概要
とある古城に隠されていた強化ロイミュード。通常のロイミュードと比較してより人型に近い姿をしており下級ロイミュードと同じくナンバープレートを持つ(ナンバーは「ZZZ」)。
あくまで「器」として使用する目的だったためサイバロイド自体に魂は無く、意識は起動した者(もしくは取り込んだ者)に影響される。ただしロイミュードではあるので、取り込まれた魂は他のロイミュード同様数字のコアへと変化する。
ロイミュードと同じく重加速を引き起こすことが出来る他、ジャスティスハンターの『ジャスティスゲージ』を内側から破る事が出来る凄まじい怪力を誇る。また、手から煙を噴射して相手を吹き飛ばしたり、物体を吸収して吸収した物をコピーしたりすることが出来る(劇中ではこれを応用してコアとナンバーを持たない下級ロイミュードを複製している)。
これを開発したのはベルトさんことクリム・スタインベルト博士。
クリム博士はハートに殺害される前に自分の死期を感じ取り、自身の意思を受け継ぐ者を探す目的で、自身の人格を宿したツール=ドライブドライバーを開発した訳だが、元々はこちらをボディとして使用する予定であった。
しかし、このボディを起動させるためにはその時の博士の精神力では到底無理であったことや、こちらを使用した際は心が暴走してしまう危険性が有ったために使用を見送り、封印していた。
ところがその危険性を知らず、自身が英雄となるために老いさらばえた肉体を捨て、全盛期の肉体を取り戻して不老不死になろうと企んだアルティメットルパンことゾルーク東条が自身の精神=魂をインストールして起動させてしまった。
最終的にはドライブの手により機能を停止するが、更なる進化を求め、人々の記憶から地球の機械生命体であるロイミュードの存在を知ったメガヘクスにより吸収されてしまった。
これによりメガヘクスはZZZメガヘクスとして更に強力なパワーを得るが、それが彼の命取りになってしまうのだった…。
ドライブ本編に関わる重要な情報として「クリム・スタインベルトが独自にロイミュードを製作していた」事と「元々はロイミュードと同等の力を持つサイバロイドZZZを自身の人格を受け継ぐボディにしようとしていた」事が挙げられる。
これらはプロトドライブや、プロトドライブと関わりがあるとされる魔進チェイサー=チェイスの正体にも深く関わっていると思われる。
小説ではプロトゼロを元に開発された事が判明している。
余談
「サイバロイド」は石ノ森章太郎の作った造語であり、『宇宙鉄人キョーダイン』に登場する。
キョーダインのように「人間の記憶と精神を全てインプットした、人間の心を持ったロボット」、という意味らしい。
正式にはサイバロイドボディZZZとなっている。
また、前述の様にこのボディを使用した者の魂は「数字や英語を模したコア」にされる。
- ZZZメガヘクス:「水色のZZZ」
- ゾルーク東条:「銀色のOLO」
関連項目
グランダイン スカイダイン - 『キョーダイン』の用語を用いた平成二期のロボットキャラクター。
プロトゼロ - ナンバープレートと若干のカラーリングの違いを除けば、外観はサイバロイドZZZとまったく同じ。小説版によると、プロトゼロをモデルに制作された。