データ
種別 | 宇宙忍者 |
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身長 | ミクロ~65m |
体重 | 計測不能~2万3千t |
出身地 | バルタン星 |
概要
『ウルトラマンパワード』第1話「銀色の追跡者」、第13話「さらば!ウルトラマン」に登場。
体全体がメタリックな青色をしており、従来のバルタン星人と比べると流線型で鋭いデザインが特徴。赤い光球「バイオビーム」と、一瞬でパワードをも吹き飛ばすほどの威力を誇るハサミから放つ衝撃波「フラッシュ念動波」が武器。
セミやトンボの様な美しい翅を持ち、空中をマッハ27の超スピードで飛行する。ちなみに、2014年時点で地球上で最も早く飛行できるウルトラ怪獣はコイツである(バードンですらマッハ20)。
「多くの惑星を滅ぼしてきた凶悪な宇宙人」という身も蓋もない説明がされており、これまでに登場したバルタン星人とのつながりは不明瞭。ウルトラマンパワードは、彼らを追って地球に飛来した。
大型母艦で地球に飛来すると月の裏側に停止し、3体の先遣隊が地球に降下した。母艦はその後、地球の衛星軌道上を周回しつつ待機していた。
先遣隊はロサンゼルスの倉庫街で侵略の準備を行い、調査に訪れた市警の警官を襲ったりしていたが、W.I.N.R.のエドランド隊長達の活躍によってその行動を喝破された。そこで先遣隊は、合体して巨大な1体のパワードバルタン星人となり、市街の破壊をはじめたが、そこへ、カイ隊員と合体したパワードが現れ、激しい格闘戦・空中戦を繰り広げた。
最期はメガスペシウム光線によって、緑色の閃光を残して消滅した。
母艦は、先遣隊の敗北を受けて一旦地球から撤退するが、その後も密かにパワードの戦いを監視し続けており、彼の戦闘データを着々と収集していった。
そして最終回、王であるサイコバルタン星人と共に1.6キロメートルに達する巨大母艦で再び地球に襲来。今回はサイコバルタンの身辺警護を担当しているのか、宇宙船から外へと出ることはなかった。
最終的にはサイコバルタン諸共パワードの仲間と思わしき2体の赤い玉(M78星雲人)とスカイハンターのビームで攻撃で母艦諸共爆死した。
他媒体での活躍
ザ・グレイトバトルⅣ
パワードが主人公として登場するためか雑魚敵として登板した。
ウルトラマン超闘士激伝』
パワード流派総帥であるウルトラマンパワードの弟子としてパワードレッドキングと共に登場した。
ウルトラ怪獣擬人化計画
『ウルトラマンパワード』のBlu-rayボックス発売を記念した連動企画として登場。
デザインを手がけたのは、前号でパワードゼットンのデザインも担当したZトン氏。
初代バルタン星人を差し置いてのまさかの参戦であり、詳細が発表された際には驚いたファンも多かったことだろう(派生怪獣の擬人化自体は既に何度か行われているが、元になった怪獣を差し置いての参戦は今のところこのパワードバルタンのみである)。
“宇宙忍者”の別名を意識してか、くノ一のようなセクシーでスタイリッシュなデザインになっている…というか、デザイン的にどう見てもコレにしか見えないという意見も。
背中の翅は腰回りを覆うスカートに、鋭利な形状の頭部はウサ耳のような形状にされていたりと女性らしいアレンジも施されている。
余談
楳図かずおによる漫画版ウルトラマンでも、バルタン星人は翅を広げて飛行する…のだが、パワードバルタンとは違い非常に気色悪い。
その他
ソフビのクオリティが安定しない。初版が劇中に近い色合いだが、
再販の度に、
- 胸と腕のディテールを勝手に金色で塗られる
- 明るい青になる
…と後発が残念な印象。
翅を広げたバージョンも限定販売されたが、なぜかサイコバルタンだった。(翅を閉じたサイコバルタンおよび、翅を広げたパワードバルタンは販売されていない)