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CV:日髙のり子


概要編集

リトルウィッチアカデミア』の登場人物。


「忘れないで。信じる心が、あなたの魔法よ」


人物編集

 フルネームはシャリオ・デュノール

 世界的に有名だった魔女で、魅力的なマジックショーを開催し世界に魔法ブームをもたらした。燃えるような赤い髪と赤い瞳、派手な衣装が特徴。アツコ・カガリが魔女に憧れるきっかけを作った人物。


アッコの宝物センシティブな作品


 シャリオによる華やかで美しいマジックショーは有名となり、トレーディングカードやポスターなどのグッズも作られるほどの人気を博したが、魔法ブームが絶頂期を迎えた時期に突如引退し、以来10年間行方不明となっている。

 こうした華やかな面とは裏腹に、「魔女について誤ったイメージを広めた」「幼稚で下品、演出過剰」「シャリオの魔法を評価する者は一人もいない」といったように魔法界での評価は極めて低く、今となっては世間からも忘れられた過去の人となってしまっている。


 ルーナ・ノヴァのOGであり、かつて開催された箒リレーで優勝した記念写真や、学校の伝統ある魔法祭で最も優秀な生徒に与えられる「月光の魔女」の称号を得たこと、ポラリスの泉を訪れたことがあるなど、校内のあちこちにその足跡が残されている。アツコがルーナ・ノヴァを選んだのも、そこがシャリオの母校であることが理由。


 彼女の杖である『シャイニィロッド』は「アルクトゥルスの森」の奥深く(アニメミライ版ではダンジョンの地下深く)に打ち捨てられていたが、ひょんな偶然からアツコの手に渡り「シャイニィシャリオ本人と出会うまで」アツコが預かることとなった。


 学生時代の描写から、赤い瞳と赤髪は生まれつきのものである模様。シャリオの学生時代を知る教師フィネランの話では、シャリオは魔法のセンスは一流だったものの、どちらかというとアツコと同じく劣等生の部類に入る生徒だったようである。また在学中に月光の魔女に選ばれているが、入学当初は魔法を上手く使いこなせず落ち込むこともあった。

 また12話以降から、かつて在学中に親友がいたらしいことが示唆されている。


 ルーナノヴァに暮らす「ポラリスの泉」の守護獣 大熊アルカスとは、アルカスが幼いころからの付き合い。落雷で怪我を負った小さなアルカスをシャリオが助けたことがあり、アルカスが大熊となった今でもシャリオに懐いている。


 CVが同じであることや、瞳や髪といった身体的特徴、服装などから作中のある人物と同一もしくは極めて近しい人物である可能性が示唆されているが果たして・・・?


小ネタ編集

  • 形状が酷似しているシャイニィロッドをはじめ、「ポラリスの泉」「使い魔アルコル」「アルクトゥルスの森」「大熊アルカス」など、シャリオ所縁のものや地名などは北斗七星に由来した名前が多い。シャリオの名前もおそらく、フランス語で北斗七星を表す「Grande casserole(グランシャリオ)」に由来すると思われる。
  • 出身地について言及はないが苗字や名前からフランス出身の可能性がある。
  • 初期案においてフルネームは「シャリオ・フォントノーワ」という設定だったが、TVアニメ化にあたって変更された。

関連タグ編集

リトルウィッチアカデミア

魔法少女 スーパーヒロイン

誤表記;シャイニーシャリオ


以下ネタバレ



























 TVアニメ版の終盤、21話から23話にかけて、シャリオの出自と引退の真相が描かれた。


 幼い頃からの夢だった「みんなを笑顔にする魔女になりたい」という想いを胸に、魔法学校ルーナノヴァへ入学したシャリオ。

 入学当初は魔法が上手く使えず落ち込んでいたが、親友から「信じる心は魔法なのだから」と励まされて奮起し、努力の末に学内でも月光の魔女にまで登り詰めるほどの才能を発揮するようになっていった。


 世界改変魔法グラントリスケルを捜し求める親友に同行していた過程にて、シャリオは魔法の杖クラウソラス(のちのシャイニィロッド)を授かる。そこで「失われた7つの言の葉を探す」という使命を与えられたシャリオは、ナインオールドウィッチのひとりであるウッドワードの指示の下、魔法を使ったストリートパフォーマンスや人助けで人々を笑顔にしていく。そうして言の葉を6つまで蘇らせることができたものの、7つめの言の葉はなかなか蘇らせることが出来なかった。


 そんなある日、シャリオのパフォーマンスを見ていたショービジネス関係者のアランが接触し、シャリオの元へ大規模なマジックショーを行なう機会が転がり込んでくる。そこで行なったシャリオのマジックショーは評判となり、世界中での興行が決まることになる。華やかなマジックショーで人々に笑顔と夢をもたらす、シャイニィシャリオの誕生であった。


 シャリオのマジックショーが人気を博すにつれて、いつからか観客はより華やかでより派手なショーを求めるようになってゆく。

 期待値のインフレに苦悩するようになった折、シャリオは久方ぶりに親友と再会。親友が開発した魔法「人々の夢を見る想いを魔力に変えるドリーム・フューエル・スピリット」を教えられてさっそくショーで実践、これまでにない大きな魔力を使うことができるようになり、シャリオのショーは大成功を収めた。

 しかし「ドリーム・フューエル・スピリット」の正体は「周囲の人々から魔力を吸い取って運用する」という恐ろしい魔法であり、親友に利用されて非道な実験の片棒を担がされていたことを知ったシャリオは親友と決別する。


 ドリーム・フューエル・スピリットを封印した後もしばらくは魔法ショーを続けていたが、世間から魔法が忘れ去られてしまうというプレッシャーと、加熱してゆくばかりの周囲からの期待で、追い詰められた果てにシャリオは月へ向かってシャイニーアルクを暴発させ、月面に巨大なクレーターを刻み込むという凶行を犯す。

 凶行に手を染めたシャリオにもはやシャイニィロッドを使う資格などはなく、手にしたシャイニィロッドと共にシャイニィシャリオとしてのキャリアは潰えてしまった。


 親友も夢も栄光も失ったシャリオはその後名前と姿を変えて、ルーナノヴァへ戻ってひっそりと暮らしていたが、ひとりの少女がシャイニィロッドを手にしてルーナノヴァへやってきたことで、事態は再び大きく動き出すことになる。


 今はもうシャイニィロッドを使うことは出来ないが、シャリオを毛嫌いする恩師フィネランからさえ一流と評されたシャリオの魔法のセンスは現在も健在である。

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