「その辺は…まっ、俺らケンカ上等ってことです」
CV:中井和哉
概要
アニメ版BORUTOに新たに登場した大筒木一族であり、モモシキキンシキと共に本家から派遣されたと大筒木トネリに嘯く男。
眉間を除いた額を覆うように角が映えており、服装はモモシキたちと比べるとかなりの軽装となっている。
表向きはモモシキの配下という扱いで大筒木カグヤや尾獣、ゼツの事など情報収集を行っているが、彼のいないところでは「モモちゃん」と呼ぶなど小馬鹿にしている節がある。
大筒木本家としてトネリ達の行動をずっと監視していたようで、日向ヒナタへの恋心とその顛末や、その後も地球を見守り続けうずまきボルトへ力を送った事なども事前に調べており、その上で大筒木一族への裏切りとしてトネリを時間凍結と呼ばれる術で1万年行動不能にすることで彼を戦闘不能にした。
その後、キラービーとうずまきナルトから尾獣チャクラを奪うためにモモシキ達と共に行動していたが、
その裏で独断で我愛羅から尾獣チャクラを奪うために結界を張った雷車の個室へ進入し、チャクラを奪い、中忍試験会場では仙人モードを使用しようとしていたミツキのチャクラを珍しがり、抜き取って行動不能にした後に撤退。
異空間での五影とモモシキ・キンシキとの戦いには一切参加しなかった。
その後、全ての戦いが終わった異空間で、切り落とされた神樹に腰かけながら、
ウラシキはうずまきボルトに関して意味深な台詞を呟くのであった。
「いずれこちらの脅威になるかもしれませんね。
今のうちに手を打っておいたほうがいいか。それとも……
どちらにしても面白いことになりそうだ。ククク……!」
それよりしばらくの後、守鶴のチャクラを狙うべく砂の国に襲来し、うちはサスケ、我愛羅と交戦する。この戦いでサスケのチャクラを奪い、輪廻写輪眼の瞳力で異空間へ飛ばすことに成功するが、我愛羅により一時砂の中に閉じ込められる。その後に戦線復帰し、守鶴を封印釜に封じ木の葉に向かううずまきボルト、シンキと交戦するが、ボルトの機転で守鶴を逃してしまい、自身もボルトとシンキを相手に手傷を負ってしまう。それでも二人を窮地に追い込むが、異空間より帰還したサスケを前に形勢不利となり撤退した。
その後、ナルトの九尾チャクラを狙うため木の葉の里に現れる。その過程で猿飛ミライのチャクラを奪い彼女の幻術を使用して里の警備を手薄にさせるという機転をみせた。しかし、ウラシキの真の狙いは現在のナルトではなく木の葉に回収された大筒木の時間移動の道具を使用して過去に行き、力の弱いナルトから九尾チャクラを奪うことだった。途中、ボルトとサスケの妨害に合ってしまい彼らもウラシキと共に過去の木の葉に移動することになった。
過去の木の葉では二度に渡りボルト、サスケ、ナルト(幼少期)、自来也の四名と交戦、時の巻き戻しという得意な瞳術を駆使して四人を苦戦させるも、カラクリをボルトに見破られ、自身の能力を逆手に取った自来也の術、ボルトとナルトの連携技術を前に大ダメージを負ってしまう。
能力
能力としてはキンシキと同じようにチャクラから武器を作り出せるが、現在確認できるのは釣竿状に作り出したものと、腰に付けられた魚篭のような形の2種類のみ。
その釣竿を通してチャクラを吸収したり、人魂の形にして文字通り釣り上げてしまう。
その他にもトネリを1万年の時間凍結をかけ、戦闘不能にする描写から封印術や、我愛羅と長十郎から逃げる時などに、大筒木カグヤが使用していた黄泉比良坂の様な高度な時空間移動の術を使用していた。
瞳力としては白眼、輪廻眼、輪廻写輪眼の使用が可能であり、戦闘中は適宜切り替えを行う描写がある。輪廻眼は眼球が青白く発光し、輪廻写輪眼は赤く発光しており、前者を使用中は時間の巻き戻し(自身のみ)が可能であり、後者を使用中は異空間への移動が自在となる。
余談
チャクラで形成した竿のような武器を扱い、トネリを戦闘不能に追い込んだ際の時間凍結を『竜宮城』と皮肉る姿等から、モチーフは浦島太郎と思われる。