概要
大阪府大阪市西成区にある南海電気鉄道南海本線・高野線と大阪市営地下鉄堺筋線の駅。
南海電車の乗客(特に南海本線)が大阪都心部に向かう為に乗り換える駅の1つである。
駅構造
南海電気鉄道(NK05)
相対式2面と島式1面の複合3面4線の高架駅。隣の岸里玉出駅は南海本線の普通と高野線の各駅停車しか止まらないので、南海本線と高野線との乗り換えは当駅を利用する。ホームは3階、改札は2階にある。
ホームの有効長はいずれも20m車10両分だが、現在10両編成で運行する電車は設定されていない。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 南海高野線 | 下り | 堺東・和泉中央・河内長野・橋本・高野山方面 | |
2 | 南海高野線 | 上り | 新今宮・なんば方面 | 荻ノ茶屋・今宮戎は『各停』のみ停車 |
3 | 南海本線 | 下り | 堺・岸和田・関西空港・和歌山市方面 | |
4 | 南海本線 | 上り | 新今宮・なんば方面 | 荻ノ茶屋・今宮戎は通過 |
南海天王寺支線
天下茶屋駅には南海天王寺支線の電車も発着していた。1900年に天王寺~天下茶屋駅間が開業。天下茶屋駅の高架化と地下鉄堺筋線の建設のために1984年に今池町~天下茶屋間が廃止された(その後堺筋線動物園前~天下茶屋間開業に伴い1993年に全線廃止)。
大阪市営地下鉄(K20)
島式1面と単式1面がある複合型2面3線の駅である。改札は1階にある。阪急京都線・千里線から関西空港へ向かう場合は天下茶屋乗り換えが便利である(阪急京都線方面から南海関西空港駅への直通切符は基本的に天下茶屋での乗り換えのみ可能、なお堺筋線以外の大阪市営地下鉄から関西空港駅への同切符はなんば駅のみ乗り換え可能)。
※1番線から発車する列車は少なく、他にラッシュ時に降車専用ホームとして使用する程度。
利用状況
近況
南海電気鉄道
大阪市営地下鉄
- 2014年度の乗降人員は68,334人である。
年度別乗降人員表
年度 | 南海 | 大阪市営地下鉄 | |
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乗降人員 | 乗降人員 | 調査日 | |
2008年度 | 59,726人 | 66,413人 | 11月11日 |
2009年度 | 60,112人 | 66,304人 | 11月10日 |
2010年度 | 61,285人 | 65,686人 | 11月9日 |
2011年度 | 61,681人 | 65,826人 | 11月8日 |
2012年度 | 63,006人 | 66,419人 | 11月13日 |
2013年度 | 65,007人 | 66,938人 | 11月19日 |
2014年度 | 65,289人 | 68,334人 | 11月11日 |
2015年度 | 67,524人 |
関連タグ
南海本線 高野線 堺筋線 新今宮駅 難波駅 天下茶屋 駅 大阪府内の駅一覧
余談
余談だが、南海本線と高野線を乗り換える場合は新今宮駅よりも当駅で乗り換えることを推奨している。
これは、無賃乗車の問題のほか、西の寿町として悪名高い釜ヶ崎が存在するからである。危険地帯である釜ヶ崎で降りると大変な状態に(以下略)。なお、横浜の寿町も同様で、仮にみなとみらい線、グリーンラインが磯子まで延伸していたらそちらへ流れていたかもしれない。