概要
東京都町田市鶴間三丁目にある東急電鉄田園都市線の駅(DT25)。
1976年に南町田駅として開業。東京都最南端の駅である。
駅名はかつて存在した南多摩郡南村(1954年に当時の同郡町田町へ編入)から取られた。駅北側には「南町田」という地名もあるが、区画整理で誕生した地名で、もともと当駅所在地の周辺の大字は「鶴間」だった。この鶴間地区は、東〜南側を横浜市緑区・旭区・瀬谷区、西側を神奈川県大和市に挟まれた地区となっている。
東名高速道路横浜町田インターも近く、1999年までは東名高速バスの『東名横浜』バス停も存在し、当駅と若葉台中央を結ぶ神奈川中央交通【南01】でアクセスしていたが、当該バス停廃止時点で、停車する東名高速バス急行便の本数自体がごく少なかったこともあり、以後【南01】の本数も減り、現在は土休日1回きりの免許維持路線である。
2000年には駅前に東急グループのショッピングモール「グランベリーモール」が開業。駅周辺の再開発事業に合わせ2017年に一旦、休業閉鎖され、駅舎の改修とも合わせて「南町田グランベリーパーク」として整備工事が開始される。
そして2019年11月にリニューアルオープンした。
駅の方は開業日前の10月1日のダイヤ改正を以って、駅名を現在の南町田グランベリーパークに改称。
同日の改正に合わせ、それまでは土休日ダイヤでのみ停車していた急行が、平日も停車するようになっている(準急はもともと平日も停車していた)。
旧駅名標の一つは記念碑としてモール内の通路の壁に移設された。
駅北側に国道16号が走っており、町田立体開通後は北口ロータリー開設など渋滞が緩和されて道路事情は劇的に改善した。
北口ロータリーからは一般路線バス、羽田空港や成田空港方面へのリムジンバスが発着する。
一般路線バスは神奈中のみだが、開業当時からある前述の【南01】に加え、長津田駅への【津01】、町田バスセンターへの【町89】、マークスプリングスに向かう【南02・03】が乗り入れる。
駅構造
相対式2面2線の掘割駅で営業列車全列車が停車。
駅名変更後の現在は、モール内に関連施設がありシンボルキャラクターにもなっているスヌーピーのオブジェなどが置かれている。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は45,095人である。
- 2020年(令和3年)度ではコロナ禍の影響で利用者が減ったものの、グランベリーモールリニューアルの影響で2021年(令和3年)度では2018年(平成30年)度より上回っている。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 31,795人 |
2009年(平成21年)度 | 31,508人 |
2010年(平成22年)度 | 31,562人 |
2011年(平成23年)度 | 31,902人 |
2012年(平成24年)度 | 32,826人 |
2013年(平成25年)度 | 33,999人 |
2014年(平成26年)度 | 33,677人 |
2015年(平成27年)度 | 34,030人 |
2016年(平成28年)度 | 34,308人 |
2017年(平成29年)度 | 29,415人 |
2018年(平成30年)度 | 30,209人 |
2019年(令和元年)度 | 40,084人 |
2020年(令和2年)度 | 34,329人 |
2021年(令和3年)度 | 37,963人 |
2022年(令和4年)度 | 42,591人 |
2023年(令和5年)度 | 45,095人 |