概要
クレしん映画第4作。1996年に東宝系で公開された。監督は本郷みつる。
本作以降は原作者の臼井儀人が原作を提供していない、完全オリジナルストーリーになっている。ただしタイトルは臼井氏自身が命名。
魔法をテーマに描いたファンタジックな作品であり、ホラーな演出や三大ヒーローの競演(第1作目アクション仮面VSハイグレ魔王ではアクション仮面、2作目ブリブリ王国の秘宝ではぶりぶりざえもん、3作目雲黒斎の野望ではカンタムロボが登場していた)、涙なくしては語れないラストなど、後のクレしん映画に共通する特徴を生み出した。
本作を以て本郷は監督を降板しており(12年後に一時復帰するが)、野原ひまわり誕生前最後の作品であること等からも、初期映画作品の総決算とも言える作品である。
雛形あきこが本人役として登場しており、ED「SIX COLORS BOY」も担当している。明るい曲調であり、余韻の残る名曲と評価する声が多い。
あらすじ
群馬県に突如としてオープンした謎の遊園地、ヘンダーランド。アクション幼稚園(映画ではふたば幼稚園)の遠足でヘンダーランドに行くことになったしんのすけは、遊園地の片隅に展示された美しい人形、トッペマ・マペットを目にする。トッペマから魔法のトランプを受け取ったしんのすけは、彼女からヘンダーランドが異世界人の侵略拠点であることを告げられる…。