トゥーミー
とぅーみー
データ
役職/ダイカーン
出身/惑星ストーンヘン(サイダン座系)
身長/194cm(ヒカエオロー時44.6m)
体重/175kg(ヒカエオロー時402.5t)
装備/パースライサー
分類/機械生命体
概要
惑星チキュウへ複数人常駐しているダイカーンの1人で、サイダン座系惑星・ストーンヘン出身のダイカーン。バランスと同じ機械生命体でもある。
ボリュームのある上半身が特徴的のシルエットと鋼鉄製と思わせる黒光りの体を持つ厳つい姿だが、見様によってはバースディケーキにも見える外見を持つ(※頭部の周りの角はロウソク、後述のスティールベリーライトはイチゴに見立てられる)。
“バースデー反応”と言う形で誕生日を察知出来るらしく、それで見付けた誕生日を祝って貰おうとする者の元へ現れるや、顔両脇にあるストーンヘン人特有の『スティールベリーライト』から照射する“オタンジョウビーム”を浴びせて相手から『誕生日を奪って』しまう(※奪った誕生日はケーキの上へ飾る誕生日プレートの形で実体化、これを壊せば持ち主の元へ戻る)。
これは誕生日を迎えた者に本来贈られるはずの祝福を全て横取りする“呪い”の様な物で、対象者へのプレゼントや御馳走は悉くがトゥーミーの元に瞬時に略奪・転送され、対象者への『おめでとう』等の祝辞は、声に出そうとしても出て来ない、垂れ幕の文字なら片っ端から消えてしまう等、極めて陰湿で悪辣。こうして支配地区の対象者から御馳走やプレゼントを巻き上げ、誕生日を永久に迎えられない様にして精神的に苦しめる圧政を行っていた。
戦闘では両手首から発生させるビームソード『バースライサー』を使用(※バースディケーキを数ミリ単位で等分カット出来る切断精度を持つらしい)。更に巨大化時は腕と下半身を収納して飛行形態となった所へクリームを纏い、巨大パイとなって敵に体当たりする“ホールケーキ飛行形態”なる技を使う。
前述の様に外見こそ厳ついが、その性格はやたらと誕生日プレゼントを欲しがる、何時でも周りから祝って貰いたがる等子供じみている。一方で誕生日を奪う事以外には興味が無い様で、普段は拠点(支配地区内のビルでモライマーズ内では無い)に籠って巻き上げた御馳走やプレゼントを楽しみインダベーに自身を祝わせている。一人称は“ミー”。キョダインロウは右腰に下げている。
ある目撃証言によると、真夜中のトゥーミーの頭部は神秘的に光り輝いていたと言う。
活躍
支配地区の子供から誕生日を奪い、誕生パーティから巻き上げた御馳走やプレゼントを楽しんでいたが、ショウ・ロンポーからの提案で自身の討伐を目論むキュウレンジャーが囮として放ったバランス(偶々その日が300歳の誕生日だった)を見付けたのでインダベーを引き連れ拠点の外へ姿を表す。だが囮作戦である事を忘れ、怪盗BN団時代からの相方が心配になったナーガ・レイが先走ってしまった為キュウレンジャーの作戦が破綻。トゥーミーはBN団2人にラッキー・スティンガー・ハミィの5人と交戦する。
しかしそこをイカーゲンとマーダッコが強襲、それでキュウレンジャーの戦闘体勢が崩れた隙にオタンジョウビームをバランスへ浴びせ誕生日を奪う事に成功。目的を果たした為撤退する。
その後、拠点のビル内でバランスの誕生パーティから巻き上げた御馳走(スパーダ作の料理)を食べようとしていた所に、ファンの止まった換気扇からロープを括り付けて降りて来たナーガ/ヘビツカイシルバーが怪盗BN団として参上(※換気扇を止めるまでに、シシレッドとサソリオレンジがあるアクシデントへ見舞われたのは別の話)。彼にプレゼントの中へ埋もれていた誕生日プレートを納めた籠を掴まれて持って行かれそうになった為咄嗟にしがみ付くが、そこでナーガに括り付けられていたロープを持っていたチャンプ/オウシブラックがトゥーミーやナーガごと籠を一気に引き上げる。そうして籠が宙を舞った瞬間、ナーガがキューシックルで籠ごとプレートを壊した事で奪って来た全ての誕生日を開放されてしまう。
トゥーミー自身も籠の爆発で外へ放り出されるが、そこへ誕生日を取り戻したバランスを含めたキュウレンジャーが以前と同じメンバー(レッド・オレンジ・シルバー・ゴールド・グリーン)で現れる。自身の集めた誕生日を解放された事に憤慨して再び交戦するも、シルバーと鍔迫り合っている所でテンビンゴールドが放ったリブラインパクトを浴びて怯んだ隙にカメレオングリーン⇒レッド&オレンジの順で連続攻撃を受けてしまう。
そして、直後に5人からオールスタークラッシュを喰らい「こんなプレゼントいらない~!」と言って敗北。
その後、自身が管理していたモライマーズを壊そうとするキュウレンオーに対し、ヒカエオローを果たして巨大化・対峙する。今度は“ホールケーキ飛行形態”を喰らわせて相手をクリーム塗れにし、各部に露出しているコクピットの視界を奪う事に成功。そのまま自身から一方的に攻撃して転倒させる。
しかし転ばせた時に、巻き込んだビルの屋上にあった貯水タンクから勢い良く水が出てクリームを洗い流してしまった為アッサリ形勢が逆転。更にはキュウレンオーから分離したテンビン・ヘビツカイボイジャーの連携に手も足も出ず、モライマーズのすぐ傍まで追い込まれてしまう。
最後はそこへキュウレンオーハッピースプラッシュを喰らい、「命日になっちゃった~!!」と言う断末魔を残して傍のモライマーズ諸共爆散した。