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荒耶宗蓮の編集履歴

2019-09-01 23:59:55 バージョン

荒耶宗蓮

あらやそうれん

TYPE-MOONより発売されたライトノベル及びアニメ『空の境界』に登場するキャラクター。

概要

「──知れたこと、この矛盾した螺旋(セカイ)の果てを──」

CV:中田譲治


作中の事件の裏で暗躍する魔術師であり、影の主人公。

作者である奈須きのこによれば、空の境界は彼の物語でもある為に彼が退場する事となる第五章「矛盾螺旋」にて終わりを迎えているとのこと。後に続く章は両儀式黒桐幹也の物語である。



常に黒いコートを羽織り(上着と中着も黒)、無口で強面な人相の持ち主。蒼崎橙子と協会で同期だった魔術師。死の蒐集家。


略歴

かつては台密の僧だったが、誰も救えぬ自分と人の性に絶望し、人の一生の意味は「どのように生きたか」ではなく「どのように死んだか」だと悟り、救えないならばせめてその死を克明に記録しようと死の蒐集を始める。そして人という存在の意味を知るため根源への到達を求め続け二百年ほど生き続けている。

後にイギリスに渡って西洋魔術を学ぶ。魔術協会では蒼崎橙子やコルネリウス・アルバと同期だった。

荒耶が根源を求めることは抑止力の発現を招くことでもあるため、元から根源と繋がっている両儀式の体を求め、巫条霧絵浅上藤乃白純里緒を利用する。

本編では第二章「殺人考察(前)」の段階で存在が仄めかされ、クライマックスである第五章「矛盾螺旋」にて事実上のラスボスとして両儀式達の前に立ちはだかる。

初戦においては手を抜いても尚彼女を圧倒し(結果的に一度殺されてはいるが)、その後に現れた蒼崎橙子すらも激闘の末に撃破するなどラスボスに相応しい力を見せつけるが、臙条巴の決死の行動で式に逃げられ、彼から渡された数百年ものの名刀九字兼定を持って覚醒した彼女との決戦の果てに相討ちとなり、蘇生を果たした蒼崎橙子に看取られながら次世代での復活に望みを掛け敗北を認めないまま消え去った。

死後もその影響力は強く、第六章「忘却録音」と第七章「殺人考察(後)」に禍根を残す事となる。


人物

200年以上生き、起源である「静止」の概念を起源覚醒で目覚めさせているせいか、もはや根源を求める概念と化している。そのため根源に至るためならどんな犠牲も厭わない。

外見上は四十代半ばの男性。苦悩が刻まれた顔と、魔術師にあるまじき強靭な身体が、対峙した者に嘔吐感に似た重圧を与える。

後述するが、「結界」作りに関しては屈指の冴えを見せる。結界とは内と外を分けるもの。それ自体で完結した世界を作り上げる為には、まず自身を完成させなくてはならない。特殊な才能を持たない荒耶は、歳月と信念を積み重ねる事で自己を完成させ、一流の結界師となった。

彼の容姿や能力は後の言峰綺礼衛宮切嗣に、かつては正義を追い求めながらも今では目的すら忘却しているという在り方は間桐臓硯に受け継がれている。


能力

魔術師としての能力は欠陥が多いらしいが「結界」に関しては異常に能力が高い。通常は特定の空間を仕切ってそこを動かない結界を、移動させることができる。術者を中心に移動する結界は、戦いにおいては絶対の防御となる。しかも荒耶はそれを三重に纏う。一流の結界師であるものの固有結界へは至れず、後述する小川マンションで人工的な心象風景を作り上げた。

相手の起源を探り、覚醒へと導く事も出来る模様。また橙子程ではないが人形師としてもかなりの腕をもつ。200年以上生きているのは自身の起源である「静止」を覚醒させた効果で不老状態になっている(?)のと、体を何度も人形に移し替えているから。

他に、左腕に仏舎利を埋め込んでおり、この部分は死の線が見え辛くなっている。

肉体面も人外と化しており、死徒(TYPE-MOON)のように銃弾を視認してから回避し、直死の魔眼で殺されても蘇生を果たし、臙条巴に胸をナイフで突き刺されてもダメージにならないという驚異的な耐久力、機動力、攻撃力を兼ね備えている。そのため蒼崎橙子からは「接近戦においては現代のどんな人間も敵わない」と評されている。

人工的な固有結界である「奉納殿六十四層」の中では無敵とすら言える優位性を持ち、限定的ながら魔法の領域である空間転移や空間圧縮、無限の空間を作り出す空間遮断を行うなど魔術師の限界を超えた神秘を行使している。

その他、切り札として予備の肉体に魂を転移させて復活するなど既に人間の在り方を逸脱した技能を持つ。




関連タグ

空の境界 蒼崎橙子

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