは新たにTVで描かれていなかった戦いが追加されており、国会議事堂の近くでバルタンとウルトラマンが壮絶な格闘戦を繰り広げるシーンはスピード感にあふれている。ただしメイン画像を見ればわかる通り、この時のバルタンやウルトラマンの着ぐるみはややチープであり、このミョーに口のデカいバルタンの着ぐるみはウルトラマン80に流用されることとなる。
ウルトラシリーズでは数少ない女性がディレクターを務めた作品でもある。
また、冒頭でウルトラ戦士たちを紹介するシーンでは、過去作の流用に加えなんとウルトラマンジョーニアスがベドランと戦う実写映像が挿入されている。