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4WDの編集履歴

2020-04-26 18:24:27 バージョン

4WD

ふぉーうぃーるどらいぶ

自動車の駆動方式の一つ。

概要

前輪、後輪の両方を駆動する方式。読み方は「よんだぶりゅでぃー」。「四輪駆動」も同義で「AWD(総輪駆動)」と言い換えられることもある。


この種の自動車は早くも19世紀には登場しており、日本で量産されたのは日本陸軍が軍用車として運用した九五式小型乗用車(くろがね四起)が最初。現在の隆盛はアメリカ陸軍が運用したジープに端を発し、第二次世界大戦後、各国で同様の機構を用い不整地走行に重点を置いた、現在SUVと言われる車種(ランドローバーランドクルーザーパジェロ等)が各国で開発され民間にも受け入れられた。


その後1972年に富士重工業レオーネエステートバン4WDを発売、前輪駆動乗用車を4WD化することでオフロードとオンロードの走行性能を一定水準で両立させることに成功、現在クロスオーバーSUVと言われるジャンルの先駆けとなり、1980年代には四輪駆動の乗用車が一般化することとなった。


4WDを採用している自動車には、大きく分けると3種類がある。


1.主にオフロードでの走行に威力を発揮するクロスカントリー志向の車種(SUV車、軍用車両や建設機械、トラクター軽トラなどがこれ)

2.雪道や凍結路での走りやすさを求めたいわゆる「生活四駆」。かつては滑ってから後輪を動かす受動的なものであったが、近年は滑りを予測し、舗装路でも積極的に後輪を動かすタイプが増加している(通常の乗用車に設定されている4WDグレードの多くはこれ)。

3.舗装道路において強大なエンジンのトルクを路面に伝えるために四輪駆動を採用したハイパワー・ハイスピード志向の車種(ランエボGT-Rなど一部のスポーツカー


なおスバル車以外のクロスオーバーSUVは基本的に2.の方式だが、中には二輪駆動のクロスオーバーSUVもある(機能性よりマーケティング重視のジャンルであるためだが、通常の前輪駆動車の最低地上高を上げただけでも雪道や荒れた路面で走行しやすくなる効果が見込めるので「カッコだけ」とも言い切れない)。


4WDは2WDに比べて機構を追加する必要があるため車両重量が重く、さらに駆動損失も増えるため燃費が悪い傾向にある。またオフロードでは効果を発揮する四輪駆動だが、機構によっては舗装道での路面追従性や乗り心地に悪影響を与えることもある。そのため、通常は二輪駆動で必要時にのみ四輪駆動に切り替える車種も多い。


他の駆動方式

  1. FF→前輪駆動
  2. FR→フロントエンジン・リヤドライブ
  3. MR→ミッドシップエンジン・リアドライブ
  4. RR→リアエンジン・リアドライブ

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