町田市

まちだし

東京都南西部に存在する市。

概要

東京都多摩地域の南部にある市。人口約42万人。

西東京では立川市に並ぶ大都市であり、いわゆるベッドタウンとしての要素が非常に強い都市である。

後述のように市域が南西側を流れる「境川」に沿って東西に細長く、主要な市域は南部に集中している。東は東名高速道路「横浜町田IC」付近、西は圏央道高尾山IC（八王子市）や城山湖（相模原市）付近に達し、また西部の国道16号線付近では、上記両市に挟まれる形で500m程度の幅しかないところも存在する。

市内の鉄道路線は、北東～南西を貫く形で小田急線、南東～北東の市域に並行する形でJR横浜線、さらに南東部に東急田園都市線が存在する。ただし、JR横浜線は町田駅以北の区間はほとんど隣接の相模原市を通っている。

また、中心街に存在する小田急線町田駅は新宿駅に次ぐ小田急電鉄2位の乗降数を持っており、またJR横浜線も国鉄時代には数少ない黒字線として知られ、現在も利用客が非常に多い。

路線バスはほぼ全域が神奈中バスのエリアであり、一部の路線では日本では珍しい連接バスが使用されている。

現在の市域は廃藩置県後しばらく神奈川県に属していたが1893年に東京府（→東京都）へ移管された。地図をご覧のとおり町田市域だけが神奈川県に食い込んでいる形になっており、現在も「神奈川県町田市」呼ばわりされることがあるとかないとか。（参考）

実際にとある大手外食企業では、クーポン券の利用可能エリアが「神奈川県と東京都町田市の全店で有効」、逆に「町田市を除く東京都・千葉県・埼玉県の全店で有効」と、完全に神奈川県の一部として扱われているケースも存在する。

上記のような地理関係もあり、経済圏としては横浜市北部や相模原市の一部として考えている企業も存在するようである。

実は、東京都で唯一横浜市に面している自治体である。その横浜市との境目の一部には、玉川学園が跨っている。