ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

管制塔バルバトス(Fate)の編集履歴

2019-05-06 10:43:07 バージョン

管制塔バルバトス(Fate)

かんせいとうばるばとす

ソロモン72柱の1つを題材とした、スマートフォン向けゲーム『Fate/GrandOrder』のボスエネミーの一体。

ソロモン72柱におけるバルバトスの情報を知りたい方は「バルバトス」の記事を参照されたし。


概要

Fate/GrandOrder』の第1部第4章「死界魔霧都市ロンドン」および最終章「冠位時間神殿ソロモンⅣの座」に登場するボスエネミー。


最終章公開直後は各所の座毎にレイド戦が開催されており、ひとつの座につきHP70万200万体もの魔神柱を倒さなければエンディングを迎えられない設定となっていた。

その本数でプレイヤーを驚愕させた…筈、だったのだが…。

プレイヤーたちの攻勢は非常に凄まじく、最終章幕開けからわずか12時間後…どの座よりも圧倒的な速度で200万体を屍に変えられてしまった。


どうしてこうなった

要因としてはまずその見返りの多さが挙げられる。

FGOは基本的に平時の周回での稼ぎ効率が悪く、それに反してサーヴァントの育成に必要なQP(いわゆる資金)や素材が重いため、マスターは「砂漠の中でスポイトから垂らされる水で生きている」と評されるくらいには常にQPや素材に飢えており、そんな環境に置かれたマスターはどんどん貪欲になっていった。

そして今回の魔神柱は倒すと激レアの素材や20万以上のQPをこれでもかと落とす。その効率の良さは普段の周回の比ではなかった。

その為、それに気づいたやり込み勢が圧倒的な速度で魔神柱を狩り続けるようになった。


更に今回のイベントではサーヴァントの絆レベルに応じて、攻撃力に補正がかかる。

加えて最終章におけるバルバトスはアサシンクラスとして扱われるため、多くのマスターが酷使…もとい絆レベルを高めており、且つフレンドに登録しているであろう諸葛孔明がバルバトスに対して優位に立てるというのも極めて大きい。

孔明やピックアップガチャで入手可能なマーリンを活用し、安定して魔神柱を1ターンキルできる編成が比較的早期に、しかも複数見つかった事も圧倒的な殲滅速度に少なからず貢献しているだろう。


しかし、これらはいずれも副次的な要因に過ぎない。

最大の理由はバルバトスが落とす素材にあった。こいつのドロップする素材アイテムは以下の4つ。



いずれもスキル強化や再臨で枯渇しやすく、入手が困難なレア素材として知られている素材が揃っていたのだ。

更に上記の2つはちょうどこの時期にピックアップ中だったマーリンのスキル強化にて大量に消費するため、幸運にもマーリンを召喚できたマスター達は揃いに揃って残りのバルバトス(のドロップ素材)の争奪戦に身を投じる事になった。

ついでにこの4つは最終章近況のイベントでさえ大量入手が見込めなかったことも、バルバトスへの搾取に拍車を掛けている。

特に「蛮神の心臓」が獲得できるフリークエストが当時は実装されていなかった事は心臓難民の殺到を呼んだ形になったといえよう。


その結果、多くのマスターがもっとだ…もっとよこせバルバトス!と叫び続ける「鉄華団の悪魔」状態になってしまったのである。その叫びはTwitterトレンドにまで溢れ出し鉄血クラスタを混乱させ、中の人にも誤解された。(余談だが、中の人は初代をプレイ済みである。)

センシティブな作品


蛮神の心臓を寄越すか、禁断の頁を剥ぎ取られるか、どちらか選べぇぇぇぃ!と叫ぶマスターも一部で見られたとか。


イベント開始時には150万柱はあったバルバトスも、素材を求めるマスター達の無慈悲な集中砲火によりイベント開始後約9時間で虫の息に。

最早「最終決戦」ではなく「採集決戦」なのでは、とまで言われるようになってしまった。誰がうまいことを言えと

これを想定外の事態と見做した運営…もといソロモンによって「復元力が増加(要は50万体ほどおかわり追加)」という梃入れを受けるも、それを圧倒的に上回る暴力の前に管制塔は為す術もなく瓦解と相成った。


享年約12時間。ねぇソロモン3000年もかけた計画を僅か半日でおじゃんにされてどんな気持ち?

このあまりにもあっけない最期に、マスター達からは殺したかっただけで死んでほしくはなかったというわけのわからない嘆きの声が寄せられたという。

原作者のきのこ自身も、公式ブログ「竹箒日記」2016年12月26日更新分にてバルバトスの早すぎる死を嘆いていた。主に素材的な意味で。


フォローしておくならば、素材・キャスターの強化以外の何らかの目的でこのバルバトスを真っ先に殴ったマスター達も少数ながら存在している様子。

具体的には、バルバトスの出てきた四章で扱いがアレだった面々(ポッと出てきて早期退場したキャラ達ソロモンに何も出来ず消し飛ばされたキャラ達)をとりわけ愛するマスター達。

これはこれで、素材目的とは別ベクトルの方向に業が深い気がしないでもない。


……人の業とはかくも深く、醜く、恐ろしきものなのか。

「ソロモンが人理焼却したくなる気持ちが分かった」と、その業に打ちのめされてしまったマスターも居るとか居ないとか。


ところで「バルバトス ナグルノ タノシイ! タノシイ!! ソザイタクサン ウレシイ! ウレシイ!!」とはしゃいでいた多くのぐだーず達よ。

お前らはラフムの事悪く言えねぇぞ?


歴史は繰り返す

2018/01/23に中国版FGOにおいても終章が解禁され魔神柱討伐戦が開始。

日本版の情報からバルバトスの美味しさを知っている大陸の人々は日本版以上の速度でバルバトスを集中してタコ殴りにし始める。

余りの集中アクセスにサーバーダウンからの緊急メンテナンスという事態に陥ったにも拘らず、13時間で日本版と同じ200万柱が討伐。

そして終章実施から29時間後(メンテナンスを除けばおおよそ24時間)、日本版の約3.5倍用意されていた714万柱のバルバトスは為す術もなく瓦解した。


せめてもの救いは、柱数が多かった為か早すぎる死を惜しむ声よりも『ありがとうバルバドス、良き旅を』と素材の為に犠牲となったバルバトスを賛美する声が多かったことだろうか。

どの道タコ殴りにしたことは変わらないのだが。


関連イラスト

冠位時間神殿ソロモンより中継です

上の画像はあくまでイメージだが、「大体あってる」のタグが付いている事からお察しください


終局特異点冠位時間神殿ソロモン星

ぐだ子魔神柱のクリスマス

リヨぐだ子がバルバトスetcを蹂躙している絵が多い。

そういうゲームじゃねえからこれ!


外部リンク

魔神柱追悼動画 - ニコニコ大百科。動画のコメを見れば分かるがどいつもこいつも追悼の名を借りたおかわり要求しかしてない


関連タグ

Fate/GrandOrder 採集決戦






















そして…

時は流れ2019年5月、「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」とのコラボイベント「レディ・ライネスの事件簿」にて、ストーリーを終盤まで進めたプレイヤーに待ち受けていたのは、なんとこのバルバトスであった。しかも一柱だけで。たったひとりの採集決戦である。


限定的な再現であるためか、「管制塔」ではなく「管制室」に名称が変更されている。

(一応舞台が第四特異点を模した場所が基礎になっているうえ、マップ背景のテムズ川の模様が魔神柱に似ていたことから関係は疑われていた。)


ドロップ素材は上記の4種類に加えて下記のものが追加された。



ちなみに、このラインナップは同イベントの配布サーヴァントであるグレイのスキル強化に必要なものである。

その速度たるやかつての己の比ではなく、途中鯖落ちが起こったにもかかわらず開幕からの6時間で当初予定の2000万のうち1200万(時速にして冠位時間神殿の12倍)が狩りつくされ、「悲しみに燃える敵拠点の魔力の増大」(という名目の追いバルバトス)で約5000万まで増加後も秒速200体を超える勢いで狩られる羽目に。

52時間50分後の5月5日22時50分、5000万の管制塔は成す術もなく瓦解した。最高瞬間風速は619/秒、平均速度は262/秒。


名言(一部抜粋)

・財布忘れるな(ドロップQPにばらつきがあったため)

・在庫(魔神柱)はまだある

・断末魔が長いので黙って早く死んで

・飽きたから早く死んで

諸々、「人類悪とは何か」を身に沁みて思い知らされるイベントとなった。


5000万柱のバルバトスが撃破されると同時に、まるで道連れをするかのように鯖落ちが発生。

マスターたちの欲望に翻弄されたバルバトスの最期のささやかな抵抗だったのかもしれない。


因みに今回もトレンドに挙がっており、前回誤解してた中の人も今回は察していた。


なお今回のレイドは通常イベント内でのレイドであり、特殊な形式だった終局特異点とは異なりイベント復刻に伴う再開催の可能性がある

コラボイベントなので通常のイベントと比べて復刻までの期間は大きく取られるだろうし、もしかしたら形式が変更されるかもしれないが……バルバトスは泣いていい。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました