概要
監督ゴア・ヴァービンスキー(1作目~3作目)、ロブ・マーシャル(4作目)、ヨアヒム・ローニング(5作目)
ディズニーランドの人気アトラクションの1つ『カリブの海賊』をモチーフに、大航海時代の海賊ジャック・スパロウとその周辺人物達の活躍を描くシリーズで、現在までに5作が製作されている。この内、1作目から3作目までは連続した物語だったが、4作目ではこれまでの登場人物の殆どが一新され、1~3作目とのストーリー上の繋がりも少ない。なお、5作目はまた1~3作目との強い繋がりを持った話になる(当然4作目での出来事も踏まえている)。
公開後、東京ディズニーランドでは『カリブの海賊』とのタイアップも実現し、アトラクションにはジャックやデイヴィ・ジョーンズなどのキャラクター達が加わった。さらに、東京ディズニーシーでは、映画公開にともない2017年7月から本作をテーマにした夏イベントが開催される。
主要人物
登場:1、2、3、4、5
本作の主人公で海賊。
へクター・バルボッサ / 演:ジェフリー・ラッシュ
登場:1、2、3、4、5
ジャックの元仲間で好敵手の海賊。4作目では一時的にだがイギリス海軍の人間となった。
ウィル・ターナー / 演:オーランド・ブルーム
登場:1、2、3、5
バルボッサに浚われた提督の令嬢を救うためジャックと海に出た刀鍛冶。後に「フライング・ダッチマン号」の船長となり、呪いを受け継ぐ。
登場:1、2、3、5
父親の治める島を襲撃してきたバルボッサの海賊船に交渉のため乗り込むも、そのまま浚われてしまった提督の令嬢。最終的にウィルとの子供をもうける。
登場:1、2、3、4、5
ジャックの右腕を勤める一等航海士であり、全作に渡って忠実な部下として出演。アクの強い他の主要人物たちと比較すると極めて常識的な人物(それだけに損な役回りが多い)。ジャックやバルボッサには「ギブス君」と呼ばれている。
ジェームズ・ノリントン / 演:ジャック・ダヴェンボート
登場:1、2、3
エリザベスに恋する海軍士官。ジョーンズの心臓を手に入れた後は、ベケット卿によって代将の座に就くも、エリザベスを守ったために死亡する。
カトラー・ベケット卿 / 演:トム・ホランダー
登場:2、3
東インド貿易会社の総督。会社の利益のためには手段を選ばない冷徹な性格であり、デイヴィ・ジョーンズすらも手中に納め、ジャックのコンパスを狙う。2~3作目通してジャックと戦い、終始余裕の表情を浮かべていたが、自身の敗北が確実となった際には呆然とし、逃げることもせずに船と運命を共にした。
デイヴィ・ジョーンズ / 演:ビル・ナイ
登場:2、3、5
幽霊船「フライング・ダッチマン号」を操る船長。海の女神“カリプソ”の呪いを受け、半魚人のような姿にされた。
登場:3
ジャック、バルボッサを含めた9人の海賊王。東インド会社との決戦の為、7つの海から集う。
アンジェリカ / 演:ペネロペ・クルス
登場:4
ジャックの元恋人。「生命の泉」を得るためにジャックに近づく。
黒ひげ / 演:イアン・マクシェーン
登場:4
最恐最悪の海賊にしてアンジェリカの父親。死の予言を覆すために「生命の泉」を目指す。
サラザール/演:ハビエル・バルデム
登場:5
「魔の三角海域」に幽閉された“海の死神”。ジャックへの強い復讐心を持つ。
ヘンリー・ターナー/演:ブレントン・スウェイツ
登場:3、5
ウィルとエリザベスの息子。父の呪いを解くために「ポセイドンの槍」を求め、ジャックを探す。
カリーナ・スミス/演:カヤ・スコデラリオ
登場:5
天文学者。「ポセイドンの槍」の在り方を示す「ガリレオ・ガリレイの日記」を所持している。
シリーズ一覧
1作目『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』(2003年)
2作目『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年)
3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(2007年)
4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン 命の泉』(2011年)
5作目『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』(2017年)
関連タグ
ホーンテッドマンション:同じく映画の元になったディズニーランド内にあるアトラクション
キングダムハーツ:2、3において主人公のソラが本作の世界に飛び込む。ジャックたちが原作映画をほぼそのまま再現したリアルな姿(3では特にそれが顕著に羅われている)であるが、ソラはともかく、アニメキャラクターのドナルドとグーフィーも同席している状態のため、ややシュールな光景に見える。舞台が地球のため、ソラも地球に来たことになる。
村田諒太:テーマ曲『He's a Pirate』を入場曲に使用。