「やるべきことだけやれ 何より大切だ」
概要
偶然“ロカカカの樹”の秘密を知ってしまった作並カレラを追って杜王町へとやって来た双子の岩人間。
共にサッカーのユニフォームを着用しており、細目で坊主頭の全く同じ瓜二つの外見をしている為、見分けが殆どつかないが、耳に付けているピアスの位置が異なっている。
震災後事件のドサクサに紛れて逃げ延びたカレラを始末する為に各地を転々としており、遂に杜王町へと到着。
空条仗世文の住んでいた場所へと向かっていた定助とカレラを吉良の住んでいたマンションの前で発見し、カレラを始末しようとするが、彼女を助けようとした定助に阻止された為に交戦する。
なお、カレラは2人に遭遇するまで面識はなかったようだが、少なくとも2人はカレラのことや、吉良・仗世文の存在と死亡、更には吉良と仗世文のスタンド能力のことまで知っており、定助を吉良・仗世文の2人に似ていると評していた。
また、過去に八木山夜露の指示で逃走した仗世文と負傷した吉良を探して襲撃するが、仗世文になす術も無く撃退されている。
名前の元ネタは、イギリスのテクノアーティスト「エイフェックス・ツイン(Aphex Twin)」から。
スタンド名は、同氏の1stアルバム「Selected Ambient Works 85-92」に収録されている「Schottkey 7th Path」からと思われる。
エイ・フェックス兄
ビアスを付けている場所は左耳。主に作戦を立てたり、相手と交渉に当たる参謀的な役割を担当することが多い。
弟と協力して定助をスタンド能力で侵し始末しようとするが、“ソフト&ウェット”で毒ガスを封じられた上にカレラに導火線状になった“ラブラブデラックス”を利用して体に火を付けられ火達磨にされ絶命、消滅する。
スタンド『ショット・キーNo.1』
エイフェックス兄の両腕に宿るスタンド。ヴィジョンは無い。
右手の一部が岩になっており、左手で触れた物体を瞬時に右手に移し替える事が出来る。
例えば針金を左手で掴めば瞬時に針金が右手の岩から出現する。左手でガソリンに触れれば岩からガソリンが出る。人体にも有効。
この能力を使って自動車のガソリンを浴びせる、針金で相手を拘束する、弟のスタンドを移動させて攻撃する等を行っていた。
ただスタンドそのものの破壊力は皆無であるため、真正面からの戦闘は苦手。
エイ・フェックス弟
ピアスを付けている場所は右耳。他人には寡黙な態度を取るが、兄に対してはよく話しかけている。
サッカーボール型の「バッグ」を常に携帯しており、優れたボールテクニックを持っている。
兄曰く子供のころから寝ている時でさえもボールを手放したことが無いらしい。
兄と協力しあって定助を追い詰めるが、最後は兄がばら撒こうとした自身のスタンド能力である毒ガスを“S&W”のシャボン玉で無効化され、逆に自身に浴びせられてしまい死亡・消滅する。
スタンド『ショット・キーNo.2』
エイ・フェックス弟が常に持ち歩いているサッカーボールの様な「バッグ」の中に居る小人の様な姿の毒ガススタンド。
強酸性の毒ガスを発生させて敵を攻撃する。
射程距離は「バッグ」から20cm程で、その毒ガスをまともに吸い込めば即死するレベルの致死率の極めて高い猛毒だが、第5部に登場するパンナコッタ・フーゴのスタンド“パープル・ヘイズ”の殺人ウィルスと同様に本体にも死のリスクが及ぶ極めて危険なものである。
エイ・フェックス弟はそれを先述のボールテクニックで自身に毒ガスが及ばないよう補っていた。