Mr.サンデー
みすたーさんでー
2010年4月18日より、フジテレビ系列にて毎週日曜22:00 - 23:15に生放送される情報番組で、フジテレビ・関西テレビの共同制作。
概要
- 2009年10月から2010年3月にかけて放送された情報番組『情報エンタメLIVE ジャーナる!』の視聴率が低迷したため、この枠の全面リニューアルを図ることとなり、情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ制作・全国放送)などで活躍する宮根誠司(元朝日放送アナウンサー、現在はフリーアナウンサー)と、かつて同局の報道番組『ニュースJAPAN』で活躍していた滝川クリステル(フリーアナウンサー)が起用された。
- 同枠における滝川の司会担当は同時間帯で放送がされていた安藤優子と司会を務めていた情報番組『新報道プレミアA』以来1年9か月ぶりであり、宮根は大阪府を拠点とすることに変わりはなく毎週末のみ東京へ移動し、本番組に出演する。
- 平均視聴率は10%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)で、平常時は概ね9 - 11%台を推移している。番組開始当初に設定されていた目標視聴率13.5%を中々上回れなかったが、2011年3月20日の放送では東日本大震災直後の放送であったこともあり、通常よりも54分遅れとなる22時54分からの放送開始という不利を被りながらも番組初の目標達成となる13.7%を記録した。
- 2014年10月には『EZ!TV』→『情報ライブ EZ!TV』の放送期間・4年半を超え、フジテレビ・関西テレビ制作日曜夜の情報番組枠で最も放送期間の長い番組となった。
- 長きに渡り文字多重放送(リアルタイム字幕放送)は行われなかったが、2016年10月9日放送分よりリアルタイム字幕放送を実施した。
沿革
放送開始から2010年10月まで
2010年10月 - 2014年3月23日
- 番組フォーマットが全編にわたりリニューアル。その週で一番注目されたニュースを20分- 30分かけて紹介した後、その他の話題をインデックス形式で報じる形式になった。また、生反省会に変わる話題商品の紹介コーナーが設けられた(2011年3月まで)。さらに、ビジネスの特集コーナーが終了し、一般的な特集コーナーに変わった(エンターテインメントからドキュメント形式のものまで多様)。
2014年3月30日 - 現在
- 番組ロゴ・セット・テーマ曲が番組開始以来初めて一新され、サブタイトルとして「''THE BEGINNING OF THE WEEK''」(ザ・ビギニング・オブ・ザ・ウィーク=“週初め”の意)の文言が付け加えられた。番組フォーマットにおいては変わらず。
2017年7月16日現在の放送内容
オープニングニュースラインナップ・オープニング映像 (22:00.00 - 22:00.25)
- テーマ曲に乗せて、その日に扱うニュースのラインナップを4項目程度紹介し、オープニング映像。
オープニング挨拶 (22:00.25 - 22:00.30)
- 宮根・椿原が「こんばんは」と挨拶し、即座に「ニュース」をお伝えする方式へ。
ニュース (22:00.30 - 22:08.25)
- ナレーションのNonaが原稿読みを担当。宮根・椿原が中継を結んで、最新のニュースを中継先の近くの系列局の記者やアナウンサーが状況をお伝えする。
ニュース (22:08.25 - 22:28.55)
- ナレーションの松元真一郎が原稿読みを担当。ニュース・スポーツ・エンタメ等幅広く扱う。
ニュース (22:28.55 - 22:42.25)
- ナレーションの松元真一郎が原稿読みを担当。ニュース・スポーツ・エンタメ等幅広く扱う。
NEWSストーリー (22:42.25 - 22:54.20)
- ナレーションの石井正則が原稿読みを担当。話題になったニュースの詳細や裏側を、当事者へのインタビューや資料などを基に再現ドラマで紹介する。
ニュース (23:05.55 - 23:06.30)
- 椿原が担当で、最新のニュースをお伝えする。
ニュース (23:06.30 - 23:06.55)
- 椿原が担当で、最新のニュースをお伝えする。
全国のあすの天気と週間天気予報 (23:10.00 - 23:10.50)
- 椿原が担当で、全国の明日の天気と週間天気予報をスクロール形式でお伝えする。
エンディング・1週間の主なニュース予定 (23:10.50 - 23:11.10)
- 宮根が1週間の主なニュース予定の3項目に関して、ゲストコメンテーターとトークしながらエンディング。
『スポーツLIFE HERO'S』ジャンクション (23:11.10 - 23:11.159
2017年4月現在の出演者
メインキャスター(MC)
- 宮根誠司(フリーアナウンサー / アンカーマン) ◎
- 椿原慶子(フジテレビアナウンサー / 2代目アシスタントキャスター、2013年4月7日 - ) ●
◎印は『情報ライブ ミヤネ屋』にも出演。
●印は『みんなのニュース』にも出演。
コメンテーター
- 週により「Dr.サンデー」のコーナーやその他のコーナーの解説者が出演することがある。ただし、「Dr.サンデー」の解説者はゲストが兼ねることもある。
- 木村太郎 (ジャーナリスト)
- 夕方の報道番組『FNNスーパーニュース』を金曜のみ降板となって1クール後の2010年7月より、概ね隔週出演。2013年春の『スーパーニュース』完全降板後も出演ペースは変わっていない。
- 青木理(ジャーナリスト)
- 向谷実(音楽プロデューサー、元カシオペアのキーボーディスト)
- 辻仁成(作家、音楽家)
- 西山茉希
- 優木まおみ
- 安田美沙子
- 友利新(女医、2004年準ミス日本)
- 中江有里(女優、脚本家、小説家)
- 田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー、五輪メダリスト)
- 厚切りジェイソン (お笑い芸人)
- 西島英俊 (俳優)
過去の出演者
メインキャスター(MC)
- 滝川クリステル(フリーアナウンサー / 初代アシスタントキャスター、番組開始 - 2013年3月24日放送分まで)
- 2013年9月8日の放送には、自身が東京五輪最終プレゼンテーションに「東京 2020 オリンピック・ パラリンピック招致 “Cool Tokyo” (クール・トー キョー)アンバサダー」として参加したアルゼンチン・ブレノスアイレスから出演した。
コメンテーター
- 竹田圭吾(元ニューズウィーク日本版編集長)
- 逝去当日は2016年最初の放送日でもあったため、当番組では、エンディングで竹田の訃報を伝えた。その際には、MCの宮根が「『こうやって生きていって、こうやって旅立っていくんだな』と本当に体現した人ですよね。スタッフ一同ご冥福をお祈りいたします」というコメントを述べることで、竹田への弔意を示した。また、逝去翌週(2016年1月17日)の放送では、番組の後半を竹田の追悼特集に充てた。
お天気キャスター(異常気象時、台風時のみ)
宮根・滝川→椿原の代理
- 滝川クリステル
- 宮根誠司
- 2012年8月5日:ロンドンオリンピック2012取材のため、翌週12日は夏休みのため、フジテレビアナウンサーの榎並大二郎が代理出演した。
- 2013年・2014年の夏休み(8月4日):代理が置かれず(椿原慶子だけで番組進行)、その代わりに隔週コメンテーターの木村太郎と竹田圭吾が同時出演した。
- 2016年の夏休み(2016年8月21日):『リオ五輪2016レスリング&日本メダルラッシュ全て見せますSP』(20:30~23:15)放送の為、本番組が放送休止。
- 椿原慶子
過去のコーナー
宮根家のギモン
- 宮根と滝川が宮根家の夫婦役を演じる事前収録のミニコントで、社会問題や気になるニュースを提起するコーナー。原則的に「Dr.サンデー」の前振りとしての役目を持ち、その週に提起するテーマはサブタイトルとして、コーナーロゴとともに画面に表示される。このサブタイトルとは別の「嫁はん・・・する」といったサブタイトルを宮根が告げることでコーナーが開始することも多く、また、この「嫁はん・・・する」というサブタイトルは、宮根がエンディングコーナーで、来週の予告として発表することも多い。第1週目は、宮根のみが帰宅し、嫁はん役の滝川が出演するニュース番組を見るという形でのミニコントであったが、2週目以降は、嫁はんも帰宅し、宮根家の自宅でのミニコントが二人の掛け合いで進められる。
サンデー交通
- 宮根演じるサンデー交通のタクシー運転手が、番組出演後の滝川を家へと送るという設定での生反省会、生ボヤキのエンディングコーナー。宮根は毎週違う運転手名を名乗り、滝川と車中で会話する形で進められた。
Na-ze?(ナゼ)
- 取り上げるVTR中で、キーワードとなる部分でコーナーロゴが登場する。
Dr.サンデー
- 社会問題や気になるニュースを、週替わりの専門家であるDr.サンデーが解説していくコーナー。スタジオに設置されたスクリーンに表示された項目に宮根がタッチする「ミヤネタッチ」でコーナーを進めていく。10月24日は「特別版」として滝川が「COP10」関係のレポートを担当した。
今夜の一大事
- 今週一番注目した話題を取り上げる。
今夜の一品
- 2010年10月から「サンデー交通」に替わって登場したエンディングコーナー。2011年3月まで話題の商品を紹介した。
ニッポン新書
- 毎回一つのテーマについて深く掘り下げ、日本の今を読み解く。
カメラが捉えた1週間
- 1週間の間に撮影された報道カメラや防犯カメラ、一般視聴者提供の映像を紹介し、1週間のニュースを振り返る。
ぶっちゃけ部屋
- 宮根とコメンテーターの1人が「ぶっちゃけ部屋」(スタジオ前控え室)へ移動し、そこで1つのニュースについてコメンテーターが自らの見解を述べる。終了間際には画面左下にカンペを模したテロップでカウントダウンが表示される。がんの闘病中に短距離の移動で車椅子を使用していた竹田は、自身の意思から、スタジオおよび「ぶっちゃけ部屋」にもっぱら徒歩で出入りしていた。
特別編成・放送時刻変更
以下、放送開始の遅れのうち、ドラマ最終回や特別番組の編成に伴うものなど事前に判明していたものは対象としない。
- 2011年3月13日は、東日本大震災の影響で『FNN報道特別番組』が終日放送されたため番組自体は中止となったが、本番組放送時間帯である22時台とその前後はスタジオから宮根・滝川が司会を務める形で本番組のフォーマットを踏襲した報道特別番組が放送された。
- 2011年4月10日は、22:00 - 23:45に拡大版スペシャルとして「東京都知事選挙」を初めとする「統一地方選挙」の結果や、東日本大震災の情報を伝えた。
- 2011年4月17日は、21:00 - 23:09に拡大版スペシャルとして「原発危機 克服への闘い」を放送。東日本大震災から1ヶ月だった現地を宮根が訪問した様子(コーナーナレーションは宮根自身が担当)や、福島第一原子力発電所で決死の放水作戦を担った東京消防庁レスキュー隊の奮闘ぶりを伝えた。
- 2012年10月7日は、22:00 - 23:45に拡大版スペシャルとして、フランスのロンシャン競馬場から競馬界最大のレース「第91回凱旋門賞」の模様を、『みんなのKEIBA』メインキャスター優木まおみの司会と関西テレビアナウンサーの岡安譲の実況で衛星生中継した。
- 凱旋門賞の地上波テレビ中継権は例年関西テレビが獲得しており、従来は関西ローカルの録画放送であった。この年以降は日本馬が出走する年のレースがフジテレビ系列全国ネットで放送されており、2012・2016年(後述)は本番組内で、2013・2014年は『すぽると!』にて中継を実施した。この日は凱旋門賞発走時間の直前までCMを消化し、後続番組である『FNNニュース』を[[ステーションブレイク]して編成した、異例の編成となった。
- 2012年12月2日は、放送時間に変更はなかったものの、通常のコーナーをほとんど休止し、当日発生した中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故のニュースを中心に放送した。
- 2013年1月6日は、21:00 - 23:09に拡大版スペシャルとして「ニュース運命の舞台裏ニッポンの底力SP!」を放送。
- 2014年3月9日は、21:00 - 23:40に拡大版スペシャルとして「地震予知前線SP」を放送。
- 2014年5月18日は、放送時間に変更はなかったものの、通常のコーナーをほとんど休止し、前日発生したASKA容疑者(当時)の覚醒剤所持容疑に伴う逮捕のニュースを中心に放送した。
- 2014年9月21日は、21:00 - 23:09の拡大版スペシャルとして「生存高校生が初めて語る"奇跡の生還"〜韓国セウォル号沈没の真相〜」を放送。
- 2014年9月28日は、『マルモのおきてスペシャル2014』を放送したため休止となった。しかし、前日に御嶽山が噴火し、このニュースを伝えることができなかった。
- 2014年10月12日は、「新証言&極秘資料入手『東京オリンピックと世紀の大犯罪』〜追跡!封印された死刑囚たちの“正体”〜」 を放送。吉展ちゃん誘拐殺人事件、ホテル日本閣殺人事件、西口彰事件を再現ドラマとして放送した。
- 2015年1月25日・2月1日は、ISILによる日本人拘束事件の内容を中心に放送。
- 2015年5月17日は、番組内容をすべて「大阪都構想における大阪市特別区設置住民投票」の開票速報に充て、L字画面を用意し、L字画面内で関西テレビ(カンテレ)の独自調査によるリアルタイムの開票状況をCGの棒グラフで表示。また、選挙戦の最中および投開票日の大阪市内の様子や宮根が橋下徹大阪市長を訪ねる様子などのVTR、大阪維新の会本部・自民党大阪府連・投票所等にカンテレのアナウンサー・記者からのレポートを交えて放送した。放送内で大阪都構想が否決された瞬間もリアルタイムで放送された。
- 2015年11月15日は、パリ同時多発テロ事件の内容を中心に放送。
- 2016年7月10日は番組を休止、第24回参議院議員通常選挙の選挙特別番組『FNN参院選 みんなの選挙2016』を放送。同番組に宮根が出演した。
- 2016年8月14日はサガテレビのみ、TBSテレビ製作の「リオデジャネイロオリンピック 女子マラソン」(21:00 - 15日0:15)を放送するためネット返上。
- 2016年10月2日は、後座番組の『スポーツLIFE HERO'S』(日曜版)と合体して、『Mr.サンデー×スポーツLIFE HERO’SコラボSP』を22:00 - 3日0:40に放送。第95回凱旋門賞の中継を番組内で行った。
- 2016年10月23日は、日本シリーズ第2戦の中継が延長したため、通常より70分遅れの23:10 - 24日0:25に放送した。
- 2017年3月19日は、『フルタチさん×Mr.サンデー合体SP・第2部』(21:00 - 23:09。実際には、21:02までフルタチさん、21:02から『ユアタイム クイック』(一部ネット局はタイトル差し替え)、21:05から『Mr.サンデー』本編開始)として放送した。
- 2017年4月2日は『スポーツLIFE HERO'S』との合体スペシャルを3日0:10まで放送、主に2017年世界フィギュアスケート選手権について扱う。
- 2017年7月2日は、19:00 - 23:09(第1部…19:00 - 22:00・第2部…22:00 - 23:09)に超拡大スペシャルとして東京都議会選挙の開票速報などを中心に放送。本番組過去最長の放送時間。なおこの日は、宮根・椿原に加え、臨時キャスターとして『みんなのニュース』メインキャスター・伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)が登場。