福井県において2路線(勝山永平寺線:福井駅~勝山駅、三国芦原線:福井口駅~三国港駅)を運営する第三セクター鉄道。旧京福電気鉄道(京福電鉄)福井支社の永平寺線を除く2路線を継承して2003年に開業した。
- 勝山永平寺線 福井~勝山間27.8km
- 三国芦原線 勝山永平寺線福井口から分岐、福井口~三国港間25.2km
現在の車両
JRや愛環からの車両譲渡で2014年10月をもって引退したが、かつて京福時代には南海電気鉄道や阪神電気鉄道からの譲渡車も多く活躍していた。この他にも京王電鉄や東京急行電鉄などの中古車もいた時期があり、嵐電に比べると経営環境の厳しさや鉄道線故の車両融通のしやすさが中古車の積極的導入理由となった遠因であろう。
ところで、当時の親会社に当たる京阪電気鉄道の車両は全くと言っていいほど譲渡されていない。これは京阪が標準軌なのに対し京福福井は狭軌であったこと、同じく標準軌である阪神の場合当時の廃車車両が比較的新しく台車入替をしてでも導入に適していると判断されたことが理由である。
ML521形
電気機関車で、除雪列車として使用。ML521形は2両いる。
京福時代からの生え抜きはこのML521形と後述のMC5001形のみ。
MC6001形・MC6101形
主力車両で両運転台。MC6001形は2両、MC6101形(メイン画像の車両)は12両が愛知環状鉄道からやってきた。MC6001形とMC6101形は交流電源とエアコンユニットが異なる。種車時代、片運転台だった車両は両運転台に改造されて入線。
MC7000形
2013年JR東海から119系電車の譲渡を受け大改造を施しMC7000形としてデビュー。京福時代から通算して初のVVVFインバーター制御搭載車両である。なお原型はほぼとどめていない。2両固定編成6本。
MC5001形
京福時代からの生え抜きであるMC5001形は、前身の京福が自社発注で新造した希少な車両でもある。本来は2両いたのだが、うち5002号は衝突事故で廃車、またこれが京福からえちぜん鉄道への営業譲渡の切っ掛けとなってしまった。残る5001号は元気に活躍を続けている。
形式未定
2016年春に福井鉄道との相互直通運転が予定されており、2車体連接のLRV車両を2編成導入する。すでに車両はえちぜん鉄道線内にいる。
関連タグ
アテンダント:昼間の列車に乗務。