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黄金伝説の編集履歴

2019-06-27 20:27:48 バージョン

黄金伝説

おうごんでんせつ

『いきなり!黄金伝説。』とは、テレビ朝日によるバラエティ番組作品の名称。

概要

主に若手中堅層のお笑い芸人が、番組制作側から提示される達成困難な指令に挑戦するドキュメントバラエティ番組


お笑いコンビココリコ』が東京進出して初めて獲得した冠番組『ココリコ黄金伝説』(1998年10月6日~1999年3月)が源流であり、一定の人気を得て深夜枠から昇格した『ココリコA級伝説』(1999年4月5日~2000年3月)を経由し、以後16年に及ぶテレビ朝日ゴールデンタイム枠における長寿バラエティ番組の地位を堅持し続けたた。


構成

放送開始当初は、総合司会と出演を兼任する遠藤章造田中直樹の2名のみが「新たな伝説を歴史に刻む」という名目で無茶振りに等しい指令達成に挑戦する、いわゆる『進め!電波少年』的手法を取っていた。この期間中、後に番組の主軸を担う『○○一週間生活シリーズ』の原型「一週間○○を食べ続ける男」(遠藤はガリ、田中はうなぎパイで共に伝説達成)が生まれた。


以降、番組改変を挟みながら名企画(代表:「本場の中華料理を極める男」「○○のメニューを全て食べきる男」)と迷企画(代表:「私生活の全てを見せきる男」「カラオケで100点取るまで歌い続ける」)が入り混じる中、遂に珠玉の企画「1ヶ月1万円節約生活」がスタート。各参加者独自の奮闘や奇行、数々のアイデアレシピで大きな反響を呼び、歴代最多出場記録保持者となる濱口優の参戦によって番組を象徴する一大企画「よゐこの無人島0円生活」が産声を上げた。


しかし、年月を重ねるに連れてメニュー食べ尽くしや大食いなどグルメ企画の乱発、定番企画の使い古しに伴うマンネリ化、裏番組とのチャンネル戦争が顕著となって緩やかに視聴率を落とし、 2016年9月22日にレギュラー放送を終了するも、同番組から生まれた名物企画でスペシャル番組を組んだ不定期放送ならびに派生映像作品は継続中。


レギュラー

芸人枠

など


芸能人枠

など


また、後に「ナスD」の異名で絶大な人気を得る友寄隆英が番組制作に携わっていた。


濱口優と黄金伝説

黄金伝説を語る上で、濱口は決して欠かせない人物である。


  • 初参戦企画は「せんべい1000枚を1週間で食べ尽くす男」。惜しくも伝説達成は失敗に終わったが、2人掛かりとは言え程無くこれを達成したタカアンドトシに奮起し、再戦を申し出た「干物1000枚を1週間で食べ尽くす男」で汚名をすすいだ。
  • 節約生活の発展形「1ヶ月1万円節約バトル」で食材調達のために素潜り漁に挑み、悪戦苦闘の末に獲物を捕獲した際の歓喜の勝鬨「獲ったどー!!」で児童・若年層を中心とする視聴者層を開拓した。
  • 番組の金看板「よゐこの無人島0円生活」で有野と共に話題を集め、様々な企業とのコラボレーション商品を生み出した(なお、この企画で紹介された数多の野営技術、もっと言えば先述の素潜り漁における銛打ちは、企画案が挙がる度に実地検証に赴いては実践の中で1つずつ体得した友寄から伝授されたものが大半を占め、従って友寄と濱口はサバイバル生活上の師弟関係にある)。
  • 数々の伝説に体当たりで挑んた身として最も凄絶だった企画に「スケルトンハウス(私生活の全てを見せきる男)」を選び、曰く「水槽金魚の気持ち」。これに同伴したふかわりょうも「たとえバラエティでもやってはいけない一線を越えていた」と振り返って苦言を呈した。

チネリ米の発明者

「自身で選択して持ち込んだ備品以外は全て現地調達で賄う」の規則により主食に乏しい無人島生活を送る中、どうしても白飯が欲しくなった際に支給品の小麦粉を練り、に見立てて一粒ずつ丁寧にちぎっては成型する奇妙な代替食材『チネリ米』(小麦粉で作った団子を米粒大にちぎって指先で丸めながら練る→「ちぎって、練る」の作業工程を略して「チネる」なる創作動詞で表現→この作業自体を「チネリ」と定義・命名)を発明した。


料理学的に見れば、北アフリカおよびアラビア文化圏発祥の小麦加工品『クスクス』、またはイタリア発祥のパスタの1つ『リゾーニ』に分類されるが、そのような知識を全く持ち合わせていない濱口が独自の工夫で編み出した偶然の産物であり、番組を通じて様々なチネリ料理が発案された。


ただし、このチネリ米の製造効率は極めて悪く、一人分を準備するだけでも半日前後は専念しなければならず、1人で製造するとなれば他の作業に著しい影響を及ぼす。加えて、チネリ米を用いる料理には決定的な向き不向きがあり、特にチネリ米で炒飯を作った時は「少量のスープを振って強火で煽ると風味が良くなる」という料理知識が完全に裏目に出て『炒飯の味がする小麦団子』が出来上がってしまった。


しかし、チネリ米が世に与えた影響は大きく、番組スポンサーを務めた大手玩具メーカー『タカラトミーアーツ』とのタイアップでより完璧に、より簡便に、より楽しくチネリ米を作る調理玩具『高速チネリ米製造器 チネリータ』(おひさまイエロー・すもぐりブルー)が開発・販売され、かつて「小麦粉由来の人造米」を黎明期の主力業務としていた大手小麦加工品メーカー『日清製粉』もノウハウを駆使したレシピ公開に協力した。


よゐこの無人島0円生活

  • 今や濱口の代表作と言える企画。よゐこが日本のとある無人島で2泊3日を0円で生活する番組である。 無人島で2泊3日生活し、各種調味料と小麦粉は事前に番組側から用意されるがそれ以外の食材は自力で調達する。また最低限の寝袋などを除き生活の拠点も自分たちで確保し作り上げなければならない。
  • 節約企画NO.1決定戦内で放送されたのが始まりで、第4回の放送までは「いきなり!黄金伝説。」内のスペシャルとして放送されていたが、この企画が好評だったことから第5回の放送からは単独番組としても放送されるようになり、現在では不定期ながら「いきなり!黄金伝説。」内を含めて特別番組や記念放送としても放送されている。
  • 第7回目の放送は大晦日特番として大抜擢され視聴率11.8%を獲得した。一見低いように思えるがほかの局が大物芸能人や大量の有名人をキャスティングする中、よゐこ・スザンヌ・にしおかすみこ・ギャル曽根といったメンバーでこの数字はコストや紅白歌合戦の真裏という事を考えると大健闘と言っていいレベルである。
  • 第8回目の放送は「50時間テレビ」内の2月1日(テレビ朝日開局記念日)開局50周年記念日の18:30という重要な時刻から『よゐこの無人島0円生活スペシャル』が放送された。
  • さらに2008年4月3日にはDSゲーム、「とったど〜 よゐこの無人島生活。」が発売され、発売から7ヶ月で20万本を突破した。
  • これらの活躍が認められテレビ朝日から編成制作局長賞と事業局長賞をダブル受賞した。有野によると「これは凄い事みたい。どちらか一つの受賞はあるが、お二人からというダブル受賞は、ほとんどないらしい」とのことで、編成制作局長賞と事業局長賞のダブル受賞は相当な名誉らしい。

誕生秘話

これは濱口ナスDの喧嘩の末、誕生した企画だという…。


とある企画の最中、濱口がよゐこの(コンビで出演する)仕事で抜け出さなければならない時に、ナスD「行かないでください!」と外出を拒否され口論に発展。よゐこの仕事も大事なライフワークなわけで、しつこく迫るナスDに、普段は温厚な濱口は珍しくブチ切れた。濱口「 有野(相方)が待っとんねん!! 」と、ナスDの制止を振り切り外へ。


移動のバスにまで付いて来たナスDとは、車内でも口論が続いた。遂には、ナスD「戻らなければ今すぐバスを降ります!」と、走行中のバスから本当に降りようとするナスDに、濱口「やれるもんなら、やってみろ!!」と、激をとばしながらそっと扉を閉める濱口。

ようやく落ち着きを取り戻した二人は、ナスD「じゃあ別の企画を考えてきます。」とその場を後にした。


後日出来上がったのが、途中下車(抜け出しが)出来ない【無人島0円生活】の企画だったという…。


2泊3日という設定については、当初3泊4日で計画されていた。これは人が無人島のような別の環境に置かれると、その環境に慣れるまで3日かかるという(ナスD談)。それもあってか出演者が、始め困惑しながらも無人島の過酷な環境に馴染んで、そのピーク(3日)で締める内容になっている模様。一点よゐこの二人は…

ナスD「上陸早々にピークな精神状態で無人島生活をこなしており、そこだけは評価している。」


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外部リンク

いきなり!黄金伝説。|テレビ朝日

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