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烏丸蓮耶の編集履歴

2020-04-28 03:23:53 バージョン

烏丸蓮耶

からすまれんや

烏丸蓮耶とは、漫画『名探偵コナン』に登場するキャラクターである。

概要

今から数十年程前に謎の死を遂げた大富豪。年齢は40年前の時点で100歳を超えていたとされる。

その素顔は不明だが、シルエットは首筋まで伸びた髪と高い鼻、そしてやや肥満気味な体型が特徴的。右手には杖を持ち、左肩には自身の紋章にもなっているカラスらしき鳥を乗せている。


莫大な量の財産を所有する名の知れた資産家であり、とある山奥に洋館「黄昏の館」という別荘の扉、床、手すり、食器、チェスの駒からトランプにいたるまで全て彼の特注品で、それら全てに先程のカラスをあしらった紋章が刻まれていた。


作中にて

今から40年前、余命幾ばくも無い烏丸は、母親から受け継いだこの「黄昏の館」に隠された財宝を一目見る為、大量の考古学者を雇い調査させる。だが考古学者達はなかなかその手掛かりを見つけることが出来ず、死期が迫り焦っていた烏丸は見せしめとして考古学者達を一人一人殺害していく。その後、結局財宝を見つけ出す事は出来ず、それから20年の間に烏丸は謎の死を遂げ烏丸家自体も衰退。館は烏丸家の手から離れ、至る所に飛び散った血飛沫を残し、この惨劇は人知れず闇に葬られる。


だが事件から20年が経ち、惨殺された考古学者の1人千間恭介の娘であり探偵千間降代は生前父が残した手紙から、その惨劇と財宝の場所を示した暗号を知る。そしてそれを探偵仲間の大上祝善に漏らしてしまい、大上は財宝を求め館を購入。自分達だけではその暗号は解けなかった為、怪盗キッドの名を使い毛利小五郎ら探偵達を招集させる事となる。


しかし大上が財宝に目がくらみ、かつての烏丸の様に探偵達の殺害を目論んだ為、千間は探偵達に探索させつつも大上を止める唯一の方法として彼を殺害。その後、千間自身も自分が殺された様に偽装するが最終的にコナンを始めとした探偵達の作戦に裏をかかれ、烏丸が行った惨殺事件とこの一連の計画について明らかにした。


ちなみに、犯行がバレる前に千間が正体を隠し犯人として探偵達に烏丸の詳細を伝えた際には「半世紀前に99歳で他界し、それから10年後、財界の著名人達がその死を偲ぶ会と銘打って彼の遺品である美術品のオークションを開催。その際、時を同じくして館に辿り着いた2人の遭難者が持ち込んだマリファナらしき薬草が原因で殺し合いが発生。死者8名と昏睡者10名を残し2人は美術品と共に消えていった。」と語っているが、これは千間が探偵達を心理的に追い込むために父親の残した暗号を元に作った作り話であり、作中でもコナン達の手によって否定されている。


財宝の正体については、当初はコナンが暗号を解いて見つけた純金の壁掛け時計の事を指しているかと思われたが、その時計は財宝を浮かび上がらせるスイッチにすぎず、実際はそれを取り外した事で館の外壁が剥がれ、館そのものが千億以上の純金で出来ている事が明らかとなった。



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正体


























まさかそれって…!



その正体は、黒の組織のトップであるあの方


17年前にアメリカのホテルで資産家のアマンダ・ヒューズと共に何者かに殺害された羽田浩司が、元は「PUT ON MASCARA」と印刷されていた手鏡を人為的に割り残した「P T O N」は、犯人に瞬時に判断されないために残したものであり、重要だったのは切り取られた「U M A S C A R A」。

当初、コナン沖矢昴は、「ラム」の正体に繋がる手がかりとされるフレーズ「ASACA RUM」と推理したが、後に工藤優作と沖矢昴が「ASACA」と「RUM」の二つに分けるのではなく、一つの名称になると推理した結果、「CARASUMA」の名称が浮上。

優作はコナンに「日本で最も強大な人物を敵に回そうとしている」と示唆している。



組織との関連

  • 黒の組織のメールアドレス「#969#6261」をプッシュ音付きの携帯電話で打ち込むと、烏丸が紋章にしていた鳥「カラス」について歌った童謡「七つの子」のメロディとなる。
  • 71歳のピスコが「長年仕えた」と語っており、それなりに歳を取っている人物だと予測され高齢の烏丸はその条件に見事に当てはまっていた。
  • 黒の組織は半世紀前から極秘プロジェクトを進めており、同時期に烏丸は死期が迫り焦っていたり、大量の考古学者達を雇い母の財産を見つけようとしている。
  • 宮野明美は黒の組織の構成員達が着ている服を「カラスのような黒い服」と表現している。
  • 過去にコナンも黒の組織を「あのカラスの軍団」と表現した事がある。
  • 原作では黒の組織がメインとなる長編になると、カラスのカットが入る事が度々あった。
  • 劇場版『純黒の悪夢』の黒の組織の解説シーンで、カラスが飛び交うシーンが出てくる。

など彼にまつわる様々な要素が描写されていた為、あの方の候補としては最有力候補とされ常に考察議論で名前が挙がる人物だった。


また原作者の青山剛昌氏は2006年1月の新聞のインタビューにて、既に単行本が53巻File9「光るトンカチの正体」まで発表されている時点で対談した佐藤健に対し、「実は(黒の組織の)ボスの名前(フルネーム)は既に原作のどこかにでている。探してみて下さい。」とのコメントを残しており30巻に名前が出てきた烏丸はその条件に合致していた。


だがもし本当に烏丸が生きていた場合、現在140歳以上の年齢となっており、その数字は現実世界はおろかコナン達の世界でも類を見ない超長寿的な存在となる。

また「コナンや灰原同様、APTX4869を飲んで若返った」「烏丸蓮耶の名は世襲制」「他の誰かが烏丸蓮耶に成りすましている」などファン達の間では様々な説が挙げられているが、今現在その真意は不明なままであり、あの方=烏丸蓮耶と分かった以外は依然その正体は謎に包まれている。


これについて青山氏は烏丸こそがあの方であると明言しており、「あの方の名が烏丸蓮耶」という事は確定事項な模様。

ちなみにその解説はあの方の正体が発覚する見開きページのペン入れ中に語られ、その様子はアプリ「サンデーうぇぶり」内で約20分程の動画として配信されている。


このシーンは「歴史的シーン」と題され、この回が掲載されたサンデーでは「ついに辿りついた組織のボスの正体ー!」というフレーズまでついた。

またバーボンなど潜入組(スパイ)は意図的に描かれていない事が明かされており、烏丸と共に描かれているジンウォッカベルモットキャンティコルンはスパイではない事も判明した。


動画内で青山氏は「(あの方の正体が)バレなかったね」と語りつつも「ネットでは烏丸っていう人もいた」と発言しネット上の推理を読んでいた様子。

また毎年、青山氏にあの方の正体を予想した年賀状を送るという行為が一部のファンの中で行われており、その中で正体が烏丸だと当てる者もおり、それについては当たっていると返事を書こうか考えたが周りから止められ、それらについてはスルーすることになったという。

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