概要
三ツ首コンドルに続く石山諒の漫画。週刊少年ジャンプの2016年45号から2017年12号まで連載された。全3巻。
2巻と3巻には元となった読み切り『凶星の紫』(2巻)、『妖移植変異体ガロ』(3巻)が収録されている。
また、3巻には本誌に掲載された全18話の他に、描き下ろしの最終回第19話が収録されている。
あらすじ
高校生の久佐場六道は幼馴染とデートの約束をした帰り、鉄道の事故に遭う。
死んだはずの六道は『賽』と呼ばれる組織に実験体として生かされていた。
非情な実験開始により六道は「がしゃ髑髏」へと変貌する。
だが幼馴染とのデートの約束を思い出し、万の痛みを受けながらも精神を保ち、事故で失った下半身と左手の部分を骨で補い、生き残る。
彼は果たして、日常に戻れるのか…?
登場人物
- 久佐場六道(くさばろくみち)
「がしゃ髑髏」の妖細胞を植え付けられる。妖力のスペックは骨の無限創生。
灰色と紫色の間のような髪。
- 黒水影舟(くろみずえいしゅう)
六道のクラスに転校生としてやってくる。
零課に所属している。日本刀などを扱う。
後ろで長い三つ編みをしている。
- 牛頭次郎(ごとうじろう)
零課の課長。
『賽』の研究員のセリフから相当の強者であると思われる。
左目に傷がある。兄がいる。
凶気の女科学者。かなりの人体実験をしている。
人の臓器などを食していた。
金髪。
『賽』の実働部隊副長を務める男性。
がしゃ髑髏の妖細胞を植え付けられた実験失敗作の女性。
用語説明
妖細胞
ある出土されたミイラから採取された細胞。
移植することでその対象が妖のスペックを手に入れられる。
賽
旧日本軍の研究機関。
終戦に紛れ、ミイラを持って失踪。実験を続けた。
実働部隊もある。
零課
『賽』を捕まえるためだけに存在している課。
違法捜査を見逃されている。