概要
『スーパーリンク』におけるサイバトロンの総司令官であり、チームコンボイのリーダー。トレーラートラックに変形。
前作の『マイクロン伝説』に登場した(アルマダ)コンボイと同一人物であり、過去の過ちを繰り返さぬようユニクロン復活を阻止する為に戦う。
前作における最終決戦でのはっちゃけが後を引いているのか、前作の面影が薄れ、やや豪快な性格に変わった。部下に厳しく、自ら訓練を与えることもあったが、依然として仲間からの信頼は厚い。
ビークルモードで牽引するコンテナに収納されている4機の「グランドフォース」を両手両足に装着(グランドクロス)してスーパーモードになる。スクランブル合体の要領で入れ換え可能。
更に、ウイングセイバー(スターセイバーがモデル)やオメガスプリームとの合体でウイングコンボイやオメガコンボイとなる。
ただし、合体後も「グランドコンボイ」と呼ばれる事がほとんどである。
前作同様、心の底ではガルバトロン(メガトロン)との決着を望んでいる。終盤での一騎討ちの際には、自分を援護しようとした仲間を撃墜し「邪魔をするな!」と一喝。また、ユニクロンに意識を奪われていたガルバトロンを「私の生涯の友」と呼びかけて正気に戻し、決戦に挑んだ。
OPの冒頭では視聴者を指差し、「トランスフォーマーを見る時は、部屋を明るくしてテレビから離れて観てくれよ」と毎週呼びかけていた。
玩具
グランドコンボイの玩具は劇中と違って、かなりふとましい体型をしている。具体的には頭や手足の大きさに対し胴体が肥大しているのである。
これはスーパーモード時のプロポーションが重視されたのと、海外で発売されるときに音声ギミックを内蔵するためである。そのせいか日本では「ドスコンボイ」、「曙コンボイ」、さらに英語圏では「Fatimus Prime」(太ってます・プライム)などと呼ばれネタにされている。
また、海外版の初期製造分の玩具には、『ビーストウォーズ』のビーストコンボイのようにマスクの口が露出した造型のものがあり、同シリーズの玩具に付属するカタログ兼コミックでもわざわざ口が描き加えられたコマがある。
日本版で発売されるにあたって音声ギミックは削除され、一部の成型色が変更されたほか、スーパーモード時の胸部が銀メッキ加工されている。
ちなみに、『コンバイナーウォーズ(ユナイトウォリアーズ)』で発売されたオプティマスプライム(G1コンボイ)は、合体時の頭部がグランドコンボイ・スーパーモードによく似ている。