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田の中勇の編集履歴

2018-02-16 16:13:06 バージョン

田の中勇

たのなかいさむ

田の中勇とは、日本の男性声優である。(1932年7月19日 - 2010年1月13日)

概要

さようなら声優田の中 勇さん

本名・田野中勇(読みは同じ)。東京都台東区出身。

劇団東芸⇒テアトル・エコーを経て、死去するまでは青二プロダクションに所属していた。

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』では、目玉おやじの声優を(第1作目より殆どの媒体において)田の中が担当していた。


コミカルな印象の声とは裏腹に、芸に対しては非常に厳しい人物であったと言われる。特に物真似タレントが自身の声を真似る事に関しては「ただ裏声で叫んでいるだけで少しも真似になっていない」などと発言している。また、その芸に対する厳しさを表すエピソードとして、自身の持ち役である目玉おやじがシリーズが進むたびに半ばマスコットのような存在として扱われることに違和感を抱いていた一面もあったことでも知られており、その例として某番組から出演依頼があったが、番組で行われたアンケートの集計で目玉おやじに対して高い票が集まったことを説明されると『私はランキングというものが嫌いなんですよ』と言って、自身が出演することを固辞したこともある(ただし、妥協案としてプロフィールで使用されていた写真を公表することは許可した)。


そのためか、墓場鬼太郎でのインタビューでは映像出演をせず、5期の映画版において舞台裏を撮影した映像でも、山本圭子氏共々少し姿が映ったのみで終わっている。


一方でテレビ慣れしているかのようにノリが良い面を見せたこともある。実写映画のPRでウエンツ瑛士とともにバラエティ番組に参加(田の中氏は声の出演のみ)した際は、振りや掛け合いを惜しまずやっていたことから、番組出演者に驚かれていた。


鬼太郎で共演した野沢雅子大塚周夫両氏とは劇団東芸時代に一緒だった時期がある。このため遠慮なく三人で芝居に対して意見交換が出来ていたという。そのため野沢氏は交流が深く、野沢氏は自分よりも(田の中氏が)女性っぽいという理由で「田の子さん」と呼んでいた。また大塚氏はオカマっぽい演技について田の中氏から意見を出された経験があり、冗談交じりに「(オカマ)そっちの気があった」と言いつつ、女っぽい演技の巧みさを評価していた。


2010年1月13日、心筋梗塞のため東京都世田谷区の自宅で亡くなっているのを家族によって発見された。77歳没。

1月17日には郷里大輔の死去が伝えられ、同じ事務所で多数の作品で共演しており、この相次ぐ突然の訃報は多くのファンに衝撃を与えた。

鬼太郎の原作者である水木しげる氏は「とりわけ印象的」とコメントを残している。


出演作


ムチャ(マジンガーZ

ドッペ(ポールのミラクル大作戦)

シャイディーン(超人戦隊バラタック)

オデコ(国松さまのお通りだい)

チャタラー(山ねずみロッキーチャック)

ロロ(ワンサくん)

アゴ(魔女っ子チックル)

ガラ、漫画家A(Dr.スランプ アラレちゃん

パパ(ハクション大魔王)

父ちゃん(がきデカ)

遊木団吉(とんでも戦士ムテキング)

ゴインノウ(GU-GUガンモ)

黒子(オヨネコぶーにゃん)

ブラスドラゴンクエスト-ダイの大冒険-

Dr.ポチ(ゲッターロボ號)

丸出はげ照(丸出だめ夫)

王様(ウメ星デンカ)

クズリくんの父(ぼのぼの)

壺老人(ポケットモンスター金銀編)

藍菴秀太(まりんとメラン)

ジャー・ジャー・ビンクススター・ウォーズ


*1 没後のメディア作品での担当者は、青野武(NHKハイビジョン特集『鬼太郎 幸せ探しの旅〜100年後の遠野物語』)、島田敏(ドラマ『水木しげるのゲゲゲの怪談』)。生前であるが、テレビシリーズでは一度だけ大竹宏が代役を担当した事があった(アニメ第2作の第4話『雨ふり天狗』)。

*2 田の中氏の没後、一部の作品でライブラリ出演している。没後に発売のナンバリング最新作『ペルソナ5』では津嘉山正種が担当。しかし田の中氏のライブラリも使用されており、未だにイゴール役として声は生き続けている。

*3 没後における代役は三ツ矢雄二(PSPゲーム『デジモンアドベンチャー』)。

*4 後任は青野武(ver.2.0で担当)。なお、田の中が死去した直後に放映された第1期の残りのエピソードでは姿のみの登場となっていた。

*5 故・野本礼三の代役。田の中はゲーム『ドラゴンボールZ3』〜『レイジングブラスト』で担当。なお、田の中の没後に制作されたゲーム『アルティメットブラスト』、映画『神と神』では田中亮一が担当。


関連タグ

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