メネラオス
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めねらおす
ギリシャ神話のエピソード「トロイア戦争」に登場する英雄。
トロイア戦争に参加したスパルタ王で、パリスの審判でトロイア側に奪われた妻ヘレネーを取り戻すべく、アカイア軍の副将を務める。オデュッセウスとはヘレネの婚姻の際に「彼女が選んだ夫に対しての支援は惜しまない」と約定を交わした盟友に当たる。
パリスとの対決ではゼウスへの祈りを込め、投げ槍で防具を砕いて追い詰めるものの、彼の守護に回っていたアフロディーテが霧でパリスを逃した為、トドメを刺し損ねてしまう。アカイア軍側としてはこのパリスとの決闘で決着を着けるつもりで、双方は休戦状態にあったのだが、どうしてもトロイア戦争を続けるつもりでいた神々はトロイアに恨みがあるアテナをトロイア一の弓兵パンダロスに遣わし、メネラオスを攻撃するよう唆した。こうなったとあっては休戦どころの話ではなく、ますます戦いは泥沼化していった。
大戦末期にはトロイの木馬に乗り込んでトロイアを滅ぼし、ヘレネーの奪還にも成功した。一方、因縁の相手であるパリスはピロクテーテースが打ち取ったという。
モルフォ蝶の一種「メネラウスモルフォ」はこの英雄に由来している。
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