もしかして:猫に小判
初出 | 第1世代 |
---|---|
タイプ | ノーマル |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | 40 |
めいちゅう | 100 |
PP | 20 |
直接 | × |
範囲 | 単体 |
備考 | 戦闘終了後、技を使用したポケモンのレベル×使用回数×5円分のお金を拾える |
英語名 | Pay Day |
概要
初代から存在する技。
技の由来はそのまま「猫に小判」。
日本の諺由来であるためそのままでは他言語に輸出できず、例えば英名「Pay Day」は給料日になっている。
戦闘終了時に金が拾えるという、第8世代現在まででも稀有な効果を持つ技。
現在習得できるのはニャースとチョロネコ系統のみ。ペルシアン・ニャイキング・レパルダスは自力習得できず、進化前からの継続でのみこの技を使用可能。
…というか技からしてニャースをイメージして作られた技である。
それ以外では、かつて第3世代にて「ポケモンボックス」に100匹預けると、この技を覚えたエネコのタマゴが手に入ったほか、それ以外でもこの技を覚えた特別なオニドリルとギャロップが配布されたことがある。
他の猫ポケモンは習得できないが、まあ猫に小判(猫は小判の価値が分からないので、与えても意味が無い)なので仕方ない。そうするとチョロネコは小判の価値が分かるということなのだろうか。
対戦では「ひっかく」をはじめ多くのノーマル技の劣化なので使われることはない。
その為主な使用法はシナリオ中での金稼ぎ。
また、「おまもりこばん」や「こううんのおこう」の効果はこの技にも適用されるため、使用するポケモンにこれらの道具を持たせておくと拾えるお金も2倍になる。
レベル100の上記アイテム持ちなら一回で1000円拾えるので育て屋に預けたポケモンを引き取れる程度の金にはなるだろう。
ただし、道中トレーナーとの再戦やOパワーなど世代を重ねるごとに楽に賞金稼ぎができるようになっており、高レベルのポケモンを用意する手間は考えなければならない。
ちなみにニャースの場合特性「ものひろい」とは相性最悪なので注意すること(戦闘終了後に金を拾ってしまうことがあるため)。
ポケダンではこの技でトドメをささないとポケ(ポケダン世界のお金)を落とさないので注意。
何と初代では技マシンに設定されていた。
ただ、習得者の基準が良くわからない事になっており、どういう事かサイドンやミュウツー更にはニャースとは宿命のライバルであるピカチュウまで習得できた。
※ミュウツーは赤・緑・青のみ
ちなみに、初代ではトレーナーとの再戦は四天王+チャンピオン以外一切不可なので、実質本編クリア前にできる資金増殖はこれだけである(他には「ゲームセンターでアイテムを手に入れて売る」「ゴールデンボールブリッジのイベントで『負け→きんのたまをもらう』を繰り返す」などがあるがいずれも非効率)。
うっかり負けが込んでヤマブキシティに入るための飲み物代まで尽きたり、サファリパークに入れなくなってしまったらこれで頑張るしかなかったりする。
また、第3世代まではペルシアンもレベルアップで習得できた(現在はパワージェムに置き換えられている)。
これを参照したのか何と『LPLE』でも技マシンになっている。もちろんミュウツーも覚えられる。
確かに本作は金策が何より大事なのだが、野生ポケモンと戦えないせいでその金策自体もやれる場所が限られるのが難点。
またポケスペで、この技を覚えたオニドリルとギャロップが登場した事があるが、これは学年雑誌のポケモンスタンプ企画が元ネタである。
キョダイコバン
第8世代で早期購入特典として入手できた[[キョダイマックス]\ニャースが使用できるキョダイマックス技。
その名の通り「ネコにこばん」のパワーアップ版であり、貰える金額も大幅に増量されている。
レベル95以上のニャースにおまもりこばんかこううんのおこうを持たせた状態でこの技を使用すると、なんと1試合あたり99999円(1試合に貰える賞金額の上限)を荒稼ぎすることが可能。
とはいえ、キョダイマックスできる機会は限られているため、本領を発揮できるようになるのはストーリークリア後に解禁されるチャンピオントーナメントだろう。決勝までの3試合すべてでニャースを繰り出してこの技を3回使用すれば、99999×3=299997円もの大金を荒稼ぎできる(実際には、トレーナーに勝った時の賞金×2倍も上乗せされるため、35万近くの大金を一度に貰えることになる)。
本作は他にも色々と金策は存在するのだが、言うまでもなくこの方法が一番手っ取り早い方法である。
大金が手に入るということからあまり注目されていないが、確定で相手を混乱状態にするという凶悪な追加効果もある。とはいえ、それを除けばキョダイマックス技の中では威力は低めであるので決定力にはやや不安が残る(こちらのレベルと相手のタイプによっては3発命中させても倒しきれないこともある)。あくまで金策用の技と割り切った方が良いだろう。
注意点として、ノーマル技であるため、当然ながらゴーストタイプには無効化されてしまう。トーナメントでゴースト使いと当たってしまった場合には事実上使用を封じられてしまうことになるので注意(一応、ねらいのまとを「すりかえ」で相手に押し付けたり、「みずびたし」や「まほうのこな」でタイプを変えるなどしてお膳立てするという方法はあるが)。
また、ニャースのタイプ相性的にかくとうタイプは不利であり、3発放つ前に倒されてしまうことが殆ど。かくとう使いとかち合ってしまった時にもニャースの使用は念のために控えた方が良いだろう。