「ゲカプリィィィッ!」
CV:橋本全一
データ
属性/アンデッド型モンスター
分類/馬車目デュラハン科
身長/186cm
体重/282kg
分布/逆恨みの戦場
経験値/974
概要
クレオンが「医師会のプリンス」ともてはやされている高スペック男子・三浦敦史から生み出した、幻獣「デュラハン」の伝説を司り、その風貌を得たマイナソー。
刺々しく重厚な黒い鎧に身を纏い、脚に馬の頭部と車輪の意匠が施された木製の足鎧を装着している。また、頭は蝋燭を帽子のように被っている様に見える。
宿主の敦史は容姿端麗で学歴もお金もある高スペック男子なのだが、自己中心的で女性への配慮が足りない事から結婚できないでおり、その結果「高スペックな自分が結婚できないのは女性が悪い」という逆恨みから来るマイナス感情を抱えた事から、クレオンに目を付けられた。
宿主の性質を反映した結果、両腕に備えたブレードから繰り出される凄まじい攻撃力に加え、リュウソウケンの連続攻撃を受けてもビクともしない外装の高い防御力、ハヤソウルの力をも凌駕するスピードを備えた、高スペックで異常な戦闘能力を獲得。単純な能力ながらも、幾多の強敵を倒してきたリュウソウジャー達を圧倒するほどの強敵。
また顔面から、ダメージはないが女性のまぶたを開かなくして視界を奪う緑色のビームを放ち、「ゲカプリー!」と鳴きながら光線を浴びせ、女性に対して宿主が結婚できない怒りをばら撒き回った。(おそらく、敦史の「(自分が結婚できないのは)女性に見る目がないせい」という逆恨みな言動に起因している)
だが、この高スペックな戦闘力は宿主のマイナス感情による所が大きく、宿主の怒りが静まると戦闘力が低下してしまう。
また、内部が非常に打たれ弱いというモテない男子共通の弱点も引き継いでおり、内部に直接ダメージが届く攻撃に滅法弱い。
活躍
新たなマイナソーを生み出すための苗床となる人間を探していたクレオンが敦史を発見し、ワイズルーに促されるまま、処置を施して誕生させた。
街中へと出現し、マイナソーが現れた為に駆けつけたブラック/バンバ、グリーン/トワ、ゴールド/カナロを高スペックな戦闘能力を見せつけて3人を圧倒、グリーンから連絡を受けで駆けつけたコウ達残りのリュウソウジャーも物ともせずに追い詰める。
だが、アスナから「本当にそれで、結婚ができるの!?」と結婚のことを指摘された事で地団駄を踏んで悶え始め、光線放ってアスナのまぶたを開かなくして視界を封じ変身解除させるも、ワイズルー達そっちのけでその場から逃走。ブラックとグリーンに追跡されるがナダ/ガイソーグが乱入した事で逃げ切った。
その後ワイズルー達は、結婚アドバイザーの西園寺智美を連れ出して結婚できない理由を突きつけ敦史のマイナス感情を誘発、生命エネルギーを取り込んでパワーアップさせる。
再度、街へと出現して宿主の怒りを振り撒きながら女性の視界を奪って暴れ回り、敦史の救出に向かったバンバ、カナロ以外のリュウソウジャーを高スペックな戦闘能力でまたもや追い詰める。しかし、同じく高スペックでありながら結婚できないという共通点から敦史に同情していたカナロが敦史を説得、敦史の精神状態が落ち着いた事で戦闘力が低下してしまう。
結婚できない腹いせの為に女性を危険な目に遭わせた事に怒るピンクが連続で繰り出したツヨソウル、ムキムキソウルを竜装しての攻撃を喰らって怯み、救出からすぐに駆けつけたブラックとゴールドの攻撃を受けるも、ゴールドのアドバイスでドッシンソウルで強竜装したレッドに攻撃を仕掛け、リュウソウジャーに向かって斬撃を放って抵抗を試みる。
すると、強い相手に導かれたナダ/ガイソーグが出現。
ガイソーグの邪悪な意志に支配されつつあるがナダもリュウソウジャーの助太刀に入り、自身も迎え撃つもガイソーグから繰り出される剣捌きには高スペックな戦闘力が通用せず、ガイソーグが放った「エンシェントブレイクエッジ」を喰らってしまった事で攻撃の要であるブレードが壊され、戦闘力が著しく低下。
それに動揺していた所、最期はレッドの「ディーノソニックブロー」を叩き込まれて内部の骨格が粉々されて爆散した。
余談
経験値の合計値は「首なし」の語呂合わせ。(く(9)びな(7)し(4))
高スペックマイナソーの異名は伊達ではなく、幹部クラスのタンクジョウやガチレウスどころか、今まで経験値最高を誇っていたトロールマイナソーよりも高い経験値を持っていた。
ケルピーマイナソー以来の巨大化せずに等身大で倒されたマイナソーである。
デュラハンがモチーフの特撮怪人はこのデュラハンマイナソーが初。また、現実の伝説においてデュラハンは妖精の部類に入るのだが、こちらではアンデッド型モンスターと紹介されている。
この話で、結婚アドバイザーの西園寺智美を演じた長澤奈央氏は『忍風戦隊ハリケンジャー』の野乃七海/ハリケンブルーを演じたのを筆頭に、東映作品に幾度も出演している女優である。