ジロー
じろー
概要
光明寺博士によってダークの魔の手を止めるために造られたが、良心回路(ジェミニィ)が不完全なためにプロフェッサー・ギルの超音波笛に苦しまされる他、数々の悲しみを背負った人造人間(アンドロイド)。
両肩のスイッチを作動させることで戦闘形態キカイダーにチェンジする。
常に黒手袋をはめ、青いGジャンの上下に黄色いインナー(アニメ版など一部の媒体では赤)がトレードマーク。腰のベルトはキカイダーと同じである。特撮版では白いヘルメットが、漫画版ではゴーグルを着用している(アニメでは暗視センサーが内蔵されている)。
松岡圭祐氏による小説『人造人間キカイダーTheNovel』では、人命救助用ロボット「ゼロダイバー」と戦闘用ロボ「フュージティブ・フロム・ヘル」という用途が全く異なるロボット(ちなみに、この2体はキカイダーの番組構想時の案)の半身を組み合わせることによって人間の個性である二面性を実現した、と言う設定で、『キカイダーREBOOT』でも同様の設定が取り入れられている。
変身に用いるツールはスマートフォン状の端末で、音声でミッションコードを入力することにより、ジローの擬態がとけてキカイダーにチェンジする。
小説、REBOOT版の決めゼリフは「ここからは機械的に行こうか」。
原作では零・キカイダー00を制作(アニメでは光明寺の師であった風天和尚)。
映画『レッツゴー仮面ライダー』でキカイダーが客演した際は、アニメでジローを担当した関智一が声優を務めた。
TV特撮
登場時は真っ赤なアコースティックギターを弾いて現れる。
変身時には「チェインジ!」と高らかに先制し右手の3本の指を立ててから、両肩のスイッチを作動させ「スイッチオン!! ワン・トゥー・スリー!!」の掛け声で変身する。
なお、EDでは「ギターのパンチで打ち倒す~♪」などという歌詞があるが、本当に作中でもアンドロイドマンをギターぶん回して殴り倒したりしている。このギターの内部にはある仕掛けが存在する。
原作やアニメでは覚醒したばかりで常識が欠落していたのだが、特撮版では外見相応の知性を有している。
REBOOT
仮面ライダー鎧武とのコラボ回では、記憶喪失のアンドロイドとして一時葛葉紘汰宅に居候していた。
人間体の姿はボディ表面の「ナノ結晶ディスプレイ」に映し出された立体映像という設定がされており、そのため触れると冷たく金属のような音がする。戦闘時には映像をオフにし本来のキカイダーの姿となる。
所持している楽器はエレキギター。
小説版
原作や特撮版よりも機能が増えており、無線LANでインターネットに繋ぐことで様々な情報を瞬時に検索することができる。無論、通信料金は全く払っていない(機械、つまり非生物だから無罪なんだろうたぶん)。また、電波を傍受することも可能で、ETCなどの簡単な機械なら指一本触れることなくハッキングすることができる。
世間一般の常識にはやや疎く、2010年代が舞台なのに「小学生の好きなアニメの歌」と称し『誰がために』(1979年)を弾こうとするなど、杓子定規な一面もある。
関連タグ
芥川慈郎 - ジロー違い。しかしpixivのタグとしてはぶっちゃけそちらの方に多数使われているため、当項目のジローを検索の際は「ジロー キカイダー」などで検索することを推奨する。