データ
別名:ミサイル超獣
身長・体重:初代と同じ。
ウルトラマンA第48話「ベロクロンの復讐」に登場。
初代と異なる点は、人間と同様の「白目の中に瞳がある眼球」、尻尾があること、鼻の角から光線を撃てるようになったこと、口から泡状の毒液「ベロクロ液」を吐けるようになったことである。後述の着ぐるみの関係か全身からミサイルを出さないが、「ミサイル超獣」の別名は嘘ではなく、ちゃんと口に二門の発射口を備えている上に、両胸の突起からもミサイルを放つようになった。
身長や体重、鳴き声こそ初代と同じではあるが、上記の特徴のせいでぶっちゃけ初代とは明らかに外見が異なる。北斗からも「ベロクロンに似た超獣」と呼ばれ、ベロクロンそのものとは思われていなかった模様。
最初は、北斗星司の悪夢に登場し、火炎放射“デーモンファイヤー”(「ウルトラ怪獣攻げき技大図鑑」で命名。エレキングの“放電光線”やビルガモの“バルタニックウェーブ”など既出の名が出る中、なぜかベロクロ液でなくさほど印象に残らないこちらが紹介された)やベロクロ液でAを苦しめた。
その後地球で出現し、TACは初代ベロクロンの弱点であった口の中を狙って攻撃するが、ヤプールが改良したのか、やっぱりベロクロンに似ているだけで中身は別物なのか、あまり効果はなかった。Aとは相撲を取りビルのタンクをボールにしてのやりとりもしながら戦ったが、最期はAに折られた鼻の角を胸部に刺され絶命。亡骸は宇宙へ運ばれた。
縫いぐるみはベロクロンではなくマッハレスの改造版である。
内山まもるによる漫画版では、コイツがラスボス。北斗も「まさか最後の敵がベロクロンとはな」と驚いている。
改造ベロクロン二世
別名:ミサイル超獣
身長・体重:初代と同じ。
ウルトラマンタロウ第30話「逆襲!怪獣軍団」に登場。
ベロクロン二世がさらに改造・強化された超獣。ベロクロン二世と比べるとやや太め。ヤプールからは単にベロクロンとだけ呼ばれており、改造ベロクロンやベロクロン(改造)と表記している書籍もあるが、見た目は明らかにベロクロン二世である。
海野八郎の奮戦によって窮地に立たされた改造ベムスターを援護する目的で改造巨大ヤプールが送り込んだ改造サボテンダーがウルトラマンタロウに阻まれたため、増援として出撃、赤みがかった閃光と共に現れた。ヤプール曰く「最後の手段」らしいのだが、三匹中では最弱で、宇宙科学警備隊ZATのスカイホエールの攻撃に阻まれてまったく反撃できず、タロウと戦うこともなく、一方的にミサイルを撃たれまくり、とどめのレーザー砲が頭部に直撃してあっけなく倒された。
改造サボテンダー共々オープニングのテロップに名前が出ておらず、劇中での扱いも相まって冷遇されていると言えるだろう。明らかに初代や改造前よりも弱くなっているとしか思えないのだが、どこをどう改造されたのだろうか?
「ミサイル攻撃を買われて復活された」とする書籍もあり武器は強化された火炎とミサイルとされているが、設定のみで使われることはなかった(というか使う暇がなかったのかもしれないが)。ちなみに、鳴き声は初代及び二世のものではなく、帰ってきたウルトラマンに登場する怪獣ゴルバゴスのものである。
ゲーム『ロストヒーローズ』にもベロクロン、サボテンダー共々参戦。