忘れないで――信じる心は、あなたの魔法よ。
概要
株式会社TRIGGERが製作したオリジナル短編アニメ。
2013年3月2日に公開された「アニメミライ2013」への参加作品であり、TRIGGERの劇場第1弾。アニメミライの「新人育成」というコンセプトを、魔法学校を舞台に成長する新米魔女の物語として描いたものだという。略称として「LWA」がある。
動画サイトYouTubeでの期間限定公開が海外のネットユーザーの間で大きな反響を呼び、ファンの熱い声援に後押しされてか同年7月には続編の製作が発表される。なお製作資金の調達にはクラウドファンディングサイトのKickstarterが用いられ、目標額(15万ドル)には6時間で到達、1ヶ月の募集期間で62万ドル超が集まった。
続編はタイトルを『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』とし、2015年に公開された。
2016年6月、宇宙パトロールルル子の最終回でルル子とのバトンタッチを披露し、更には放送終了後に新作テレビアニメ制作の発表も行われると言う予想外の展開を起こしている。おそらく、以前に登場した段階で伏線があったと考えられるが……。
あらすじ
幼い頃に見た魔法ショーで魔法の魅力に取り憑かれ、ヨーロッパの魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学したアッコ。大きな期待とは裏腹に日々の授業は意外と退屈。保守的な魔法界の雰囲気を打ち破り、魔法に夢を取り戻そうと張り切るアッコだが、周囲の目は冷ややかで授業でも空回りの連続。唯一の味方はルームメイトで親友のロッテとスーシィの2人だけ。そんなある日、学校でとんでもないハプニングが発生。思いがけず事件解決の鍵を握ってしまったアッコは、ロッテ、スーシィ達と共に学校崩壊の危機に立ち向かう!
(公式サイトより)
登場人物
CV:潘めぐみ
日本出身。小さい頃に見たシャイニィシャリオの魔法ショーに魅せられ、彼女のようにイケてる魔女を目指す少女。魔女の家系の生徒が多いルーナノヴァでは珍しく一般家庭の出身で、箒で飛んだこともない。そのくせ根拠のない自信に溢れており、こうと決めたら猪突猛進。自室のベッド脇にはシャリオのポスターを貼っており、素敵な魔女像を教えてくれた彼女を慕う気持ちはまったく褪せていない。
CV:折笠富美子
フィンランド出身。ヘマをしがちなアッコをフォローする、穏和な性格の眼鏡っ娘。突出したスキルは見られないものの、大抵の魔法はそつなく使える。講義も楽しんで受けているが、隣でアッコが居眠りするため気が気ではない。思慮深く堅実で、何かと突っ走るアッコになんだかんだで付き合ういいブレーキ役。
CV:村瀬迪与
東南アジア出身。ミステリアスな風貌の毒舌家で愛称は「スー」。私的に魔法薬を研究しているらしく、アッコを半ば実験台扱いしている。怪物が相手でもマイペースを貫く肝の太さを持ち、実戦用に持ち歩いている薬瓶の中身は劇薬揃い。ローブが足先までを覆っており、歩き方はナメクジのよう。
CV:日笠陽子
イギリス出身。優雅な雰囲気を漂わせる優等生。尊大な態度に見合う実力を持ちながら、思い上がって思慮を欠くことも。魔女は恐れられるべきものと考え、シャリオへの憧れを口にするアッコを「嘆かわしい」と一蹴する。いつも取り巻きのハンナ(中尾衣里)、バーバラ(赤﨑千夏)を連れているが、いざとなれば単独行動も辞さない。
CV:志田有彩
アメリカ出身。
CV:村川梨衣
ドイツ出身。
CV:上田麗奈
ロシア出身。
CV:日髙のり子
燃えるような赤い髪をなびかせ、七つ星の輝く杖「シャイニィロッド」を操るヒロイックな出で立ちの魔女。アッコにとっては今も昔も憧れの存在。魔法を使った華やかなショーを繰り広げ、多くの観客を幻想的な世界へと誘った。現在ではすっかり過去の人となっており、子供騙し、荒唐無稽、魔女の誤ったイメージを広めたなどとして、魔法界ではあまり良く思われていない。
スタッフ
監督・原案・キャラクターデザイン・作画監督・原画 - 吉成曜
脚本 - 大塚雅彦
美術監督 - 金子雄司
色彩設計 - 垣田由紀子(T2studio)
撮影監督 - 山田豊徳(サンジゲン)
編集 - 坪根健太郎(Real-T)
音響監督 - 渡辺淳
プロデューサー・担当制作 - 堤尚子
アニメーション制作 - TRIGGER
関連タグ
宇宙パトロールルル子:本編にて同作の魔法学校が登場し、スーシィも本人が姿を見せると言う展開に。ちなみに、この回に関しては製作会社つながりである。更にはルル子の最終話にも……。