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夜叉(新サクラ大戦)の編集履歴

2020-04-11 05:51:39 バージョン

夜叉(新サクラ大戦)

やしゃ

夜叉は新サクラ大戦に登場する上級降魔である。

「我が名は夜叉。封印の鍵である帝鍵を差し出しなさい」

概要

CV:横山智佐

華撃団大戦開会式の最中、突如帝都に現れた上級降魔

「帝鍵」と呼ばれる道具を探している。


その姿と声は10年前の「降魔大戦」で消滅した筈の真宮寺さくらに酷似しており、天宮さくらは「どう見てもさくらさんです」と指摘したが、当人をよく知るすみれは「あれは彼女じゃない」と断言している。

だが四話終盤において、暗証番号を正確に入れて帝劇の地下に堂々と侵入したうえ、帝国華撃団に向けあの「破邪剣征・桜花放神」を放ったことにより、「夜叉=闇落ちした真宮寺さくら」という疑念を刻み込まれた天宮さくらの心に大きな傷を残し、一時は自暴自棄にまで追いこんでいる。


神滅

夜叉が妖力で操縦する傀儡機兵。

霊子戦闘機より一回り以上巨大な機体ながら、無限を翻弄するほどの俊敏な機動力と、太刀を用いた強烈な攻撃が特徴的な機体。

また、余談だが、一見するとその外見は初代に登場した魔操機兵「神威(及び続編で強化された「闇神威」)」に酷似している。

奇しくもこの2機は名前が「神の脅威」と「神を滅する」、機体色が黒、太刀を武器にする、おまけにパイロットが悪に堕ちた元上官洗脳された父親など明らかにイメージされたものが多い。


余談

  • ニュースサイトでは発表直後から色々と囁かれていることを記事にしていたり、正体の考察として「一体何宮寺さくら」、「さくらオルタ」などというワードがでてきている。またそのことを受けて「父親も(仮面を付けられて本人の意思とは関係なく無理やり)闇堕ちしたからしょうがない」などという意見も出ている。ちなみに人が降魔になる現象にはがある。
  • 実は……声優を務めた横山智佐はオファーを受けた際、渡された人物像がかつてのさくらとかけ離れていたという理由等から二度断った経緯があり、最終的に引き受ける際「分をわきまえない申し出」と前置きしたうえでキャラクター設定についてのアイデアを出している。詳細はこちらを参照のこと。

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外部リンク

公式サイト内キャラ紹介


ここより先ネタバレ注意
























































明かされた正体

瓜二つな容姿と声に同じ技、でありながらかつての面影など皆無な人物像で多くの者を困惑させた夜叉であったが、新生帝国華撃団との決戦で敗北した後、とうとう仮面の下に隠された人工物である証拠の醜い顔を晒した。

その正体は降魔化したさくら本人などではなく、ラスボスたる幻庵葬徹によって産み出された「傀儡人形」であった。


その直前まで夜叉が本物の真宮寺さくらである可能性を捨てきれず、敢えて目を覚ますように言葉をかけ続けてきたさすがの天宮さくらも、


・自分たちが手駒として利用してきたアナスタシアを裏切り、文字通り一太刀で斬り捨てる冷酷非道さ。

・神山たち花組の戦いを「正義ごっこ」と嘲笑う。

・人間を「儚く脆いもの」「弱い惨めな存在」と徹底して見下す。

・低級降魔の鳴き声を混ぜたようにくぐもった声を発する。

・額に角を生やし、怪しく光る赤い目を持つ、かつてのさくらとは似ても似つかない姿。

・エリス達と違い、仮面が取れてしまっても邪悪な殺意を露にする。そもそも仮面の形状が全く違う。

・そして極めつけは最終決戦で、アナスタシア、クラリス、あざみ、初穂を殺害に至る。


これらの積み重ねから、ようやく彼女が本物の真宮寺さくらではないことを確信し、何度も疑ってしまった自分を恥じながら自分の弱い心と決別するためにも夜叉へ止めを刺すことを決意する。そして一対一の決闘に敗れた夜叉は、幻庵葬徹の名を呼びながら形代(頭髪の束)を残し消滅した。

「幻庵様に蘇らせてもらった」と語っているあたり、セリフだけだと本物のさくらが一度殺され降魔となって蘇生された様にも取れるが、その一方で「我が名は夜叉……それ以外の名など、ありません!!」「何が、前のあなた、ですか!そのようなもの、存在しない!」「あたしは夜叉!幻庵様の僕です!」と「幻庵葬徹の僕として産み出された自分」以外の素性を本人が一貫して否定している

さらにこの後、本物の真宮寺さくらが天宮さくらと奇跡の邂逅を果たし、なおかつ他ならぬ彼女の力で夜叉の手により戦闘不能となった新生花組が復活を遂げたことから、夜叉が真宮寺さくらである可能性は完全になくなった。


その後、2020年3月30日に発売された公式設定資料集にて「形代(設定資料集では『依代』と表記)に使われた髪束が真宮寺さくら本人のものであった」ということと、「夜叉が展開する魔幻空間の内部に歯車や骨組みなどが存在するのは、夜叉の正体が幻庵の傀儡であり、からくり人形の内部をイメージしたため。溶岩や炎は憎悪の象徴」ということが明言されている。また、本物の霊力の象徴のトリックもオリジナル桜の所持していた刀「霊剣荒鷹」を使っていたように彼女は妖力を強化する「魔幻空間」と所持していた装備『幻装・武御雷』の妖力補助によるトリックがその力の正体だったのだ。

残された謎

帝劇地下に通じる昇降機の暗証番号を知っていたのは、第六話のストーリーを見るに「スパイとして送り込んでいたアナスタシアから聞き出した」と考えられるが、その一方で「形代に真宮寺さくらの髪束を用いたことで、その記憶の一部も引き継いでいるからではないか」と考えるファンもいる。刀を振るう姿が北辰一刀流の構えと非常に似ていたことや、その奥義「破邪剣征・桜花放神」まで用いたことがその主な理由のようだ。

また、夜叉が「幻庵葬徹が真宮寺さくらの髪束を用いてつくりだした傀儡人形」というところまでは判明している一方、幻庵が「どのようにして真宮寺さくらの髪束を入手したのか」「あえて真宮寺さくらに似せた紛い物を作り出し、手駒としていたのはなぜか」という点については明かされていないままである。しかし2020年3月末現在、これら全てについて公式サイドからの明確かつ絶対的な見解は示されていない。


そして、漫画版第9話ではなんと自ら仮面を取り、しかもその顔が本物の真宮寺さくらそのものだった。何らかの術式などでカムフラージュしており、やがていつか原作通りの醜い顔に変貌するのか、それとも漫画では本当にさくら本人なのか……?漫画版における大きな注目点となっている。


その他

一部のファンからは「天宮さくらが真宮寺さくらのコアなファンでありながら、夜叉と本物の真宮寺さくらを見分けられないのはおかしい」という批判的な意見も挙がっているが、天宮さくらは幼い頃の記憶の中でもたった一度しか真宮寺さくらと会っておらず、しかもその記憶も自然な時間の流れで改変されたもので、実際には一度も会ったことがなかった(=結局のところ本物の真宮寺さくらのことをよく知らなかった)ことが判明しているので、本物のさくらをよく知るすみれと違い、夜叉と真宮寺さくらを見分けられなかったのも仕方のないことである。



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