1. 神話・伝説に登場する超常的存在。
3. 漫画の「半神(漫画)」の項目
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神と他の種族とのハーフである。半神の片親は人間であることが多い。
ワルキューレやニュンペーのように神性は持っているが、高位の神々ほどでない者も「半神」と呼ばれる。
「半」とは半分、つまり50パーセント、という意味であるが、神の血を引いていればギルガメッシュのように3分の1が人間、という人物も「半神」と呼ばれることがある。
イエス・キリストは100パーセント神であると同時に100パーセント人であるとされ「半神半人」ではない。
他宗教でいえば最高神ヴィシュヌの化身でありなおかつ人間の両親に生まれたクリシュナが近いと言える。
各神話の半神
ギリシャ神話
- クレタ文明、ミュケナイ文明時代に書かれている歴史上(神話上)での都市共和国の首長や、登場人物ほぼ全てが神々と何らかの関係があり該当する。BC800年辺りまでの各都市共和国の歴史辺りで『実在の人物の政治家・登場人物』に焦点が変わってくる。
- 歴代の古代オリンピックの優勝選手。
- デウカリオン・・・(ギリシャ神話版アダムとされている最初の人間、ゼウス神が失敗作の人間を滅ぼそうとしたが生き残った。)
- ミノス・・・(クレタ王、最高神ゼウスと女神エウロパ(ヨーロッパの子)の神の子、ギリシア文明の開祖的な王)
- ミノタウロス・・・(ミノスの子、ミノスの妻と牛の神の子。牛頭の怪物。少年・少女の生贄を要求した。ラビリンス宮殿に閉じ込められていたが、英雄テセウスが倒した。)
- テセウス・・・(アッティカ地方の王子で神の子。都市アテナイ共和国の神話上での建国者。(古代ギリシャ人)アカイア人の祖)
- タンタロス・・・(ゼウス神関連のテセウス王(前王子)の孫で王子(神の子)。ゼウス王権の後継者とされていたが、タンタロス自身のくだらない策謀により神々の怒りを買い、地獄で永遠の拷問を受けることになった。結局人間によるゼウス神による神権政治は永遠に瓦解した・・。これはギリシア世界が永遠に統一されないことを意味したとされる。)
- プロブス(ペロソポロス)・・・(タンタロスの子で王子、『ギリシャ神話文明圏』の主要地ペロソポロス半島の語源、ギリシャ世界の地その物を指す。父にバラバラにされて食われた経験あり。)
- ラケダイモン(スパルタ)・・・(神話上でのギリシャ神話の神の一人で神の子。スパルタ都市共和国(共同元首制)の建国者とされる。)
- アガムネノン・メネラオス・・・(歴史上(神話上)でのスパルタ共和国元首(共治王)、トロイア戦争の全ギリシア(ヘラス)軍陣営総大将)
- アキレウス
- アレクサンドロス大王・・・(マケドニア共和国元首(君主)→マケドニア帝国「帝王」。「帝王(支配者)」に当たる称号が設定されていない可能性あり、全ギリシア、メソポタミア地域(ペルシア帝国)、エジプト(エジプト王国)の統合戦争を勝利し、20歳から33歳で行い若くしてなくなる。その偉業・超越性、そして実在の人物であることから、存命後ほぼギリシア世界の人々から神扱いされた。実際のトロイアの英雄アキレウス(神の子・創作人物)みたいだものね。)
ローマ神話
- ローマ共和国の建国者の化身の神と、歴代カエサルとアウグストスのローマ皇帝が該当する、他ローマの『ギリシア神話文明圏』の征服後、『ギリシアを完全コピーし「ローマ人のためのギリシア神話となった」ローマ神話文明圏』となる。しかし神々はギリシア神話の話の延長であり、ローマ自身による新たな創作はあまりなかった。帝政後は『ローマの元首のためのローマ神話』となりはて、ローマ帝のローマ共和国支配のプロパガンダ政策の一環となる。ギリシア・ローマ神話は後代キリスト教がローマ共和国の国教となった時に効力を失った。
- アイネイアス・・・(ギリシア神話の登場人物(神の子)、トロイア戦争ではトロイア陣営の司令官の一人を務めたが。敗北トロイア王子・総司令官ヘクトルはアキレウスに遺体を辱められた。アイネイアスと敗残兵は敗走後イタリア半島に定住し。そこがローマ市となった。)
- クイリヌス(クインティルス)・・・(ローマ神話上でのローマの建国者ロムルスが神になったとされるが、どのような神かは不明。『ローマ神話の架空の設定』ではユピテル(ゼウス)、マルス(アレス)と三統治神(執政神)を構成し、ローマ共和国における『架空の全支配者』であった。クイリヌス神は『ギリシア神話』から『ローマ神話』に変更するための神であり、ローマ神話とギリシア神話は同じだが違うということをあらわしていると思われる。たまにローマ人の名前で「クインティルス」が出てくる。)
- アンティノウス・・・(ローマ帝ハドリアヌスの愛人となった少年、ギリシャ文明時代から始まってローマ時代に至り最後に神格化された人。)
インド神話
ケルト神話
日本神話
ヒメタタライスズヒメと五十鈴依媛命の姉妹
朝鮮神話
メソポタミア神話
創作の半神
半神を主題とする作品
半神(漫画)
萩尾望都による短編漫画。
(以下のあらすじではカッコ内が舞台版の設定)
あらすじ
主人公は腰で身体が繋がっている結合双生児(シャム双生児)の少女
高い知能を持つが、やせ衰えた醜い容姿の姉ユージー(舞台版ではシュラ)と、
美しく愛らしい容姿だが、赤ん坊なみの知能しか持たない妹ユーシー(マリア)の双子の姉妹。
愛らしい姿に人々の注目と愛を独り占めする妹。
高い知能を持つがゆえに、姉は【妹と言う存在】に苦しめられる。
1つの身体を共有し成長してきた二人だったが、年齢が上がるにつれ身体に負担がかかり、二人は衰弱してしまう。
このままでは2人とも死んでしまうが分離手術をすれば命が助かる。
ただその場合、どちらか片方しか生き残れず、もう一人は死んでしまうのだ。
13歳(10歳)のある日、分離手術を行う事になった二人は・・・・・・。