牛頭次郎
ごとうじろう
『週刊少年ジャンプ』で連載された石山諒氏の漫画作品『歪のアマルガム』に登場する味方キャラクター。
特殊警察の指揮者であり、主人公と副主人公の上司である。
初登場シーンは第2回『ダンス・マカブル』のラスト。
犯罪組織『賽』の解体のみを目的とする警察の特務部署・警視庁零課の課長。
右目のまぶたを通る縦線状の傷跡が特徴で、右目は常に閉じている。両腕は包帯を巻くことで肌を隠している。
常に微笑みを絶やさず、飄々と振る舞い軽口ばかり叩いているが、内心では部下への気遣いや犠牲者の弔いを忘れない人格者。
同時に、部下が拷問の末に惨殺されたと聞かされても動じない冷静さと、必要とあらば非情な現実を容赦なく突き付ける厳格さも併せ持っている。
妖細胞を移植されながらも自我を失わなかった久佐場六道に、元の肉体に戻れる可能性があると見込み、あえて挑発。
茨の道を歩む決意と人を殺さないという信念を目の当たりにしたことで、彼を零課員に勧誘する。
敵の攻撃モーションを見ながら一瞬にしてその実力を見抜くというコンピュータの如き分析能力と、改造人間の連続銃撃も全て回避するという超人的な身体能力を併せ持っており、『賽』の研究員からも「あの牛頭」と警戒されていた。
部下の黒水影舟とは違って戦闘に武器は用いず、素手で戦う。
自分の肉体から気を敵の体内に送り込み破壊することができるようで、作中では相手に拳を当てて放つ『寸勁 極(ごく)』と、肘を当てて放つ『寸勁 波状歩(はじょうふ)』という技を使用している。
狂戦士形態(バーサーカーフォルム)となった六道もギリギリながら鎮めて見せたほどだが、不死身の再生能力を持つサラ・ヴェーレンには通用しなかった。
安馬桐 切子(あまぎり きりこ)
捜査一課のエースであるらしい女性刑事。ショートヘアが特徴。
次郎とは古い付き合いであるらしく、その性格を熟知している。
人命救助のためには暴走のリスクを加味しても六道を戦力として投入すべきと主張する、厳しい性格の持ち主。
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