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傘木希美の編集履歴

2018-05-30 20:12:08 バージョン

傘木希美

かさきのぞみ

『響け!ユーフォニアム』の登場人物、および『リズと青い鳥』のもうひとりの主人公。

プロフィール

名前傘木希美
誕生日12月3日
身長159cm
星座射手座
血液型A型
担当楽器フルート
好きな色ピンク
趣味写真を撮ること
特技ダンス
好きなもの納豆オクラ、山芋
嫌いなものカニカマはんぺん
CV東山奈央

概要

北宇治高校の2年生。かつて吹奏楽部に所属し、フルートを担当していた。

現在も吹奏楽部に所属しているトランペット担当の吉川優子オーボエ担当の鎧塚みぞれと同じく、それなりの吹奏楽の強豪校である市立南中学校の出身。中学時代は吹奏楽部の部長を務めていた。

また、鎧塚みぞれの数少ない親友であり、彼女を吹奏楽の世界に引き込んだ張本人でもある。

ちなみに、原作者によると、希美について「みぞれのことを分かっているようでまったく理解していない」と言う。(原作公式ガイドブック、195ページ)


人物

【宣伝】響け!2 二巻祝ユーフォ2期

容姿

長い黒髪をひとつに束ねたポニーテールと不ぞろいに伸びた前髪が特徴で、意志を感じさせる強い眼差しを宿した、少し勝ち気そうな顔立ちをしている。(原作2巻、70ページ、72ページ)

原作小説2巻の表紙イラストでもその特徴が活かされているほか、TVアニメ版1期にも同様の特徴を持つ容姿をした女子生徒が2回ほど登場している。そしてTVアニメ版2期に向けて公開されたキービジュアルによって、その女子生徒が傘木希美であることが正式に判明することとなる。

なお、彼女の登場により、TVアニメ版2期では中川夏紀とともに2人のポニーテールヒロインが活躍することになる。


性格

思い込みが強く、かつ真っ直ぐでいて、少し不器用な性格の持ち主。希美と親交のある夏紀は希美のことを「馬鹿正直」で自身とは対極にいる「熱血ちゃん」と評している。(原作2巻、230ページ)

そのため、北宇治高校吹奏楽部に入部後、やる気のない当時の3年生部員の引退という時機の到来を待つことができず、部のあり方をめぐって真正面から衝突してしまい、結果として自身が退部してしまった。

また社交的で明るく、友人も多い。かかる希美は、中学時代、孤立していた鎧塚みぞれに声をかけて吹奏楽の世界に引き込んだ。そして、みぞれは希美と交流するようになって「毎日が変わった」「楽しかった」と述懐している。(原作2巻、256ページ)


その反面、人情の機微に疎い所もあり、このことがみぞれとのすれ違いをもたらした。

しかしながら、吹奏楽に対する情熱は本物であり、吹奏楽に対する熱くてひたむきな想いゆえに希美自身がフルートの非常に高い実力を身につけるに至るとともに、かかる希美の姿勢は上述の性格と相まって夏紀やみぞれを惹きつけることになった。

ちなみに、好きな音楽はやはり『アルメニアン・ダンス パート1』等の吹奏楽系の曲である。(原作公式ガイドブック、32ページ)


演奏技術

傘木希美


フルートの実力は相当なもので、温かみのあるキラキラとしたその音色は美しく澄んでおり、現在のフルートパートに所属する3年生たちの吹くそれとは明らかに異なるものである。

低音パートの1年生である黄前久美子は、彼女の奏でるフルートの音色を初めて聴いた際に「その音は北宇治高校のソリストが奏でる音楽とはまったく異なっていた。技術的なことを考えても、こちらのほうが上手い」と評している。(原作2巻、107ページ)

希美の出身校である南中学校の吹奏楽部の顧問はフルートの指導をもっとも得意としており(原作2巻、107ページ)、その顧問の指導のもとに彼女は「楽しくて美しい、澄んだ音色」を磨いていったものと思われる。


なお、彼女の持つフルートはマイ楽器(私物)であり、南中学校の吹奏楽部でフルートを吹くために親に頼んで購入して貰ったものである。

(南中学校の吹奏楽部には、部の制約上マイ楽器を所持していないとフルートの担当になれない決まりが存在する)


TVアニメ版1期での登場シーン

TVアニメ版1期は原作小説の1巻と短編集の一部を基にしているため、希美は明示的には登場していない。しかしながら上述の通り、希美と比定できる人物が2回ほど登場している。

TVアニメ版1期7話で登場する中川夏紀の1年前の吹奏楽部の回想シーンでは、フルートを手にし、やる気のない上級生の部員に対して激しく抗議している黒髪ポニーテール姿の女子部員が登場する(ただし、目元は映していない)。

また最終話のTVアニメ版1期13話では、北宇治高校の出番前に同様の容姿の私服姿の女性がコンクール会場の客席に座るシーンが一瞬だけ映っている。


退部

久美子たちが入部する1年前、やる気のある当時の1年生(今の2年生)のグループがやる気のない当時の3年生(今の卒業生)たちと衝突を起こし、次々と退部する事件が起きた。

(詳しくは斎藤葵の記事を参照)

希美や吉川優子らはやる気のある1年生グループのメンバーで、当初は3年生達のやる気のなさに我慢しつつも部活に励んでいた。ところが吹奏楽コンクールのA編成のメンバー選出に際し、当時の顧問によりやる気や実力の有無に関わらず年長者を優先する方針がとられたため、その結果当時から練習に熱心であり実力もある小笠原晴香中世古香織らの2年生がメンバーから外された。

この件で堪忍袋の緒が切れた旧南中の一人が吹部をやめると言い出し、他のやる気のある1年生グループが芋づる式に軽音楽部へ転部した。この相手から「こんなとこにいて、いったいなんになんの?上手くなれる?」と声をかけられたことで、希美自身も部に所属している意義がないことを認識し、退部した。(原作2巻、150ページ)


希美も吹奏楽部を退部する際、先に退部したメンバーから軽音楽部への転部を誘われたが、吹奏楽そのものに強い未練があった希美はその誘いには応じないで地元の社会人が活動している吹奏楽団に入団した。

ちなみに同級生の吉川優子も同じような誘いを受けていたが、優子の場合、同じパートの先輩である中世古香織から慰留の説得を受けた上に彼女の人柄に強く惹かれたため、残留の道を選んでいる。一方、鎧塚みぞれには退部メンバーからの誘いはなかったようである。


吹奏楽部への復帰

低音パートへの直談判(TVアニメ版2期1話)

吹奏楽コンクールの関西大会(支部大会)への出場権を獲得した北宇治高校吹奏楽部が大会に向けた練習を始めた頃、希美は同級生の中川夏紀と共に低音パートの練習室を訪れ、同パートのリーダーと吹奏楽部の副部長を兼ねる田中あすかに対して吹奏楽部への復帰を申し出る。

しかし、その希美と夏紀による真摯な申し出とは裏腹に、あすかの反応は久美子たちがその場から逃げ出したいと思うほどに冷淡なものであった。


当初は「悪いけど今、練習中なの。帰ってくれる?」と素っ気なくあしらい、顧問の滝昇に相談することを勧めるあすかであったが、その後数日に渡って低音パートの練習室を訪れ、「わたしはあすか先輩の許可が欲しいんです!」と頑なに直談判を繰り返す希美の行動に、あすかは釘を刺すべく「私は希美ちゃんの復帰に賛成しない。この部にプラスにならないからね。だからもう来ないでほしい。分かった?」とはっきりと自らの意思を突きつけ、彼女のもとから立ち去る。


この希美の直談判は部活の練習後を見計らって密かに行われていたのだが、部長の小笠原晴香や希美の同級生である吉川優子など、数名の部員たちはその情報を聞いてそれぞれ動きを見せていた。

そしてあすかに復帰を明確に拒まれてもなお、希美は校内にフルートを持ち込んで練習をするかたわら再び相談する機会を狙って居残るなど、部活への復帰を諦めた様子を見せることはなかった。


部員たちへの想いと希美の本心(TVアニメ版2期2話)

お盆休みを利用して中川夏紀と一緒に太陽公園のプールへ遊びに出かけた希美は、そこで低音パートの1年生である黄前久美子と再会する。

吹奏楽コンクールのA編成のメンバーである彼女に対し、2年の夏紀がサポートで、1年の久美子がコンクールメンバーであることについてどう思うかと問いかけた希美は、久美子の「仕方ないことだと思います。北宇治が全国を目指している以上、学年に関係なく上手い人が吹くのが当然だと思います」という答えを受けて、かつての情勢から様変わりした吹奏楽部に思いをいたす。

そのまま立ち去ろうとした矢先、逆に久美子から「どうしてあすか先輩にこだわるんですか?」と問われた希美は、独りでに「あすか先輩は、特別だからね」と呟くと、話の続きをするべく彼女と共に日陰のベンチに座りこむ。


当時2年生であった田中あすかは、希美が当時の3年生と衝突して他の1年生たちと一緒に退部しようとした際に、彼女を引き留めようとしていた。

真面目にやってる人がくだらない人のせいで嫌な思いをする部なんて、居ても意味がないですから!」とする希美の主張を「バカみたい」と掃き捨てたあすかは、「そのくだらない3年生はほっとけば卒業するんだし、それまで待てない?」と冷静になるように促した。

そう聞かれて、感情のままに「待てません」と即答して吹奏楽部を去った希美は、その当時の負い目からあすかに報いたいと思い、彼女から認められるまで部活に戻らないことを決めていた。

あすかがその想いを知っていてなお希美の復帰を認めないことに対して、希美は「その理由がわからないからきついの」と口にした。


また希美が退部する際、彼女と同じ中学の吹奏楽部の出身である吉川優子鎧塚みぞれは何故辞めなかったのかという問いかけには、優子は先輩の中世古香織の説得を受けて残ると決めたため、みぞれに関してはそもそも退部の誘いをかける必要がなかったためだと答える。

当時のみぞれが居たパートにはうるさく言う先輩もなく、また部内唯一のオーボエ担当である彼女は最初からコンクールメンバーでの出場が決まっていたということが、声をかけなかったそもそもの理由であると希美は語った。

(なお、久美子はこの希美の答えの中に”みぞれに対する嫉妬”の可能性を感じているが、希美の言葉には不審な点がないとも受け取っている。※原作2巻、152ページ)


それらの話をひとしきり語っておもむろに立ち上がった希美は、久美子から「希美先輩は、どうして部に戻ろうと思ったんですか?」ともっとも根本的な問いを受ける。

希美は「……変かな?」と歪んだ笑みを浮かべたのち、そばに座って話を聞く久美子に対して、自らの本心を打ち明けた。


私、吹奏楽好きなんだよ。

ちゃんと練習して、強豪校に負けない強い部になりたかった。でもみんな先輩たちのこと怖がっちゃって。

何とかしようとしたんだよ? 結果無視されちゃって、もうこれ以上どうしようもないって思ったから、仕方なく辞めたんだ。

……それが今年関西大会だって。正直悔しいよ。私がバカだったみたいじゃん。そう思わない?


そして、自らが”特別”な存在として位置づけるあすかが未だに復帰を認めてくれない、その打開の糸口さえ見えないどうしようもない現状を前に、希美は独り顔をうずめて涙をこぼす。

しばしの間の後「…すみません」と目を伏せた久美子に「大丈夫、気にしてないよ」と涙を隠して笑顔を向けた希美は、「じゃあね、ありがとう」と今度こそ久美子に背を向けて立ち去ろうとする。

そんな彼女の背中を、意を決した久美子のまっすぐな言葉が引き留める。


先輩! 私が聞いてみます、あすか先輩に!

戻っちゃダメな理由、私が、聞いてみます!!


希美は一瞬虚を衝かれ、驚いたように目を見開いていたが、それからすぐに柔らかな表情で「ありがとう。でも大丈夫、気持ちだけ受け取っておくよ」と返し、「それより、行かなくていいの? 友達待ってない?」という気遣いの言葉と共に久美子を笑顔で送り出した。


望まれざる再会(TVアニメ版2期4話)

夏合宿を終えた吹奏楽部が関西大会に向けて最後の追い込みをかけたことを受けて、希美は本番が終わるまでしばらく復帰の相談のために部活を訪れないことを決め、その旨を夏紀や久美子らに告げる。

その一方で、親友である鎧塚みぞれオーボエのソロの表現で悩んでいるという話を聞いた希美は、部活から身を引く前に彼女の様子をひと目見てみようと思い立つ。

そして廊下でソロの練習をしているみぞれを発見した希美は、「なんか久しぶりだね、みぞれ」と後ろ手に組みながら彼女に声をかけるが、その直後、希美を前にして顔をひきつらせたみぞれは背を向けて逃げ出してしまう。


状況がつかめない希美は、慌てて手を伸ばしながら彼女の後を追おうとするが、異変を察して即座に駆け付けた吉川優子に取り押さえられ、「どういうつもりよ……?」とむき出しの感情をこめた鋭い眼光を突き付けられる。

同じくその場に駆け付け、希美に怒りの矛先を向ける優子を目の当たりにした夏紀は、「ちょっと!希美が何したっていうの!?」と優子を制止しようと手をかける。

声をかけた主が夏紀であることを確認した優子は、「何もしてない…… だから怒ってるの!」と、みぞれに対して何のアプローチもかけずに部を去り、彼女にこじれた感情を生み出してしまった希美への憤りを露わにした。

その言葉の真意をつかめず「はあ?」と返した夏紀の反応をよそに、優子はこの緊急事態を打開するべく、たまたまその場に居合わせて且つみぞれの事情を知る久美子と共にみぞれを探しに走り出し、思いもよらない荒事を引き起こしてしまった希美は夏紀と共にその場に置き去りにされてしまう。


みぞれとの対面、そして…

後に残された希美と夏紀のもとに、事態の一刻も早い収拾を図ろうとする田中あすかが現れ、希美にみぞれのオーボエを手渡し、これを持って彼女に会いに行くように指示する。

その言葉に従って夏紀と一緒にみぞれの下に向かった希美は、空き教室の一角で優子に慰められるみぞれの姿を認めた。

様子を探り、夏紀に「大丈夫」と答えた希美は、みぞれのオーボエを携えて彼女のもとへと歩み寄る。


みぞれに対して思い当たることのない希美は、オーボエを差し出しながら「私、何か気に障ることしちゃったかな?」と口を開くと、「私バカだからさ、なんか心当たりがないんだけど」と申し訳なさそうに眉尻を下げた。

そんな希美に、みぞれはすがりつくように「どうして部活辞めた時、私に話してくれなかったの?」と問いかける。希美はその問いにキョトンとしながら、「だって…… 必要なかったから」と小首を傾げた。


だって、みぞれ頑張ってたじゃん。

私が腐ってた時も、誰も練習してなくても、ひとりで練習してた。そんな人に『一緒に辞めよう』とか、言えるわけないじゃん


みぞれは小さく息を吸い「だから言わなかったの?」と尋ねる。

希美はそれに相槌を打ち、それからハッとした様子で「もしかして、仲間外れにされたって思ってた?」と問いかけた。

しかし、軽やかな希美の思いとは裏腹にその言葉はみぞれの心を衝き、くしゃりと顔を歪めた彼女の目元から涙があふれ始める。

焦った希美はみぞれに取りつき、違うよ、全然違う!と弁明するが、その最中に希美は彼女の口から「……ごめん」と絞り出されるのを耳にした。


私ずっと…… 避けてた。 勝手に、思い込んで……。

怖くて……! ごめんなさい……ごめんなさい……!


こぼれ落ちる涙と共に吐き出されるみぞれの想いを前に、希美は彼女の肩をつかんだまま、そっと口を開く。


ねえ…… 私ね、府大会観に行ったんだよ。

みんなキラキラしてた。鳥肌立った。聴いたよ、みぞれのソロ! カッコよかった!


紡がれた言葉に、みぞれは顔を上げて「……ほんと?」と目の前の希美を見つめる。

希美はさも当然といった具合に「ほんとに決まってるじゃん!」と即答すると、そこから更に話を続ける。


私さ、中学の時から、みぞれのオーボエ好きだったんだよ。

なんかさ、キューンとしてさ! 聴きたいな、みぞれのオーボエ!


楽器を手渡し、仕草を交えながら楽しげに語る希美の言葉は、同時にかつて2人が一緒だった頃の嬉しさに満ち溢れた思い出を呼び覚ますものでもあった。

みぞれは手渡されたオーボエをぎゅっと抱きしめて肩を震わせると、顔を上げてうれしそうに口元を綻ばせ、「私も、聴いてほしい」とその思いに心からの笑顔をもって応えた。


そして、みぞれと希美の両者のすれ違った感情が解きほぐされたことにより、みぞれはかつての感情に満ち溢れた音色を奏でる理由を再び見出すことができ、希美は晴れて正式に吹奏楽部への復帰を認められることとなった。


復帰以降の活動

のぞみぞ


吹奏楽部に復帰した後は、サポートメンバー「チームもなか」の新たな一員となり、舞台袖の幕をめくってコンクールメンバーを舞台へと送り出したりしたほか、本番直前の待機時には親友のみぞれを励ましたりもしている。(原作2巻、290ページ、TVアニメ版2期5話)

なお、関西大会の表彰式において北宇治高校吹奏楽部の全国大会出場が発表された際には、希美は「部活として全国大会に行ける」という喜びと「自分もこの演奏に加わりたかった」という少しばかりの悔しさをない交ぜにした、複雑な表情を浮かべながら祝福している。(TVアニメ版2期5話)

また、文化祭や駅ビルコンサートでの公演では他の部員たちと一緒に楽器を持ってステージに上がり、「学園天国」や「宝島」などでその実力を遺憾なく発揮している。(TVアニメ版2期6話、2期7話)

なお、希美は部活復帰後、かつての腐敗した雰囲気が一掃されたフルート&ピッコロパートにすみやかに馴染めたらしく、特に同パートの後輩である1年生の中野蕾実には慕われている模様である。(『響け!ユーフォニアム2』コンプリートブック、28ページ)


3年生が引退して部が新体制を迎えてからは学生指揮者を担当することになり(なお、本人の立候補によるものか実力を評価されての推薦かは明らかにされていない)、引退した3年生達を送る卒部会では現役部員たちの前に立って「三日月の舞」の指揮を振っている。(TVアニメ版2期13話)


新体制

新入生部員に対する楽器・パート紹介時にはフルートパートの紹介を行っている(第二楽章前編、48~49ページ)。ただし、同パートのリーダーではない。(第二楽章後編、269ページ)


主要キャラクターとの関係(概略)

なお、下記の項目の詳しい内容については原作2巻「響け!ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏」等を参照。


鎧塚みぞれ

『響け!ユーフォニアム』原作2巻 鎧塚みぞれ&傘木希美


幼馴染の親友。中学校以来、共に吹奏楽部の活動に励んできた仲。

特にみぞれは自分を吹奏楽部に引き込んでくれた希美に対し、「大切な友達」として強い執着心を抱いている。

2年生組2人の異なる2人の音色


みぞれと和解をし、部活に復帰した希美はみぞれと行動するほか、優子や夏紀を交えた南中学校出身の4人組で行動している描写が原作ではある(原作3巻、105~106ページ)。ただし、TVアニメの描写では希美の復帰後、みぞれはもっぱら希美と行動を共にしている様子である。(TVアニメ2期5話以降)


中川夏紀

同じ中学校の出身だが、知り合ったのは高校に入ってから。

物語の1年前の夏紀はどちらかと言うと、やる気のない当時の3年生(今の卒業生)に近い立場だったが、夏紀にとって希美は「憧れ」の存在であり、夏紀にとって高校から吹奏楽部に入部するきっかけとなった人物でもある。

夏紀が希美の復帰をサポートしていた理由は、物語の1年前、「憧れ」の対象である希美が当時の3年生部員との衝突に苦しんでいた際に手助けする事ができなかった事への「罪滅ぼし」にあった。

サウンドスケープ_


希美の部活復帰後は同じ「チームもなか」のメンバーとしてコンクールメンバーのサポートに共に当たっている。


吉川優子

中学時代から共に吹奏楽部の活動に励み、また物語の1年前は同じ「やる気のある1年生グループのメンバー」であったが、希美が退部の際に彼女の親友である筈のみぞれに全く声をかけず、更にその後もみぞれに対するフォローを全く行わなかったため、その結果としてみぞれが希美に対してトラウマを抱いてしまい、優子は希美に対して腹立たしく感じる様になった。

そして吹奏楽コンクール関西大会の直前、希美がみぞれの前に姿を現しみぞれが逃げ出した際に、優子は希美に対してそれまで溜めていた怒りを爆発させている。

響け!


希美の部活復帰騒動後、希美と優子の間に距離感があるためか、2人の直接的な絡みの描写は無いものの、原作ではみぞれや夏紀を交えた南中学校出身の4人組で行動している描写があるため、両者に目立った遺恨は無い模様。(原作3巻、105~106ページ)

また、希美は優子の次期部長就任に関して同意の声を挙げている。(TVアニメ2期13話)

仕事を抱え込みすぎた優子と夏紀の言い争いを不安に思った久美子に対しては、「あすか先輩の呪い」と称し、有能すぎる人間=あすかの後を追うことの大変さを説明している。このときの夏紀の優子に対する説教に対しては「過保護」と表現している(第二楽章前編、283ページ)。

なお、原作第二楽章では両者の直接的な絡みの描写はない。


田中あすか

吹奏楽部のひとつ上の先輩で、現在の副部長。あすかは「希美ちゃん」と呼んでおり、希美は「あすか先輩」と呼んでいる。

吹奏楽部を去る際に希美はあすかに引き止められており、希美はその際にあすかに告げた言葉に未練を感じて「特別」な存在として位置付けている。なお、あすかが希美を引き止めようとした理由としてあすかは希美が卓越したフルートの実力を有していた事を明らかにしている。(原作2巻、200ページ)

偶発的な出来事により希美とみぞれが和解すると、あすかは希美の部活復帰を承認している。(TVアニメ2期4話、原作2巻、276ページ)

部活復帰後においても希美にとってあすかは「特別」な存在であり、あすかの退部騒動の最中に行われた駅ビルコンサートの際にあすかが姿を現すと、希美もあすかのもとに駆け寄っている。(TVアニメ2期7話)


中世古香織

吹奏楽部のひとつ上の先輩。原作小説では両者の直接の絡みはない。

希美は物語の1年前において真面目に部活動に取り組んでいた先輩のひとりとして名前を挙げている。希美の呼び方は「香織先輩」。


小笠原晴香

原作での両者の直接の絡みは無いが、中世古香織と同様に、希美が物語の1年前において真面目に部活動に取り組んでいた先輩のひとりとして名前を挙げている。

ただし、あすかや香織に比べて希美の晴香に対する評価は低いようで、あすかや香織の場合とは異なり、先輩づけではなく「小笠原さん」と呼んでいる。晴香の方も希美のことを「まあ、うちが言っても聞いてくれるような子やないけどね」と述べている。(原作2巻、88ページ)


黄前久美子

吹奏楽部の後輩。田中あすか直属の後輩でもある。

希美が低音パートのリーダーと副部長を兼ねるあすかに吹奏楽部への復帰の許可を得るべく低音パートを訪れたことが、久美子と希美が出会うきっかけとなる。

それを契機に久美子はこれまであまり交流が無かった南中学校出身の2年生である鎧塚みぞれ吉川優子らとも関わっていくことになる。


高坂麗奈

トランペットパートに所属する吹奏楽部の後輩。

作中を通じて麗奈は希美に対して好意を抱いてはいない。

希美が1年生の時に上級生部員と対立して退部した件については「逃げた」と評し、また、関西大会前の時期に希美が部への復帰を申し出た際にあすかが反対した時も希美の行動が部に混乱をもたらすとしてあすかの判断を支持している。

吉川・中川体制に関して希美があすかと優子を比較した際には優子は部長として有能であると真っ向から反論し、更にみぞれがオーボエの実力を完全に発揮できない件については、希美のみぞれの才能に対する嫉妬が原因と考えている。(第二楽章後編、185ページ)


関連イラスト

冬制服

楽器を描き試し2のぞみぞ


夏制服

君のための音『響け!ユーフォニアム2』 4話ありがとうございました!

木管組のぞみぞ


水着姿

センシティブな作品


メイド服(北宇治高校文化祭)

メイドのぞみぞれのじょみじょ

南中カルテットのぞみぞメイド


北宇治Tシャツ(駅ビルコンサート)

傘木希美


関連タグ

響け!ユーフォニアム リズと青い鳥

フルート

中川夏紀 - パートは異なるが同じ中学校の出身。希美とは高校の部活で知り合う。2年生。

吉川優子 - パートは異なるが同じ中学校の出身。中学時代から一緒に演奏していた。2年生。

鎧塚みぞれ - パートは異なるが同じ中学校の出身。幼馴染の親友。2年生。

姫神琴子 - 現在のフルートパートのリーダー。3年生。


黒髪 ポニーテール

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