ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:Morisoba
編集内容:睦月の性格について追記

第三水雷戦隊

だいさんすいらいせんたい

第三水雷戦隊とは、かつて大日本帝国海軍に存在した水雷戦隊の一つ。ここではブラウザゲーム及びアニメ「艦隊これくしょん」の第三水雷戦隊についても触れる。

第三水雷戦隊とは、かつて大日本帝国海軍に存在した水雷戦隊の一種である。

略称は三水戦。

太平洋戦争における第三水雷戦隊

当初の太平洋戦争開戦時は第一艦隊に主に所属しており、戦艦などの護衛を行う事が多かった。

川内型軽巡洋艦一番艦の川内を旗艦としており、吹雪型綾波型で構成された駆逐隊を主体に据えていた。そのため漸減部隊の第二水雷戦隊第四水雷戦隊に比べると比較的型落ちの水雷戦隊となる。

役割は常設隊である第一水雷戦隊と同様。1943年4月1日には南東(ソロモン海域)方面を担当する第八艦隊に編入。

また川内が沈んでからは夕張名取が旗艦になり、睦月型を指揮する事もあった。

サイパン島の戦いにおいては三水戦が護衛として参加したが、その際司令部が陸上で巻き込まれて玉砕してしまう。とはいえ兵力の大半と艦艇は残存していたので、折からの米軍潜水艦部隊による通商破壊に対処するため、残存戦力に松型海防艦零式水上偵察機部隊を編入する事となり、1944年8月30日に第三十一戦隊に改編された。

「艦隊これくしょん」における第三水雷戦隊

主に川内しばふ氏の担当した特型駆逐艦の集合ネタとして少しネタにされる事があった。

しかし2015年までは第二水雷戦隊に比べると地味な扱いであったが……。

この先はアニメ版第一話のネタバレを含みます。

アニメにおける第三水雷戦隊

アニメ版艦これの主人公である吹雪の所属水雷戦隊として登場。

しかし川内だけでなく史実では三水戦に所属しなかった那珂神通、そして睦月夕立も三水戦所属となる。

つまり史実の太平洋戦争とは少し違った6隻編制の「艦これ」独自のオリジナル水雷戦隊編制である。

(艦これメディアミックスにおける「オリジナル編制」としては他にノベライズ「陽炎、抜錨します!」の第十四駆逐隊が存在している)

アニメで第三水雷戦隊がフィーチャーされている理由は主人公の吹雪が史実の太平洋戦争で所属していたのが三水戦だったことに付け加えて

  • 第一機動部隊(空母機動部隊)
  • 第二支援艦隊(戦艦部隊)
  • 第三水雷戦隊
  • 第四偵察部隊(偵察部隊・1話時)/第四水雷戦隊(3話時)

と四つある艦隊の中で「水雷戦隊として編成された第三艦隊」というニュアンスも読み取れるかもしれない。

第五話冒頭時点で他の部隊ともども解体されており、それ以降同名の部隊が再編成されているかどうかについては不明である。

アニメ版三水戦の構成メンバー

第五話冒頭時点までのメンバーを記す。

ちなみにこの6名は「アニメ艦これにおける第三水雷戦隊」であり、吹雪と川内以外は太平洋海戦当時に三水戦に所属していたわけではないので注意が必要。

アニメ版の主人公。

なお「史実における第三水雷戦隊」でも白雪初雪叢雲などと共に第十一駆逐隊として参加していた。4コマ「吹雪、がんばります」でも川内との三水戦の絡みがある。

アニメ版においては第1話が初陣で窮地に陥っていたが、赤城や提督の励ましによって一航戦の護衛としてなるよう頑張るように決意を固める。

センシティブな作品

アニメ版においては吹雪の友人の一人にして第三水雷戦隊の一員。

史実では夕張率いる第六水雷戦隊に所属していて第三水雷戦隊に所属した事はない。

(ただし睦月が沈んだ後に夕張と睦月型の第三十駆逐隊が三水戦にスライドした事はある)

第三十駆逐隊の僚艦である如月との交流もあるようだ。

基本的にアニメ版では他の駆逐艦はちゃん付けで呼ぶ。

天然っぽい所はあるが、アニメ版では夕立に押されて突っ込みポジションを担いがち。

原作と違いエキセントリックな人格ではなく、面倒見がよく思慮深い常識人となっている。

吹雪ほどではないが実戦経験があまり豊富なわけではない。

アニメ版においては吹雪の友人の一人。

史実では那珂率いる第四水雷戦隊に第二駆逐隊として所属していて第三水雷戦隊に所属した事はない。

ブラウザゲームではソロモンの悪夢の異名からの日本駆逐艦の最大火力を誇る夕立改二の印象が強いがアニメ版は当初は実戦をあまり経験した事がない新兵として登場。

だがフリーダムなぽいぬっぷりは健在であり吹雪や睦月達を振り回す。

史実でもアニメ版艦これでも三水戦に所属している。

しかしアニメ版艦これでは妹2隻と上述の駆逐艦3隻と共に「第三水雷戦隊」を結成する(ただし旗艦任務は何故か神通になっている。)

艦これではお馴染み夜戦馬鹿っぷりを見せる。

なお彼女に限った事ではないが、アニメ版の川内型は最初は改二になる前の姿で登場する。

史実では主に「第二水雷戦隊」に旗艦として所属していた。

原作ゲームにはないが、艦これのメディアミックスでも漫画「いつか静かな海で」やノベライズ「陽炎、抜錨します」において第十八駆逐隊第十六駆逐隊らに対して二水戦の鬼教官としての側面を見せていた。

しかしアニメ版艦これにおいては当初は姉や妹と共に第三水雷戦隊として参加している。

またアニメ版三水戦における旗艦として指揮を下す。

暴走しがちな川内や那珂、まだ経験が薄い吹雪達のフォローに回るなどゲーム中で秘書艦にした時に見せる気弱な側面が印象に残るものの判断力は高く旗艦としての仕事を行っている。

センシティブな作品

史実では主に白露型朝潮型と共に「第四水雷戦隊」に旗艦として所属して、たまに「第二水雷戦隊」を預かっていた。

しかしアニメ版では姉2隻と共に第三水雷戦隊から始まる。

三水戦でもセンターを務め、海戦時でも出来る限りアイドルっぽく振る舞おうとする。

また睦月などの駆逐艦は目上艦種の川内や神通、赤城らの事は「さん付け」か「先輩」呼称だが、那珂に関しては睦月らも「那珂ちゃん」と呼んでいる。

ゲームにおける第三水雷戦隊

上記の通り、ゲームにおいてもほとんど話題に上がってなかった第三水雷戦隊だが、阿武隈が2015年初夏限定ボイスで、速吸が時報で川内の事を「どこかの三水戦」「三水戦の人」と話題にするようになった。

その後、突入!海上輸送作戦にて限定ボイスで遂に川内の口から「三水戦」の言葉が登場した。

「川内参上!三水戦の戦い、見せてあげるよ!」

関連記事

編集者:Morisoba
編集内容:睦月の性格について追記