来歴
人物
本人はコメントも含めメディアに露出がほとんどなく、親交があるとり・みきやゆうきまさみ、米田仁士らの漫画のキャラクターとして髭の生えたメカクレ青年として登場した姿が知られている。
1990年代にアスキーの出版部門が発行していたTRPG雑誌『LOGOUT』において、短期間ではあるがイラストコラムを連載しており、当時は上京の際に牛久大仏が見える場所に住んでいたことがわかっている。
小説作品の挿画・カバーイラスト、ゲーム作品のキャラクター(モンスター)デザイン・イメージイラスト等で幅広く活動しており、デビュー当初は漫画作品も発表していたがロボット漫画である『カペルドーニャの鉄騎士』以外は単行本化されていない。
自身がPC版を遊んでいたという、ファミコン用に良移植されたコンピューターRPGの金字塔『wizardry』のキャラクターデザイナーとして有名となり、その端正なイラストは海外では元々モンティ・パイソンなどパロディ要素が多かった、このゲームの印象をシリアスなものに変えてしまった。
(なお強敵であることで知られる悪魔の道化師フラックを、自身でイラストを描くまでやたら強いカエル(フロッグ)だと思っていたというネタを当時のゲーム誌で答えている。)
出渕裕の紹介で、重度のWizフリークであったアニメ監督押井守と交友を持つことになり、押井の処女小説である『機動警察パトレイバー』の映画版ノベライズのイラストを担当した。
その後も押井にはシリアスなデザインが必要となるたびに呼ばれ、『鋼鉄の猟犬』『ガルム・ウォーズ』『舞台鉄人28号』『めざめの方舟』などにデザインを提供している。
代表作
小説
アニメ
実写
- ガルム・ウォーズ
- 舞台鉄人28号
※2010年代までスーパー戦隊シリーズのデザインを行っていたいちごはうすの一員といわれていたが、デザイン画集『百化繚乱』で否定された。
ゲーム
作品集
- カペルドーニャの鉄騎士 ※唯一の漫画単行本
- WIZARDRY WORKS
- 迷宮 末弥純 Interactive Museum ※CD-ROM
- Wizardry EXCEED~末弥純の世界~
- 末弥純画集 玄
- 末弥純画集 魄
- 末弥純 グイン・サーガ画集
- 末弥純画集 烈妖月
- 末弥純画集 ウィザードリィ