「(疑問そうに)……ン?」
CV:村川梨衣
概要
『リトルウィッチアカデミア』の登場人物。
ドイツ出身。
人物
『魔法仕掛けのパレード』にて登場。アツコたちと共にパレードの実施を任されたひとり。小柄な体躯と、一本に束ねた髪、額に載せた作業用ゴーグルが特徴。愛称は「コンツェ」または「コンス」。
魔法学校ルーナ・ノヴァの生徒でありながら、校内に機械技術を持ち込んで独自に製造、密売していた奇人で、教師陣からは問題児扱いされている。
かなり寡黙な性格であり劇中でもコンスタンツェ自身のセリフは(うめき声やうなり声を除いて)殆ど無く、無愛想な表情で黙々と機械を弄っている場面が多い。しかし、年相応に豊かな感情は持ち合わせており、悪ガキにトマトを投げつけられた際は後述の光線銃で応戦し、愛用のロボットであるスタンボットにコミカルな動作を組み込むなど茶目っ気も持っている様子が見受けられる。
寡黙で実直な反面、交渉事は苦手としており、他者とのコミュニケーションはスタンボットを通じたものや筆談に頼っている。
TVアニメ版では『魔法仕掛けのパレード』で共に初登場したアマンダやヤスミンカとよくつるんでおり、箒リレーで組んだり、映画を観たりと親しく付き合っている。
実家は造船業。顔つきは母親似ではなく父親似であることが家族写真から確認できる。
機械と魔法を組み合わせた技術の開発に優れており、『魔法仕掛けのパレード』ではパレードの山車のギミック組込や操縦を担当した他、魔法の杖をロボットに組み込んだ光線銃を使用。TVアニメ版でもAIを搭載した小型ロボット「スタンボット」をはじめ、魔力がなくても飛行可能な箒や、全自動洗濯機、RPG、アイロンがけを行なうラジコン、映写機、金属の塊から自動変形するロボットの玩具など、数々のアイテムを発明している。
また18話ではワイルドハントで使用する飛行船を建造したが、完成後にアツコのアイディアを取り入れて急遽大改造を施し、魔導戦士グランシャリオンという変形ロボットを実現させている。
小ネタ
- 愛称の「コンツェ」は『魔法仕掛けのパレード』で一度呼ばれた程度で、作中では「コンスタンツェ」と呼ばれることが多い。TV版では「コンス」とも呼ばれている。
- 『魔法仕掛けのパレード』にて「E=mc2」と描かれたシャツを着ているが、これはアインシュタインが発表した相対性理論にまつわる関係式。
- 見ての通り極めて長い名前を持ち、作中でも「噛みそうな名前」と言われている。TV版放映に際してはコンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガーとさらに名前が長くなった。
- ちなみに「コンスタンツェ・アマーリエ」までが名前、「フォン」以降が苗字。ドイツ出身でなおかつ“フォン”が家名に付くということは、かなり家柄が良い可能性がある。
- また、「=」の記号は『家柄に複数の由来がある事を表す』苗字によく使われるもので、この場合、例えば「ブラウンシュバンク家でありアルブレヒツベルガー家でもある」等の解釈ができる。
- つまり彼女の名前は「ブラウンシュバンクかつアルブレヒツベルガー家のコンスタンツェ・アマーリエ」といった意味になる。
- 公式サイトにて「スーシィと気が合い、二人でなにやら怪しげな研究をしているらしい」というなにやら思わせぶりな記述があるが、TVアニメ版劇中ではそれらしい描写はなかった。ただしスーシィと気が合う様子は描かれており、最終話にてスーシィとともにテレビゲームに興じているシーンがある。
- 無口な性格なのは上述したとおりであるが、無口どころか、実は唸り声や呻き声を除いたまともな台詞は、TVアニメ版最終話にて呟いた一言だけである。
- コンスタンツェを演じているのは上記の通り村川氏だが、無口なキャラクターであるためコンスタンツェとしての台詞はかなり少ないため、ワンガリをはじめコンスタンツェ以外の端役やモブを数多く演じている。
- グランシャリオンに関しては、何とスーパーロボット大戦X-Ωへ期間限定参戦が確定している。X-Ωでは等身大に近い面々が参戦しているのだが、まさかの参戦を果たす。(実際、TRIGGERはダーリン・イン・ザ・フランキスで初のロボット作品を手掛けるのだが、それよりも速いスパロボ参戦となった)