概要
大映によって1965年に放映された「大怪獣ガメラ」に端を発した怪獣映画のシリーズ。
ゴジラのヒットによって各映画会社が便乗して怪獣モノを打ち出す中、唯一息の長い人気を得ることに成功した怪獣映画であり、シリーズの合計作品数は『ゴジラ』シリーズに次ぐ12作と、人気のシリーズとなった。
作品が製作された時期によってガメラの設定に大幅な相違があり、昭和時代の作品(倒産以前の大映によって製作された作品群)のガメラを「昭和ガメラ」、平成時代の作品(徳間グループ傘下の大映によって製作された、所謂『平成3部作』)のガメラを「平成ガメラ」、角川映画時代に製作されたものを「角川ガメラ」と呼称する。
作品リスト
昭和シリーズ
1965年 第一作『大怪獣ガメラ』
1966年 第二作『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』
1967年 第三作『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』
1968年 第四作『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』
1969年 第五作『ガメラ対大悪獣ギロン』
1970年 第六作『ガメラ対大魔獣ジャイガー』
1971年 第七作『ガメラ対深海怪獣ジグラ』
1980年 第八作『宇宙怪獣ガメラ』
平成シリーズ
徳間グループ時代(平成ガメラ3部作)
1995年 第九作『ガメラ 大怪獣空中決戦』
尚、自主制作作品として『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』の続編『ガメラ4 真実』が、落語家の林家しん平師匠の手によって製作されている。
角川映画時代
2006年 第十二作『小さき勇者たち ~ガメラ~』