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重雷装巡洋艦娘の編集履歴

2015-11-16 00:24:05 バージョン

重雷装巡洋艦娘

じゅうらいそうじゅんようかんむすめ

重雷装巡洋艦娘とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の重雷装巡洋艦をまとめるために作られた、分類用のタグである。

概要

軽巡洋艦の中でも雷撃に特化したものの通称「重雷装巡洋艦」に由来。『艦これ』内においては、一部の軽巡娘を改造することで登場させることができる。作中の略称は「雷巡」。


艦これでの性能

ざっくりと言えば「水上機が積めない代わりに甲標的が積めるようになった、雷撃がとっても強い軽巡洋艦」である。艦これに登場する艦種の中でも特殊な運用が為されるものの一つ。

長所

何よりの特長は、全艦種中最大の数値を誇る雷撃力。とは言え、この数値だけでは強いという判断はできない。それに加えて重要なのが、甲標的を装備することで開幕先制雷撃ができるという点である。これのおかげで、砲撃戦に入る前に敵の頭数を減らすことが可能。甲標的の攻撃力は雷撃力に依存するため、雷巡は非常に強力な先制攻撃をぶちかますことができ、戦艦をオーバーキルすることすらある。他に甲標的を装備できる艦種に甲標的母艦潜水艦があるが、前者は雷撃力がさほど高くなく、後者はレベル10から自力で先制雷撃が可能になるため、このアイテムを最大限運用できるのは事実上雷巡だけである。


さらに、雷巡の攻撃力は夜戦でも大いに発揮される。夜戦での攻撃力は、火力の数値と雷撃の数値の合計に依存しているとされる。ケタ外れの雷撃力を誇る雷巡は当然その攻撃力も高くなる。夜戦での命中率・クリティカル補正も相まって、先制雷撃時のように敵をオーバーキルしてしまうことがザラ。素の火力が高いながら雷撃の数値がゼロである戦艦よりも、重巡や駆逐艦と同様、夜戦では大活躍なのである。カットインが発動した場合の攻撃力は本作最強レベルであり、イベントボスの超重装甲を貫通して致命傷を期待することさえできる。


また対潜能力もそこそこ高いため、潜水艦相手にも十分対処し得る(もちろん昼の間だけだが)。これは同じように夜戦で猛威を振るう重巡にはない利点である。


それだけに留まらず雷巡は改二へと改造した際の初期装備としてまだ開発することができないレアアイテムである五連装酸素魚雷を所持し、それに加えて木曾改二は開発することが難しいとされる13号対空電探を持っている(北上・大井は21号対空電探)。提督たちのなかには、現在雷巡たちを改二にするしか入手手段のない五連装酸素魚雷を多く手に入れたいがために、雷巡を改二にするまで育てて装備を剥ぐという、なんともどこかで見たことがある行為を行う猛者も存在する。


そしてこれら数々の利点を持ちながら、燃費は軽巡のそれと大差ないという優れたコストパフォーマンス。資材不足に悩む提督にとっては非常に動かしやすい便利な存在と言える。2014年2月26日のアップデートで大井改二と北上改二の弾薬消費量が正規空母並みに上昇したがバランス調整、あるいは史実における魚雷の値段を反映したとして概ね受け入れられている。


また下手に水偵を積むという選択肢がない分、秋月型の持ってくる「10cm連装高角砲+高射装置」と、電探をセットにして搭載するという選択肢も出てくる。当初はネタ装備扱いされていたのだが、対空カットインのシステムが明らかになるにつれガチ装備の1つになった。運の高い北上や対空値の高い木曾はもとより、大井でも割と発動するので対空カットインの後先制雷撃、という形で割り切って運用することも可能。また現在のところオイゲンの改装以外に入手法がないが、電探を「FuMOレーダー」にすると火力+3がつくため駆逐艦ぐらいは余裕で撃破可能。夜戦でも連撃こそ出ないものの随伴戦艦ぐらいなら余裕で2ケタダメージ出したり……つうか仕事増えすぎだろ雷巡


弱点

まず耐久と装甲が高くない(元々が軽巡の為)。運が悪いと敵のエリート重巡の一撃で簡単に大破する事もある。

強敵相手での活躍は開幕先制雷撃までで砲撃戦で早々に中破し雷撃戦には参加出来なかったりヘタをすれば大破してしまって轟沈回避のために母港へ帰還せざるを得ない等と言うケースも多い(コレを嫌ってあえて艦隊に雷巡を入れない提督もいる)。

次に火力があまり高くない(コレも元々が軽巡の為)。よって砲撃戦では微妙な援護射撃に留まると言う難点もある。

この難点は2014年4月に実装された観測射撃システムによって更に表面化。水上機を搭載出来ない仕様が仇となって、他の軽巡に砲戦では一歩譲る事となった。


そして最大の弱点として、装備枠が3スロットしかないため甲標的と夜戦でのカットイン(連撃)装備を両立させた場合ダメコンが積めない事である(尤もコレは駆逐や一部を除く軽巡、そして潜水艦等に共通の弱点であり、雷巡に限った事ではない)。このため最前線での使用頻度もあいまって轟沈報告が非常に多い。

このデメリットは2015年の夏イベントで新規に実装された補強増設によって事実上解消されているが、課金アイテムである為使いどころには気をつけよう。

1隻しか使わない場合は旗艦にする選択肢もある。夜戦では真っ先に行動できる、僚艦に庇ってもらえ生存率が上がる(特に運の高い北上)などメリットも多い。


またその強さ故に出撃や羅針盤の制限が加わる事も多く、EO海域やイベント海域では複数隻編成していると難易度の高い航路を進まされたりボスに辿りつけないことが多い(1隻でも十分活躍するのだが)。

また前述の様に水上機を搭載出来ずスロットの問題上電探を装備する余裕も無い事から、高い索敵値を要求された場合、選択肢に入らないこともある。

さらに言うと、飛行場姫をはじめとした陸上基地型のボスは雷撃値を無効化するため、こうしたボスが配置される海域では無力。


ただ、このうちダメコン枠がないことについては2015年8月10日のアップデートで新たに搭載された「補助装備枠」を追加する(所謂「穴をあける」)ことによりダメコン・補給系装備専用枠を持つことができるようになった。この恩恵を最大限に受けているのが雷巡(と阿武隈改二鳳翔さん)であると言える。


史実では

この様に艦これにおいては戦力面で高い地位を与えられている雷巡、史実でもさぞ大活躍であったことだろうと思う人もいるかもしれない。

が、実を言うと史実上の雷巡はまるで活躍していない。雷巡は「遠距離から魚雷を発射して敵艦隊を混乱に陥れ、戦艦の砲撃でトドメを刺す」というコンセプトに基づき、既存軽巡から改装された存在である。所謂艦隊決戦思想の要としての役割を期待されていたわけだが、実際の大戦では航空戦力に物を言わせる空母が主役になってしまい、艦隊決戦は極々一部を除いて起こらなかったのである。その為雷巡はその高すぎる雷撃力を持て余し、せいぜい高速輸送艦として活動するに留まった。


なお重雷装艦に改装されたのは大井北上のみで、大井がレイテ沖海戦群で没したが、北上は呉で終戦を迎え、復員任務を支援したのち解体された。

ほかに木曾も、戦局悪化の影響もあり結果的に改装は見送られたものの、重雷装艦への改装予定があった。最後はレイテ沖海戦群で擱座し、とともにマニラ湾で終戦を迎えた木曾は1956年に解体され、旧海軍の巡洋艦の中では一番最後に世を去った。


艦これでの八面六臂の活躍は、「もしもその高い雷撃力を遺憾無く発揮できていたら」という想像を具現化した結果と言うことができよう。

事実前述の長所は数々のアップデートによって追加・再認識された面も大きく、サービス初期においては改二・先制雷撃・夜戦マップなどが実装されていなかったこともあり雷巡は良くてロマン、下手すると産廃などという大変不名誉な呼ばれ方をしていた時期もあった。

このため、当時を知る提督の中には雷巡が再評価されている現状に感慨深い物を感じるものもいるだろう。


該当艦娘

重雷装巡洋艦に改造される艦娘は、球磨型軽巡洋艦の内の三隻だけである。


酸素魚雷一発いっとく~?

レベル10で北上改、さらにレベル50で北上改二となる。実装当初はプレイヤーたちからは使いづらいとの声も多かったが、当たればフラ戦を倒すことも可能なほどに強力な開幕魚雷が夏のイベントから実装され、多くの提督たちから愛されるようになった。

特に、改二の雷装値は改造直後の装備なし状態で何と110。最高値まで近代化改修する事で139となり、大井と並んで全艦娘中トップである。この数値、実に大和型改の火力と同等。

さらに運の値が30と高めである(またまるゆを利用した運の強化伸び値も最も高い)。この高い運のお陰か、秋のイベントでは敵に容赦ないカットイン攻撃を食らわせ、多くの提督たちの助けになったことは間違いない。改での図鑑コメントで「スーパー北上さま」と名乗っていたことから、スーパーを上回るという意味で提督たちからハイパー北上さまと称される。大井とセットでハイパーズとも呼ばれる。

大井再び改善

北上が銀背景なのに対して、金背景だからかドロップや建造でのゲットが比較的難しく、ゲーム終盤マップで手に入れる提督も少なくはない。改造レベルや雷撃値は北上と同じ。ただ、運の値のみ北上は30なのに対し、大井はそれよりも低い13に留まる。それでもその高い雷撃値と開幕魚雷には目を見張るものがあり、二人セットで運用する提督も多い。

通称ハイパー大井っち。北上とセットでハイパーズとも呼ばれる。

祝雷巡化

2013年11月のアップデートで実装された。雷撃値は大井・北上に少々譲るものの、やはり他艦種を大きく上回っている。加えて、耐久・装甲・索敵・火力などではわずかに大井・北上に勝り、対空に至っては大井・北上の49に対して72という高い値を誇る。さらに、軽巡の中では回避が最も高く、対潜は五十鈴改二の94、那珂改二酒匂の84に次いで酒匂以外の阿賀野型 と同等の82である。そして燃費も大井・北上に比べて僅かに優れ、まさにオールラウンダーとして活躍できる高スペックを持つ。


チ

敵方の雷巡。頻繁に出没するが、味方側の雷巡と違って先制雷撃はしてこないので大して強くはない。・・・今後のアップデート次第では先制雷撃が実装される可能性がなきにしもあらず。

ちなみに敵艦の先制雷撃自体は予想の斜め上の形で実装された


番外

甲標的による先制雷撃が可能な軽巡洋艦。あくまで編成上は軽巡洋艦であるため、雷巡の弱点のひとつでもある編成の拘束を受けにくい。雷撃値も雷巡には及ばないにせよ実用レベル。


関連タグ

軽巡洋艦娘 球磨型

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