MT46
えむてぃーよんじゅうろくがたしゅでんどうき
国鉄の電車で使用された主電動機の1つ。
概要
国鉄の新性能電車で初めて採用された電動機。しかし、全電動車編成を組むことが前提のモーターだったため、熱容量が小さく、頻繁に行われる加減速に対応できない、急行型では登坂性能が悪いという問題点があがったため、103系や113系以降では採用されなくなった。しかし、廃車発生品の流用は多く見られる。
このモーターは直流モーターで、制御にはもっぱら抵抗制御が使われた。
性能
出力
端子電圧375Vのとき、出力100kW。
回転数
定格回転数は1860rpm、許容回転数は4320rpm。
この結果、101系では定格速度67km/hを実現している。
採用例
採用後まもなくMT54に移行したため、新造車での採用例は少ない。太字は現役、斜体は定期運用なし。
この他、えちぜん鉄道と福井鉄道に多数の採用例があるが、廃車や主電動機換装などにより現存するのはえちぜん鉄道のMC5001形と福井鉄道の200形のみである。