「塵になるがいい!!」
プロフィール
概要
暗夜王国の王子。
兄にマークス、姉にカミラとアクア、妹にエリーゼがいる。ちなみに兄弟全員母親が違う。
魔法の才に優れており、「グラビティマスター」の称号を持つ。
所有する魔道書の神器『ブリュンヒルデ』は大地や重力・生命を司る。
(しかしブリュンヒルデは無体な言い方をすれば木が生える魔法であり、これをネタにされる事も。ちなみにリンゴの樹である)
性格は冷静沈着かつかなりの自信家だが、一方で法衣を裏返しに着て気づかなかったりなど抜けた一面を併せ持つ。
マイキャッスルでは結構な頻度でやらかす。
さらに負けず嫌いのルーナの勝負をまともに受け続けたり、ピエリのような常軌を逸した人間の「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問にも真摯に対応するなど根は真面目。しかし、「塵になるがいい!」や「滅ぼしてやる!」などといった台詞を言うあたり、若干厨二病の気がある(臣下のオーディンの厨二発言自体には小言を言ったりしないところや、DLC「絆の暗夜祭」で神器の合わせ技を思いつき、タクミと実行に移すところから伺える)。
その一方で「冷血」として知られ、敵に対しては情け容赦ない。
さらに兄弟の中でも卑怯者や裏切り者などを特に毛嫌いしているらしく、全ルートを通して自国の者でも、イザナになりすまして騙し討ちを仕掛けようとした魔導師のゾーラや次々と卑劣な策を講じた軍師のマクベスを率先して葬っている(ゾーラに関しては白夜編では直前に主人公に止められている)。
勿論これは白夜篇で暗夜を裏切った主人公に対しても同じだったのだが、家族としての情故なのか、やはり非情になりきる事はできなかった。
一方で、嫌疑をかけられ処刑されそうになったミューズ公国の歌姫を手回しして逃がすなど一般人に対しては寛大。
透魔篇ではイズモ公国でのカムイの説得は最初は裏切り者の戯言として気にも留めていなかったが、暗夜王国軍とガロン王の周辺を内部調査する内にマークスと共にガロンの破滅的な言動を目の当たりにして思い悩み、暗夜王国の為にもガロンを完全に見限りマークスと自分達の家臣達と共にカムイに合流する。
今でこそ兄弟仲は良いが、幼少の頃は妾同士の争いが酷かった為、兄や姉たちと殆ど関わりがなかった。妾のひとりだったレオンの母親は正妻エカテリーナの息子であるマークスや、エカテリーナ派であるカミラの母を快く思っていなかったらしく、後から妾として迎えられたエリーゼの母とも仲が悪かったという。レオンは母のことを「息子を父王を繋ぎ止めるための道具としか思っていなかった人」と語っており、複雑な思いを抱いている。
その為か愛に飢えており、包容力のあるカミラに対して、母性を求めている所もある。
レオンが生まれたのは、父ガロンが後妻であるシェンメイと再婚した後であり、長兄マークスの母であるエカテリーナとは面識はない。シェンメイの娘アクアとは殆ど面識がないが、彼女やシェンメイに対する周囲の扱いを噂で知っていた為、マークス同様にアクアに対しては気遣うような接し方をする。
優秀な兄姉を抱えた弟王子という点では、白夜王国の弟王子・タクミに近い境遇と言える。
それ故なのか特にタクミとの第1印象は最悪の一言だったが、透魔王国の奇岩群でレオンがタクミを救った事により、そこから奇妙な友情が生まれていく事になる…。
なお、読書家で哲学書を愛読している事・好みが汁物・戦略性の問われるゲームが好きなど趣味に関しては意外なほど共通点が多い。
最大の違いは主人公に対する態度であり、レオンは主人公に対してはやや頼りないと思っており、無条件で愛される事から嫉妬している一面も見せるが、家族として長く共に過ごしてきた為か、その感情も含めて家族として愛している。
直属の臣下はどこかで見たことがある厨二病のダークマージのオーディンと、ドSシーフのゼロ。二人揃って物凄く癖の強いキャラクターである。もう少し人選を考えたらどうですかレオンさん…。
また結婚すると息子のフォレオが生まれるが、そっちも別の方向で強烈な個性を持っている。しかもその息子の臣下まで強烈である。
その外見や話し方から再会した当初は軽蔑したが、フォレオの心優しさを見て考えを改め、いずれは神器「ブリュンヒルデ」を譲ることを検討している。
公式人気投票では男性部門の1位に輝いた。ちなみに子世代の男性1位は息子のフォレオで(全体で11位)、親子そろって世代別1位の快挙を達成した。
DLC『絆の暗夜祭』では行商人にそれを言われ素直じゃないながらも喜んでいた。
当然仮装も行っていたが、楽屋の中にトマト投げの残り分のトマトがあったらしく仮装してトマトを持ったうえでポージングするというお茶目な一面もある。
ちなみに法衣のように裏返しになったりはしなかった模様。
またフランネルとの会話では、毎日の食事がトマトだらけでもいいとそれまで支援会話ではあまり触れられなかったトマト愛について色々語っており、祭で行われたトマト投げにも参加したがっていた。
ちなみに、メイキング・オブ・ファイアーエムブレムのキャラクター設定資料には、異母姉のカミラに対して「愛する姉。家族以上の気持ちで愛しているが、その心は隠さなければならない」という一文がある。 原作ではそのような描写がなされていないのでこの設定が活きているかは不明。
ユニット性能
初期職はダークナイト。
上級職参入だが、支援はそつなく組める。
但し両兄弟の中で唯一リョウマとは支援を組めない。
暗夜王国屈指の魔法職であり、大体暗夜の魔法使いは彼一人いればどうにかなる。
魔法職にありがちな低耐久というわけではなく、HPや守備に関してもそれなりに伸びる。
ただし速さはやや低めなので、「一撃なら耐えるだろう」と前に出したら追撃されて大ダメージを受けることがあるので注意。
兵種スキルは優秀な「生命吸収」をはじめ、使いやすいものが揃っている。
専用スキルは相手のHPが満タンではない場合に与ダメージが増え、被ダメージが減る「冷血」。
兄の専用スキル「騎士道」とは対になっている。
しかし、実は兵種がダークナイトなのが最大の鬼門。
実は本作のダークナイトは物理寄りの職種であり、力<<魔力であるレオンはその兵種性能を十二分に活かしきる事ができないのである。
早い話が本人の成長補正と兵種の成長補正が喰い合ってしまって相性が悪い。
更に剣と魔法は同じ三すくみの赤属性であり、レオンの剣が役立つ場面はほぼない。
専用武器であるブリュンヒルデは威力こそ(魔法の中では)高く、技の数値の確率で相手の魔法攻撃によるダメージを半減する効果があり優秀なのだが、元々魔防が伸びやすいレオンでは効果が勿体無くなる事が多く、他の神器持ちと比べるとどうも押しが弱くなってしまう。
その為仲間になる暗夜・透魔篇ではソーサラーへの転職が推奨される。
魔道士にしては高めの耐久力とリザイアによる吸収はかみ合う。
サンダーソードを持たせる方法もあるが、初期武器レベルが剣:Dなのが厳しいか。
では剣が無駄かというとそんなことは無い。
レオンのバディ候補はオーディン(侍)、ゼロ(シーフ)、マークス(ソシアルナイト)、タクミ(弓使い)。
タクミ以外は全員武器が剣なのである。(シーフの上位種の一つはボウナイトで剣が持てる)
そのためサンダーソードが持てれば転職によるスキル習得が非常に楽になる。
特に侍の「待ち伏せ」はリザイアと非常に相性が良いので転職する価値は十分にあるだろう。
武器の使いまわしが効かないタクミにしても「先手必勝」「凶鳥の一撃」「天照す」辺りのスキルは有用。
彼の名を冠した武器である「レオンの冷剣」は使用者の魔力によって威力が変動する氷の魔法剣。回避率が大きく下がるデメリットがあるものの、威力は銀の剣を上回る。しかし、ほとんどの物理職では魔力が伸びないor上限が低いので、ダークナイト、もしくは神軍師が使うのが望ましいか。なお、剣レベルがBなのでレオン自身が装備するには延々と剣を振り続けなければならない。透魔篇ならばマイキャッスル戦でも武器レベルを稼げるので必要ならば使わせてみよう。
外部出演
ファイアーエムブレムヒーローズ
闇の王子 レオン
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 赤魔 |
移動タイプ | 騎馬 |
武器 | ブリュンヒルデ(専用) |
奥義 | 烈光 |
パッシブB | 切り返し |
パッシブC | 死の吐息 |
配信初期から登場している。赤魔法・騎馬。
原作同様にブリュンヒルデを持っており、これにより攻撃した相手を次回行動終了まで移動を1マスに制限する効果を付与する。自身も騎馬魔法であるため広い範囲の敵に攻め込んでいける。
2018年1月にエイリークの別Verが登場するまでは赤魔法では唯一の騎馬兵だった。
サマーグラビティ レオン
属性 | 赤 |
---|---|
武器種別 | 赤魔 |
移動タイプ | 歩行 |
武器 | トマトの本 |
奥義 | 氷蒼 |
パッシブB | 魔防封じ |
パッシブC | 攻撃の謀策 |
2017年7月に通常のレオンとは別に期間限定の超英雄で夏季限定の水着姿のレオンが登場。こちらは同じ赤魔法だが歩行になっている。
ファイアーエムブレム無双
クラスはダークナイト→ケイオスナイト。
原作ではダークマージの上級職だったダークナイトは下級職と同じ扱いになっており、クラスチェンジするとケイオスナイトという本作オリジナルのクラスになる。ケイオスナイトになると鎧や馬の装飾がより豪華になる。
武器は魔道書を使い、やはりブリュンヒルデが専用武器。また、デュアル奥義では剣(敵を凍らせていることからおそらく「レオンの冷剣」)を使う場面がある。
騎馬ユニット特有の高い機動力で戦場を縦横無尽に駆け回る。弱攻撃は雷弾を中心とした魔法で、強攻撃ではムーンライトやミョルニルといった魔法や、原作にはなかったギガウインドやゲーティアなども使用する。魔法を使うごとに専用のゲージが溜まっていき、その量によって強1の性能が変化する。フルチャージの状態だと相手のスタンゲージを誘発することができる。
無双奥義では重力魔法らしく巨大な重力弾を落とす。覚醒奥義では原作のブリュンヒルデのように木を生やす攻撃を行う。今作の木にはなんと実がついている。
なお、必殺技を除く全ての攻撃の性能はエリーゼと共通している。
本作では、自身の臣下の母親と再共演することになった。さらにその臣下とかなり深い関係にあるキャラとも共演を果たした。彼らとの展開に期待である。
ちなみにもう片方の臣下は本作に登場している(DLC第1段が出るまではNPCだった)。
関連イラスト
関連動画
関連項目
カムイ マークス カミラ エリーゼ フォレオ オーディン ゼロ