概要
270年ごろローマで殉教したテルニーの主教聖バレンティヌスの記念日。イタリア語では「ヴァレンティーノ」という。
日本では、女性が好きな男の人にチョコレートで好きな気持ちを伝える日。または友達に「友チョコ」をあげることとか義理とかもすべて含めて「バレンタイン」と記す。男子にとって、喜ぶor切ない一日。
日本のカレンダーには「バレンタインデー」と公に印刷されているのがだいたい。その日が月曜~金曜ならば休日にならないので、学校や社内でイベントが行われる。反対に土曜・日曜ならば、学校や職場以外で会うのが厳しくなり、金曜に済ませたり今年はナシにしたりしている。
いずれにせよ…当日までの数日間、世の中は製菓関連の業者の思うつぼになる。
なお、発祥地の欧米では男性からもお世話になっている女性にカードや花束やお菓子を贈る事が多い。なお、送る相手は(国によって違うこともあるが)恋人にかぎらず、家族や友人相手でも送ることがある。チョコレートを贈る習慣はもともとはイギリスのチョコレート会社が、ギフト用チョコレートボックスを発売し広まったが、現在はチョコ以外のお菓子を送ることも多い。
バレンタインデーが「女の子が男の子にチョコレートを渡す」という習慣は日本の他、韓国にも存在する。韓国では本命の男性にだけ贈ることが多く、日本のように義理チョコというのは一般的ではない。韓国では、日本と同様、チョコを貰った男性が、女性にお返しを贈るホワイトデーもある。一方、韓国独特のバレンタインデーに関係する日として、チョコをもらえなかった男性がチャジャンミョン(ジャージャー麺のような食べ物)を食べるブラックデーというものがある。
台湾では、高級レストランやホテルなどを予約し、恋人同士で甘い一時を過ごす事が多い。お菓子などを贈るという事はあまり無く、特別なデートをする日と認識されている。
中国や香港では、バレンタインデーは「情人節」(情人というと、日本では妾や二号さんのようなイメージがあるが、本来は恋人の意味である)と書き、欧米と同じく男性から女性に、贈り物をする。なお、お菓子は一般的ではなく、花束、特に薔薇の花束を贈る事が多い。
さくら友蔵は、チョコレートはアメリカの兵隊さんがくれるものだと思っていたらしい。
まぁ歳が歳だからね。
最近は、商戦的な理由、若者の意識の変化から、家族や同性(友達)や自分にバレンタインチョコを贈るのも定番になりつつある。
バレンタインデーの由来
由来には諸説ある。
一説には、3世紀ごろローマ帝国の皇帝クラウディウス2世は、兵士達の士気が下がる事を防ぐため、婚姻を禁止していたという。これを憂いたキリスト教司祭のウァレンティヌス(バレンタイン)は秘密で結婚させが、皇帝がこれを知り、ウァレンティヌスを投獄し処刑した。
そのウァレンティヌス(バレンタイン)が処刑された日が、2月14日であるとされる。
ただし、この説は異教を排除する目的で作られた創作であるとも言われ、こちらの「クラウディウス・ゴティクス」の項目でも完全否定されている。そもそも当時のキリスト教はローマ帝国内でも新興宗教だったし。
pixivにおけるバレンタインデー
pixivでは想いを伝える女の子や、貰えずに嘆く男子のイラストなどが投稿される。
お気に入りのキャラクターがチョコを片手に微笑むイラスト。気になる相手にどうやってチョコを渡そうかと悩むほほえましい漫画。はたまた、自分の体にチョコを垂らして誘う色っぽいおねーさんの姿……様々な作品が投稿されている。
あと何故か?最初に「ス」のつくR-18タグが潤う日でもある。
その理由は……謎。
関連イラスト
関連動画
イベントの浸透ぶりから、元ネタになる楽曲が多い。…リア充爆発しろ系が多いのは否めないが。
関連タグ
バレンタイン バレンタイン・デー ホワイトバレンタイン ヴァレンタイン
チョコ チョコレート 義理チョコ 本命チョコ 逆チョコ 友チョコ 痛チョコ
血のバレンタイン バレンタイン中止のお知らせ 憎しみで人が殺せたら
宝くじ:全国自治宝くじ「バレンタインジャンボ」が毎年2月に発売される。2018年に「グリーンジャンボ」から改称。