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ろくろ首(歪のアマルガム)の編集履歴

2017-04-25 21:29:15 バージョン

ろくろ首(歪のアマルガム)

ろくろくび

ろくろ首とは、漫画作品『歪のアマルガム』の登場人物の仮称である。

概要

週刊少年ジャンプ』で連載された石山諒氏の漫画作品『歪のアマルガム』に登場する女性キャラクター。

まで届く長い黒髪が特徴の巨乳美女

初登場回は第2話『ダンス・マカブル』。


なお「ろくろ首」とは、彼女の変貌した姿から黒水影舟が付けた便宜上の呼称であり、本名は不明である。

詳細

犯罪組織『賽』の研究施設にて、実験体にされた久佐場六道を黒水が殺処分しようとした際、突然室内に入ってきた謎の女性。

服装は黒いブラジャーパンツの上にボロボロのワイシャツを羽織っただけという半裸姿で、足は裸足


六道らを認めるや、嬉しそうに微笑んで見せるが、まるでデートの待ち合わせをしていたかのような意味不明なセリフを一方的に喋り始め、妖怪ろくろ首としか形容しようのない異形の姿へと変貌した


彼女も六道同様、がしゃ髑髏の妖細胞を植え付けられた被害者であり、体から無数のを生み出す能力を身に付けていた。

しかし彼女は、六道と違って妖細胞に適合できなかった「失敗作」で、自我を失い暴れ狂うだけの怪物と化していた。

失敗作はがほぼ壊死しており、数日間しか生きられない。

黒水は六道より彼女の殺処分を優先しようと飛び掛かるが…。

戦闘と最期

黒水曰く、彼女は「頸部特化のがしゃ髑髏変異体」であり、の下部に無数の骨を生やすことで、を数メートルも伸ばすことができる。

首は骨が何層にも重なっており、黒水のでも切断しきれない。


頭部に複数のクナイを撃ち込まれるが怯むこともなく、のごとき四つ足の体勢を取り、人間であった時の記憶に沿ったセリフを壊れた機械のように喚き散らしながら戦闘を続行しようとする彼女。


しかし黒水から自分を庇い「他人が勝手にこの人の命、諦めていいのかよ!!」と叫ぶ六道の姿に、残った自我を揺り起こされたのか、六道の腕に生えたトゲ状の骨に自ら喉の奥を突き刺し自決

ながらに「ありがとう、あなたは諦めないでね」と言い残し死亡するという壮絶な最期を遂げた。


六道にとって「初めて出会った自分以外の実験体」であり、「初めて救おうとして救えなかった人物」でもある彼女。

続く第3話で、六道は彼女の今際の言葉を思い出し、元の暮らしに戻るべく茨の道を歩む決意を固める。

第7話では、殺人者との初対決に挑む上で戦意を奮い立たせる際、及びその殺人者の自決を食い止める際、彼女の事を回想していた。

また黒水はこの一件を切っ掛けに、六道が自我を失くしたら自分が始末すると宣言し、彼の監視役を買って出ることになる。

人物

作中で明示されている情報は極めて少なく、本名をはじめ年齢・経歴・実験体にされた経緯など、殆どの事柄は明かされていない。

彼女が口走った過去のセリフから、母親と良好な関係であったことと、「タカヒト」なる男性と交際していたことのみが僅かに判明している。

また左手の薬指指輪をはめていたことや、母親に育ててもらった感謝の言葉を口にしていたことから、結婚直前もしくは結婚後に実験体にされたことが窺える。


彼女が登場時に語ったデートの内容は、第1話で六道とヒロインの火野彌生が取った行動を彷彿させるものである。

加えてする相手がいたこと・がしゃ髑髏の妖細胞を移植されたことなど、六道と共通点も多く、「六道自身がこうなっていたかもしれない姿(いずれこうなるかもしれない姿)」とも呼べる人物だった。

  • ヒロインキャラ並みのビジュアルに巨乳の半裸姿(へその位置は妙に低めだが)という、露骨なお色気担当の新レギュラーキャラと見せかけて突然怪物化する
  • 恋人との交際を楽しみ、結婚できることを喜び、母親に感謝するという幸福の絶頂から絶望に突き落とされたことを窺わせるセリフの数々
  • 最後の最後で自我を取り戻し、自ら無残な死を選ぶ

…と、その存在すべてが極めて衝撃的かつ後味の悪いキャラクターであり、読者に強烈な印象を残す人物である。

読者にはダークかつハードな本作品の印象を、主人公(六道)には敵のやり方と己のこれからの目的を、副主人公(黒水)には被験者でも自我を維持できる可能性があるという事実を、それぞれ植え付ける役割を担ったと言える。


とはいえ物語全体から見れば、登場したその回のうちにさっさと死ぬ、悪く言えば「死ぬために出てきたゲストキャラ」に過ぎない。

こうして彼女は死ぬことによって作中での役割を終え、物語から退場していった


…と思われたのだが

最終回『result』にて

六道は黒幕サラ・ヴェーレンとの死闘に勝利するが、同時に妖細胞に取り込まれ、自我を失った怪物に変貌しようとしていた。

いつかの誰かのように、壊れた機械のごとく過去の思い出に沿ったセリフを呟き続ける六道。


彼は心の中で、何も無い闇の中を歩いていた。

自分がどこへ行けばいいのか、何のために行動していたのかも見失い、闇に飲み込まれようとする彼。

だがその前に現れたのは、彼に諦めないよう言い残し散っていった、名も知らぬ「彼女」だった。

待っていてくれる人がいることを六道に思い出させ、振り返らず進み日常へと還るよう促す彼女。


こうして彼は自我を取り戻した。

彼女が思い出させた彌生との約束が、妖細胞に打ち勝つほどの強い記憶となったのか。

それは誰にもわからない。


なお、最終回での彼女は第2話と違って指輪をしていなかったのだが、何か理由があるのか、それとも単なる作者の描き忘れなのか。

それも誰にもわからない。

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