概要
名前こそは「蟻」だが実際にはゴキブリの仲間である。生態においても蟻とは、集団生活を行うところなど共通点もあるものの、大きく異なる点も多い。
蟻塚を作るタイプは、お父さん(蟻と違って子作りで腰使わないといけない)がいて、空調設備の整った部屋にものすごい巨大な(ソーセージ位)体を横たえひたすら産卵しつづけるお母さんがいて、エサ取りに行ったり塚の掃除したり卵~子ども(ただ単に小さいだけ)の世話したするワーカーと防御にあたる兵アリで構成。ママの体と卵からロリショタ化フェロモンが出ているので、子供は成長ができない。
日本のその辺にいるタイプ他何種類かは、巣を作って近所を食い尽くすと、移動する習性があるので、繁殖雌というか女王というかお母さんは、大きくなくて、子作りができる程度の能力を持つ「双子の妹」を自分だけで一生のうちに平均600匹くらい生んで、みんなで有精卵を産む。
なので引っ越し後の巣には、シロアリ的に2パターンの顔を持つ繁殖雌の一団が一山づついる。お父さんは巣が崩壊するまで自分より若い奥さん600匹位とセックスを続ける。うらやましくないハーレムな上、孵化したママがへんな形質を持っている場合、ナース個体により処分される。お前ら人間じゃねぇ!!。
社会性昆虫の繁殖個体が巣立つ、分蜂と呼ばれる生態は、汎世界的に吉兆とされるが、なぜか日本で、こいつらのそれもそのお約束に準じる。
辛うじて大坂城が大変なことになる前に、「火事の白煙のような」それが観測されたと言われたり、宇多天皇がソレを見て不吉(御父上である光孝天皇が崩御遊ばす際に白蟻さんが巣立ってたそうである)だと御玉音をお垂れ遊ばしたりした程度で、普通のはめでたいとされる。
シロアリさんはお母さんが多いと言ってもお父さんをひねれば巣は崩壊はするけども、触角と嗅覚で世界を認識するアリさん的にはだれがだれかわかるけども、人間としてはパパの判別が難しい が、家を食う種類ヤマトシロアリの卵室には、ターマイトボール(西表島に同じ生態のコウヤクタケ科の別種がおり「ターマイトボールZ」と名付けられた)と呼ばれるカビがシロアリの卵に偽装(胞子がなんとなく成長した状態らしい)して「発芽」を待っているのだが、これらはほぼ球形で、薬のカプセルというか俵型をする卵とは人間の肉眼では容易に区別できる。でこのカビの「卵っぽい肌触り&臭い」の分析、研究がされ、「ビーズへ卵臭をつけ、シロアリに運ばせる」実験が辛うじて成功している。
食事の際は餌を口移しで与え合ったり、他個体の糞を口にしたりする。アッ-
食べ物を分解して栄養にする細菌が入ったうんこを受け渡す行動である。ユーカリ分解のためのナニを受け渡すためにやるコアラのと違って、蟻腸の、「セルロースを糖化する細菌」だの「ハイドロジェノソームを持つ原生生物」だので構成されている、フローラがあるところは、シロアリさんが栄養を受け取る器官の後ろにあるのでこういう行動をしないといけない。
さらにその腸内細菌は、ホストの、お腹から出るあるいは脱皮すると相当数死ぬのでアリは脱皮するたびに仲間が出すのを補給し続ける。